悲しみを直視させるのではなく、寄り添うように描かれた別れが心に残る短編でした。
子どもの心の不思議さなのから、本当に気持ちが届いたのか、どちらにしてもすこし心が痛んで、優しい気持ちにさせられます。読後感に残る余韻が、ほろ苦くて、でも悪くない、味わいのあるお話でした。