「大震災」を含む小説

戦後間もなく、東京周辺三十三カ所に突如出現した異空間。 〈こちら〉とは全く違う法則に支配された場所に繋がる「そこ」は〈不可知領域〉と命名され、いつしか〈迷宮〉と通称されるようにな…

2011.3.11……東日本大震災…… あの大津波の映像を見ながら、これは絶対に忘れるはずはないと思っていたのに、3年後の2014年……、カーラジオから聞こえたパーソナリティの…

阪神・淡路大震災から２１年目。その追悼童話です。 全編、ねこ目線。 地震描写・生き物の死の描写があります。 ２２年前、あの震災でなくなった多くのかたと、 ２４年生きてくれたわた…

鼠、ミミズ、ヤモリ、糸車の４短編です。 鼠は横須賀の猿島で徴用され猿島で死んだ朝鮮人の幽霊を見た物語、朝鮮半島の歴史に同情的に描いておりますが、今は全く正反対の感情を持っておりま…

行本遥子（ヨーコ）は絶望にくれていた。第二次関東大震災で最愛の幼馴染・館山徹太（テツタ）を目の前で失ったからだ。 プレハブ仕立ての映画館でテツタの見たがっていたアメコミ映画を見…

そのテレビ局には、奇妙なマニュアルが有る。何らかの惨劇が起きたときも、通常放送を続けるというマニュアルだ。

かつて一番低いと言われていた『山』は、その地位を奪われ二番に甘んじていた。 ところが、東日本大震災で津波の直撃を受けた『山』は・・・・はたしてどうなったのか！？

秋田県は大仙市で行われる夏のイベント「大曲の花火」花火は儚く大輪の華を咲かせ消えうせる。五年前に起きた震災を目の当たりにした女子高生は生きる気力を失った。 時を消化する。ただそれ…

毎年夏になると約1万人が「いわき踊り」でいわき駅前大通りを練り歩く。 東日本大震災、それに続く原発事故。 放射能の恐怖に怯え、いわきを去った者、それでも残った者。 あの日以降、街…

そこは近い未来 関東大震災が起きたその後の話 日本の重要な機関が麻痺し首都東京が無くなった世界 そこで巻き起こる事件、事故…………… そして世界を巻き込んでいく大きな出来事が起…

　かつてカフカは苦しみました。 　パンの為の仕事と、全く花開く事の無い自らの文学の狭間で。 　それは今を生きる私たちにとっても同じと言えるでしょう。 　筆者もまたそうです。創…

今年三月からの猫とのやりとりで見えてきた、ニャンコの寿命。 尿路結石から、悪性シュワン腫瘍、腎不全、不自然でない程度に、作者が心にもぐりこんで「声」を聴き続けてきました。 わたく…

十年前の未曽有の大震災と原発事故で廃墟の町と化したＦ県黒草町。 高濃度の放射線に汚染され、草木も生えないこの死の町に、生存者らしき人影が写る写真がインターネットに流出した。 合成…

　百年後まで大津波から町を守るという壁の様な「巨大防潮堤」。これを黙って眺めて暮らすのか、それとも利用して暮らすのか。被災休止中の「陸泉鉄道」は元の地域交通機関として蘇る事ができ…

地震と発電所の事故の影響で閉鎖されてしまった地区に流れるラジオと、主人の帰りを待つロボットのお話です。 !! 閲覧ご注意ください !! 東日本大震災を思わせるような場面がありま…

2011/3/11東北を襲った大震災。あの津波によって大切な人を失った人達の物語。さまざまな、人間ドラマがここにある。

震災への追悼の詩です。地震に関連することがありますので、閲覧には注意してください。 あの日、あのとき。覚えている人は沢山いる。でもその中の一人一人は霞んで消えてしまう。

「常世封じ道術士 風守カオル」短編連作シリーズです。 第一章　柊の木の呪い 　庭の南西にある、魔除けの柊の木を切ってしまったために、怪異現象に襲われる男の話。 第二章　雛…

阪神淡路大震災当日に葬儀の予定だった家に向かう。瓦礫と化した街並みに呆然としつつ、災害で分けられた生と死を見つめる。

東日本大震災で私が体験した物語