「純文学 花」を含む小説

淡 湊世花がツイッター上で掲載していた 140字のSSをまとめたものです。 #テキトーなタイトル呟いたら誰かが引用RTで内容をつける #創作試験問題 など、タグを活用させていた…

花の命は短いものである。 依子は人が嫌いであった。 しかし、花や鳥。自然のものに対しては美しい心の持ち主であった。 そこに現れた一人の少女。そして変わる心と生活。

私は、普段姿の見えないあいつが見えていることに気がついた。ひとつの体に交代で暮らす私とあいつは、催眠療法士の作った心の迷路の中にいた。 「寝ている間にすみません。基本的に体にはひ…

夏の想い出は残るものでしょう。

大学の先輩、真由の誕生日に酒を奢りにきた亜紀斗。 上機嫌な真由先輩は、ある程度酒が入ってくると、こう言った。

春夏秋冬、君に焦がれた。 春は桜を待つ愚か者。 夏は男を愛した梔。 秋は輪郭のない金木犀の亡霊。 冬は首の落ちた椿。 男が愛した。女は愛された？ ちがう。それは、きっと……。

植物しか愛せない大学生の慎太郎は、大学で、蓮のような傷を持つ明日香に出会う。 植物しか愛せない――それでも人間を愛したい慎太郎は、明日香に話しかける。 しかし、蓮のような傷がコン…

杉三シリーズ恋愛編、第一部です。 主に、水穂と彼を取り巻く女性の話を書いていきたいと思います。 性格には蘭が仕掛けた罠ですが、、、。 恋愛といっても泥沼にはならないように心がけて…

ふと目が覚めた青年は世界の全てに違和感を感じた。その『目』に映るのは、黒く短い手足と四畳半の片隅に転がる『自分』の姿だった。ふたりが紡ぐ孤独と再生の物語。

妻が妊娠をして、そこからの微妙な変化を書いてみました。

大正時代をモチーフにした世界。ここでは鉱石が薬として取り扱われている。 極楽堂鉱石薬店は鉱石薬を取り扱う店で、女主人の極楽院 奈落が祖父からその店を引き継ぎ切り盛りしていた。 あ…

雪虫が舞う10月下旬の繁華街。白幡瑶子は今日も4年前に親から相続してしまった借金返済の為に繁華街で花を売るーつまり風俗だ。 そんな瑶子にある日恋の訪れが。しかし、夜は繁華街で…

この花火が終わったら。 わたしはあなたに別れを告げると決めた。 夜空にあがったキャンバスから、その色彩が剥がれ落ちるまで。 わたしは、あなたとの日々を見ている。 ※マグネット様…

花と、少女物語の、記憶についての、幾つかの覚書。

　アザミの花言葉は人間嫌い。 　彼女に似合いの花だと思った。 　だけど、その花の代わりに――君が嫌う人間に死を。 　ささやかで穏やかな居場所を得る対価に、君の望みを叶えよう。

もういい歳の私はいつになったらもらってもらえるの そんなある日同棲することに！？ 儚くせつない短編ストーリー ふと思いたったものをばーって書いたので　誤字脱字　事実…

故郷の福井から送られた水仙の花をめぐる、男と女の、夕食。 窪田涼子様と水城雄様に朗読していただきました。ぜひに。 朗読とピアノ「水仙」 https://www.youtube.…

月下美人が、咲いた。

少年から祖母への愛と、生きる理由の話。

突然近づいてきた須川は、不思議なくらい自分に優しかった。繊細で詩的な心を持つ主人公が出会った、おしゃれな青年須川。切なくも愛おしい２人だけの幸せが今始まる。