「だがしかし事実である」を含む小説

事実は小説よりも奇なり、現在と過去に存在する人々の（残留）思念から生まれ出ているであろう空間社会に基づいた小説が好きです。

《アエテルタニス・ファンタジア》に参加するべく書いた短編。 女神が黙して語らぬ事実は、如何なる意味を持つのか。 決して人には分らない事柄であるが故に、人は悩み、もがき、疑う。 …

　 　何に対しても無気力だった少年”角谷宏信”。 　彼は家出の途中に偶然にも、お金の対価として時間を巻きもどすことができる能力を手に入れる。 　そして、これから訪れる絶望的な事…

ある夏の日の夜。いつもと変わらぬ塾の帰るさ、私は通行を禁止されている近道を行くことに決めた。近道は暗然とした森の木々に覆われており、人の気配がなかった。私は引き返すべきだった。後…

幼少期、 生死を彷徨った男性は、夢の中である少女と出会った。 そこは、知らない病室、長い廊下……。 少女との夢が男の記憶の始まりであった。 そして、知らない家族、ワケのわからない…

容姿端麗にして名のある貴族の三男であり、近衛騎士として皇帝を守り、婚約者との婚姻の準備が進められていた幼馴染。しかし彼は、なされた革命により全てを失った――左目と、婚約者と、近衛…

自主企画イベント「夏だよ　一つのプロットで文体見せ合いっこ！」への参加作品です。 夏の暑い日、仕事に疲れたアキオ君が新妻の待つ家へ帰ってご飯を食べる話です。 以下閲覧の注意点…

主観で見ただけの今通ってる学校の過去から現状について

これは、私の身に起こった実話です。 私たちの会話などは若干脚色してありますが、内容は事実です。 辛くも、不思議な出来事があったということを残したくて、小説にしました。

昭和の真っ只中、会社員だった夫。 家庭に携帯電話が普及していなかった頃から、夫の会社人生と共に妻が書いてきた手紙です。 結婚後、夫の親族への便り、夫の勤務先の上司や部下への便り等…

■■■重要■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ 2020.4.2 追記 この作品は初小説であり下記の通り全面改訂の上書籍化もされていますが、改めて自分で見てみると「なんだ…

しがない調査員・ソリガチは美しすぎる評論家・阿久津世紀の調査を依頼され、彼が主宰するワークショップに参加するうちにいくつかの奇妙な体験をする羽目になる。同僚の怒りっぽい女の子やコ…

──狼禍症。人間を生きながらに人鬼へ化す凶病に、世界は喘いでいた。 　とある狼禍症集団感染事件を捜査する警部・鵜流辺は、不審な手紙に導かれ、謎めいた少女、ライアと出会う。そして、…

月明かりの下、深夜に一人で煙草を吸うのが趣味だった主人公は、同じように煙草を吸う女性に出会う。 夜空の下でのみ、一服の数分間の時をともに過ごす二人。 逢瀬を重ねる度に主人公は彼女…

時は〈現代〉。 念動発火の異能を持つひねくれ放火魔少年・鮫島朱空は、突然現れた運命的かつ非日常的超絶美女・日向水蜜にスカウトを受ける。政府の諜報員である彼女が所属する研究機関に来…

政治的なニュースをマスコミが伝えない　まったく別の事実があると勝手に創作したショートショートです。

■　結末までのネタバレを含むあらすじ 　体内の糖分を加速する力に変える異能力を持つ少女、天道アキは、フロンティア第１１地区―通称アクセル地区―の『運び屋』として日々配達をこなし…

ある野良猫が交通事故死。しかし、タダでは終わらなかった……。 ほぼ同時期同時刻、異世界にてアリス・センチュリオンによる使い魔召喚術が使用され、野良猫は使い魔として転生する。野良故…

仕事の成績が良くなく、気晴らしに観覧車乗った主人公。 だがそこは観覧車などではなく、馴染みの景色が広がる。私の知らなかった事実と優しさ

都内の高校に通う高校生・高科章は、ド貧乏ながら平穏な毎日を送っていた。たったひとりの家族・母親に苦労をかけまいと、バイトをしながらいつしか独り立ちできる日を目指す。 ある日、図…