「ファンタジー百合 ガールズラブ」を含む小説

白い花が咲き乱れる、月明かりに照らされた庭園。その中心のベンチで、二人の少女が寄り添い合っていた。彼女らの睦言は花の香りのように甘く、その瞳にはドリームキャッチャーの文様が。毎夜…

山奥の村にひっそりと暮らしていた盲目の少女、ルシエーナ。ある霧の深い日に、謎めいた男装の麗人、フィナヴァ―と心を通わせたことで、彼女の人生は一変する。フィナヴァ―は王国のスパイで…

偉大な魔法使いの家系でありながら、才能に恵まれなかったエーフィー。 ある日、学院室の呼び出しに馳せ参じた彼女だったが、のっけからとんでもないことを告げられてしまう。 「貴方…

プリンセスを虐めた家族の次女である『あたし』を死刑にしたのは血の繋がらない義妹（プリンセス）。しかし、世界が一巡したことによって義妹を虐め始める前の時間に『あたし』は戻っていた。…

人工の身体『全身霊義肢』を持つ少女・白羽紗羅は、現実世界の裏側で繰り広げられる怪異『妖』との戦いに身を委ねてゆく。 感覚が判らない彼女にとって、世界は酷く淡泊だった。 霊能者た…

実家のある東京から遠く離れた安久路市という街に移住して来た綾辻麻緒。彼女は普通の女子高生だが、ある日、悪魔という化け物が蠢く鏡の中の世界に入ってしまう。 そこで覚醒した能力。悪魔…

ある日、世界中のみんなの身体の一部が 無くなった。 無くなった部分は様々で、心臓や脳を 奪われた人は皆死んでいった。 人々は自身の失った身体の部分を異常に 欲しがるようになり、 …

初めて書いた百合小説です。

「殺伐感情戦線」の「翼」に参加させていただきました。 第二次性徴を迎えるのとほぼ同時に、背中から翼が生えてきた少女・琴美。高校生になった彼女は、成長と共に大きくなったその翼を…

古来より、この世界にすむ人間や生物には皆、魔力の核と呼ばれるものをその身に宿している。 人々は、この核をもとにして、様々な事象を発生させる――『魔法』 その『魔法』を扱う人――『…

お姫様であるグレアは、１５歳を迎えようとしていた。腹違いの家族からは嫌われつつも、持ち前の器量の良さと美しい容姿で、前向きに生活している。そんなある日、王国にピンチが訪れようとし…

神に見棄てられた街で強く生きる女性たちの物語 ※女マフィアの百合の話です

普通の女子高生、大庭菜々子は友達と下校した際、車にぶつかって死亡する。 彼女が目を覚ますと薄暗い空間の中、神様と名乗る幼女が現れ、「異世界に転生させてやる」と言う。このまま死ぬよ…

大人になるって、ブランコに乗らなくなること。 大人になるって、ワクワクを探さなくなること。 そんなのクソ喰らえって中指を立てて、私達は綺麗なまま地球の終わりを受け入れる事にしまし…

肉繭を破って目覚めた『蝶々』は、『月』と名乗る不死者に世話を受け、蝶々は自分が記憶を失っている事に気づく。月によると、蝶々もまた不死者であり、大きな脳の損傷を受けて生まれ変わった…

大学生の九条美咲は人生に絶望していた。 今までは敷かれたレールの上を上手く走れれば評価されてきた。 その理屈も、どうすれば評価されるかも分かっていた。 身を粉にし、部活では部員の…

魔界は荒れ果て、砂漠地帯が広がる。それなのに、一輪の白い花が健気に咲いている。 ――なぜ、私は生きているのだろう。 世界は、何の能力を持たない人間が暮らす人間界 　　　　神とい…

　ステラ・ヴァイスは、ある失態が原因で辺境へと左遷される。 　極東に存在する辺境伯が治める土地――ナカトミ。 　そこで出会ったのは、黒髪の若く美しき女領主、ルカであった。 　二人…

「キミ、魔法は使えるの？」 「使えません」 「じゃ、私のボディーガードになりなさい」 魔女にそう言われました。 異世界モノでGLが書きたかったので書きました。 誤…

人類の殆どが壊滅した星。そこに君臨する少女たちと生き残った人間たちの話。短編の「ふたりの星」の続きに当たります。 少しだけ続くエピローグのような感じです。