「そんなことより」を含む小説

最後の言葉は何にしよう、そんなことを考えた。終わりのお話。

　かつて世界は邪神の侵攻により滅亡の危機にあった。 　そんな絶望的な状況を救ったのが《剣聖》、《賢者》、《神槍》、《大魔法使い》の四人。 　あまりにも圧倒的、恐ろしいほどまでの理…

普通に生きているだけで、面白いことに出会ったりします。そういうことを書いた雑文。 なにかをきっかけにして思いだした、昔の記憶の記述。 そんなことを入れておきます。 雑多にいろいろ…

（現在二章完結・三章準備中） 　気が付けば見知らぬ場所に居た。ここはどこなのだろうか。なぜ自分はここにいるのだろうか。どのようにしてここに来たのだろうか。なにを思ってここを訪れ…

　現代に遺された最後の神秘――呪術が存在する世界。それはどうあっても、誰かを傷つける以外には使えない力だ。 　鴻上永代は、呪術の街《六路木》に住まう高校生。同時にプロの呪術師でも…

　「……そうね。眠れないの。もう疲れてしまったのに」 　「あなたはとても綺麗です。そうですね、あなたの言葉を借りるときっとミジンコから進化して人間になったばっかりなんです」 …

普通の中学生三枝淳二は、突然人類を救うはめとなったのですが、 本人はそんなことより、好きな人への告白の方が気になるようです。

『今市宿騒動』という題で時代物を書いた。その中で、遊郭や遊女について触れることがあった。そんなことで、『遊女物語』という題で、時代物を書こうとちょっと、資料を調べてみた。 下手な…

友達との日常は壊れない、そんなことはなかった。 主人公・飛鳥には壊せない関係がある。 その関係に終わりが訪れる、それは『はじまり』でしかなかったのだから。

俺、高橋一哉。 自分で言うのもなんだけど、ごく普通の高校二年生だ。 それが、偶然が重なって異世界に喚ばれちゃったんだよ。 そこは魔物が跋扈する世界で―― えっ、俺が救世主でこ…

天使が乙女に恋をした。女神が勇者にＫＩＳＳをする。恋に溺れた、堕愛天使（だめてんし）の神話の秘密を紐解いたら、女神が俺に恋をした。なんて話がかけたらいいのにそんなことを考えながら…

穏やかな田舎町、渡町で日々を過ごす女子高校生、夏原秋。 三年生に進級し、卒業後は地元企業へ就職・・・のハズだったのだが。 とあることが切欠で急遽、東京の大学を目指すことに。 …

過去の記憶を失った高校1年生の甘くも切ない恋物語。記憶を失ったことで性格が素に近くなり、優しくなった少年。その少年に魅かれる少女。手に入れることが全てじゃない。失うことも大切だ。…

主人公 旅打 雄吾(たびうち ゆうご)は、日本に住む27歳。フリーターで一人暮らし、肝心のアルバイトも度々辞めてしまう問題アリな男。 そんな旅打が唯一続けていることは「パチンコ・…

幹太の親友、穣は、明日旅立つ。 地球の外へ、そして宇宙のはるか先まで。 2065年、ワープなんて存在しない。軌道エレベーターは建設途中。 それでも人類は、宇宙を夢見る。 けれど…

　リリー・メイは十二歳。租界の広いお屋敷で暮らしています。甘いお菓子や綺麗な絵本、優しいお兄様に囲まれて、楽しいばかりの毎日です。 　でも、リリー・メイは可哀想な子なんだそうです…

目が覚めた「ボク」は、空を見上げた。 深い赤の天空に薄紅色の雲が流れていく。 あれ、空ってこんな色だったかな。 どうしてそんなことを思ったのだろう。 そして「ボク」は彼らと出会っ…

　私、柄本幸治は中学生の頃から長い期間、家族の元から離れて暮らしていた。そして大人になって、ようやく奈良の実家に戻ってきた。その時にはもう、母は病に冒されていた。 　父は、私が小…

桜の花びら舞い散る季節に遅めの初恋が俺にやってきた。 好きになったのは小、中、高と奇跡的に同じクラスになった幼馴染。 決死の思いで告白するも、即答で断わられる。 え、なに俺嫌われ…