「忘れたい」を含む小説

僕の名前は村上康介。多分、記憶喪失だ。 超絶美少女、一ノ瀬あおいと付き合っていることを忘れているのだから。 まったく身におぼえはないが、こんなチャンスは二度と無い！ こんなに可愛…

天白心晴は仕事中心の非常に充実していた日々を送っていた。やりがいのある仕事ができている反面、プライベートは二の次。その理由は、恋ができないから。 あの人のことは忘れようと努力し…

エリナには前世の記憶がある。 先代竜王の「仮の伴侶」であり、人間貴族であった「エリスティナ」の記憶。 先代竜王に真の番が現れてからは虐げられる日々、その末に追放され、非業の死を…

これはな、空腹で動けなくなった若者を慈悲深いウチが助けてやった時のお話や。事情を聞いたら一人暮らしをしているのに料理が出来へんと言うじゃないの。 あのなぁ「肉ジャガ作り過ぎちゃっ…

「私は雷太のことが好きよ。この世の誰よりも愛してる」ある日、当然俺こと新井 雷太の元へ俺が大好きな隣の家のお嬢様から送られてきたメッセージにはそんなことが書かれていた。 日常的…

「聖女レレーナよ、婚約破棄の上、国から追放する」 　デイルムーニ王国のために政略結婚しようと言ってきた相手が怒鳴ってくる。 「聖女と言いながら未だに何も役に立っていない奴など…

校外学習に胸踊らせる４年生の翔空（とあ）。しかし、家を出たときからなんだか忘れ物をしている気がして…？

Q.半泣きで読書感想文を書いていた子供だった癖に、大人になった今現在なにを好んで感想を書いているのか？ A.なにかしら記録しておかないと、読んだ端から内容を忘れてしまうからだよ…

冬月心花は幼少時、結婚の約束を交わした幼なじみがやりチン屑野郎になったので、約束は忘れてかつ縁も切って一人で生きていくことを誓うが──

クラスに堕天使のふりをする中二病がいるらしい。 噂を信じない主義だった私は、今朝彼女に話しかけてしまった。 家に帰る途中、筆箱を教室に忘れたことに気付いて、再び学校に向かった…

【笑わない処刑人】なんて物騒な異名をもつ少年も気がつけば凡人になっていた。８年間引きこもっていたらしく剣を振ることすらままならない。 しかし、そのことを知らない伯爵は 「学園に…

ある少年は自分が無力で、周りとの差が広まる一方な気がして、学校を休みがちになった。そして、ある出来事が、少年の運命を決定的づけた。その日、少年は、雨の中、家の近くの公園まで傘もさ…

この783文字の超短編は事実をもとにしたフィクションです。プライバシー保護のため登場人物のお名前や固有名詞は一切出しません。

夢を見た。何かを必死に追う夢。 僕はそれに追いつけない。 目が覚めて、長年忘れていた感覚がそこにはあった。___恋だった。

日本のとある都市、雨ノ森市に現れた、世界的な大怪盗　ソルシエ。 盗みの前には予告状。煌びやかな演出とともに登場して、確実に獲物をものにし派手に去る。 そして彼を捕まえようとする若…

※学生演劇で使用した脚本です。 キャスト ・桂　優木　中学三年　志望校が決まらない。　元気は取り柄。　※☆優木は一人語り ・遠藤　由香　魔法使いを目指す少女　中学三年　心やさし…

待ちに待った小学校の夏休み。僕と妹は、宿題である自由研究の題材を探している真っ最中だった。そんな中で妹が題材に選んだのは、なんと空から降ってきた一匹のおたまじゃくし。妹は、嬉しそ…

森の奥の岩窟で目覚めた男、イザーク。彼が覚えていたのはその名前と、自分が「悪い魔法使い」であることだけ。何かとても大事なことを忘れている気がして、彼は森を飛び立つ。情報を求めてや…

花火がキラキラと輝いて見えたのは私が泣いていたから。 ＊久しぶりに恋愛ものを書きました。 恋愛短編アンソロジーはこちらです。 「ラブ・ストーリー」 https://kakuy…

【カクヨムコン８ライト文芸部門（長編）中間選考突破！！】 ──その者、食にて『呪』を解き明かしたること── 　交番のお巡りさん沖田桃子は少女行方不明事件の捜索中に、…