140字の淡くて儚い物語集
淡 湊世花
孤独の城、蝶の宴
金で買われる身としては、この店は牢屋ではなく家だっだ。外の世界の女どもが、私たちを
「お千、ご覧、わっちのお得意さんからだえ」
姐さんの手には、美しい飴菓子の蝶。
「楽しいねぇ、普通に生きてたら味わえなかったよ」
そうやって笑い合う娼婦達は、天女の如く美しい。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます