概要
離れて欲しくない弱気
故郷の福井から送られた水仙の花をめぐる、男と女の、夕食。
窪田涼子様と水城雄様に朗読していただきました。ぜひに。
朗読とピアノ「水仙」
https://www.youtube.com/watch?v=wuW89bwQ4Qo
窪田涼子様と水城雄様に朗読していただきました。ぜひに。
朗読とピアノ「水仙」
https://www.youtube.com/watch?v=wuW89bwQ4Qo
純文学ばかりですが、応援してくれたら、文章で感謝を倍返ししますね。文フリ大阪でも会いましょう。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!可憐さと毒と、相反する二面性
同居人に対する突き放した残酷さと愛情のようなものが渾然としていて、人間はとても一面だけではわからないのだと、ひやりとする作品。
いやもう、ひやっとするので、読んでみてください。
水仙の可憐な姿と香り、それでいて毒を持つ二面性が、メタファーとなっていて鮮やか。
同居人のことをひたすら足が臭いと心の中でこき下ろし、両足を切り落とせないかとまで考える。その割に一緒に料理も作るし、車椅子生活になったら世話をするつもりでいる。
たぶんこの主人公は、外面はとてもやさしい。外見に似合わない毒を秘めているのは水仙と同じ。
でも、その毒の部分は、本人すら思い出しては忘れを繰り返すのでしょう。
水仙の、そし…続きを読む