事故で頭を打ち、なぜか「彼女のことだけ」を覚えていない主人公。
でも覚えてないと正直に答えたら超絶かわいい彼女が別れを切り出すかもしれない。そんな理由で始めた「覚えているフリ」。
リズミカルでコミカルな地の文の上に次々とイベントが起こり、どんどんどんどんと読むのをやめられませんでした。
綿密な心理描写によって作品世界に没入させられ、主人公たちの気持ちが伝わってくるから、彼らの感情一つひとつに自分の感情が動かされました。
読むならばぜひ最後のエピローグまで。改めてタイトルを見る、小説の楽しさを味わえます。
総括、面白かったです!