源氏物語?をほうふつとさせる古典の王道や神道をふまえながら、人と神の恋愛を描く和風ファンタジーです。どこまでも日本的でありながら独特の世界観を形成しています。理路整然としながら情感ある文章も魅力的です。
どの作品にも独特な恐さと残酷さをもつ八島さんの作品のなかでもこれが一番好きです。がんばってください!
耽美で妖艶、なのにどこまでも上品な文体。性の倒錯、行間からにじみでるような頽廃は作中に出てくる女でも男でもない摩訶不思議な生き物の生態をあらわしているかのよう。危険と知っていても侍っていたいと思っ…続きを読む
ですます調の敬体で綴られる本作品。それ自体結構レアで、惹かれるものがあります。実際この物語の世界観を支える重要なファクターになっていると思います。美しいけど、どこか影がある・・・・・・これは…続きを読む
古代日本らしき世界を舞台にした耽美ホラーです。虹色の水でできた王族や厳しい身分制度、奴隷・・・時代小説とはまた違う独特な世界観を持っていて引き込まれてしまいます。本文そのものが壮大な叙事詩なのか…続きを読む
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