「史実？」を含む小説

　『考証者』と『時渡』――それは、歴史を正す役目を負う者だ。 　数年前、それは書籍の記述から始まった。 　歴史書、古文書、そうした時代を伝える書物の記述が、突然、書き換わって…

時代は平安時代末期から鎌倉時代前期。貴族政治は大いに乱れて武士が台頭してゆく中で、近衛天皇の皇后次いで二条天皇の后となった『二代の后』太皇太后・藤原多子に仕えた悪役女房、小侍従が…

新選組影の実力者、斎藤一。 "無敵の剣"と言わしめた彼が追い求めるべき誠とは。 そして、彼が目撃した真の強さとは。 ※作品について※ ・本編は史実を元に構想した架空の物…

神明裁判を行う国が多い中、ロスティランゼ王国の中央部では法整備が進み、事実と証拠に基づく裁判が導入されている。 ハルシア＝ウィスティーは一方的に婚約を破棄された悔しさから、男装…

玉那覇クレアは工学部2年の女子大生。ゴシックロリータファッションを愛するごく普通（と本人は思っている）の19歳だ。 ある日、駅前で配れたチラシを受け取ったことがきかっけで、世界を…

戦乱の五胡十六国時代。奴隷から身を起こし、皇帝にまで駆け上がった英雄がいた。その名は石勒！史実に燦然と輝く成り上がり英雄譚、ついに開幕。

１２世紀フランス、ゴシック建築の創始者といわれる聖ドニ修道院長シュジェールと二代にわたる国王の物語です。 同じ修道院で学んだ友人同士の片方が国王と なり、もう片方がその菩提寺の長…

前世でヒロインに似た男を救い乙女ゲーム『恋歌物語』に転生してしまった　芦屋　光弘 。 ゲームの世界は、平安陰陽師を中心とする権力と愛、人と妖が混在する雅な世界だった。 異世界転…

才谷梅太郎が坂本龍馬を語るという不可思議な物語です。なるべく史実に則って書きますが、時系列がぐちゃぐちゃになる可能性もあります。よろしくお願いいたします。

沈着冷静、頭脳明晰。いつもクールで感情を表に出さない大久保利通にはたった二人だけ感情をぶつけることのできる相手がいた。その二人こそ西郷隆盛と木戸孝允である。しかしその二人に向けら…

平安時代初期、ふたりの男がその後の世を支える原動力となってゆく、史実に基づいた本格的歴史小説 《前編》桓武天皇亡きあと、藤原四家の覇権争いの中、若き北家の良房が頼りにできるのは、…

これは、武州川越にあった不思議なお話。 ※本作品では三重県にも「川越」という地名があることから埼玉県の川越を「武州川越」と表現しています。 ※絵本や児童文学としての出版を希望…

戊辰戦争が本格内戦になって、維新政府が頓挫した世界線です。 明治維新が頓挫した、緩やかな連合態勢に留まらざるを得なかった架空世界の日本が挑む初の大規模対外戦争をどう乗り切るのか、…

史実を素材に妄想で料理したモノ語り。 KAC2023⑦「いいわけ」（咸臨丸のおはなし）の反響の大きさに、つい調子に乗りました。 幕末に活躍した軍艦の船生（人生）について、サクっ…

『曹操』とは、後漢王朝末期に生まれた、千年に一人の風雲児であった。 そして三国志の覇者でもあった。 悪役として描かれることの多い人だが、俺はそんな曹操の多熱的な生涯と、革新的な価…

一九四二年一二月八日より開戦したアジア・太平洋戦争。 その戦争に人生を揺さぶられたとあるパイロットのお話。 この話を読んで、より戦争への理解を深めていただければ幸いです。 ※一…

今回も史実でお届けします。 ワタシは、幕末活躍した咸臨丸。 知り合いには、勝海舟、福沢諭吉、ジョン万次郎がいるわ。

登場する「不幸」は史実です 小さな藩の勘定方の家の次男坊。 藩のために新しい知識を学ぼうと頑張ったのに！ 不幸なことが立て続けに起きて……。

　傭兵団体アナグマの工作員は大陸の各地に潜む。表向きには宗教団体エルモとして各地の礼拝堂を運営しながら、些細な介入で各国のパワーバランスを維持し続けてきた。 　薄氷の上に築かれ…

維新後の新時代。家族のように育った美冬と拾われた秋人はある秘密と事件により仲違いをしてしまう。 道を分かち、戦争に歩みを進める世界に翻弄されつつも二人を繋ぐのはかつての思い出だっ…