「妖怪と幽霊」を含む小説

日常の中の非日常。幼い頃から人ならざるものたちに触れてきた青年、嵐。「あちら側」の住人たちは決して「こちら」とは相容れぬもの。それらは恐ろしく、悲しく、時に美しく、自らの物語を日…

私が思いついた短編達。 一つ一つが独立しています。どうか私の世界を楽しんでいってください

この世界には特別な能力を持った人間がいる。 神名悠乃。高校生。 彼には霊を視認する不思議な能力があった。 しかし、その霊力の高さゆえに、彼に大きな災難が降りかかる。 青春あ…

　あたしの名前は赤眼のセンリ。芸を売って生計に変える芸人さ。日銭稼がにゃおまんま食い上げの毎日で、宴座を求めて東へ西へ、街から街への旅烏の人生さ。 　さてさて、今日も得意の演舞…

人類は、進化の過程で人の痛みを視ることはできなくなった。 それは逆に、以前は人の痛みを知ることができた時代が存在したのも然り―――妖怪や幽霊が信じられるように、この世界には『穢れ…

溝の口の一角に存在する妖怪や幽霊のお助け事務所。 その所長である西萩と、所員船江は今日も事件を解決すべく溝の口を駆けまわっていた。 これは、そんな西萩相談事務所のなんて事ない日…

男勝りな女子高生・高峰、幼馴染みの男子高校生・檜山、転校してきた眼鏡男子高校生・漆原の三人が重なり在って見えなくなっていた糸の先を見つけていく。 目とは、本質を見定める事が出来る…

高校生・暮樫或人は、怪異を司る一族に生まれながら怪異を見る能力を持たなかった。その一方、或人の妹の言鳥は霊感に優れており、或人はそんな言鳥を溺愛していた。ある日、或人と言鳥が通う…

並木島高等学校における「オカルト研究会」あらため「月波町異聞蒐集部」による活動記録。 櫛見裕哉、高校二年生の夏。これは夏休みに入る少し前のお話。 このお話は一応前身となる、部発…

わたしの怪談をここに綴ってみます。 よろしければお付き合いください。 ３つの話を甘口、中辛、辛口でランク分けしてみました。 甘口：「こんなホラーなら自分も体験したいわ」「…

約２０年間。学生時代から、趣味で実話怪談を蒐めておりました。 しかし、いつでもコンスタントに身の毛のよだつようなお話、あまりの不思議に心が躍るような話に巡り会えるわけではございま…

実体験を何の脚色もせずにだらだらと書いてみようと思います。 誰にも言ったことのない話も書いてすっきりしたい!! いーい企画だと思ってたんですが、バカみたいに思えて来たので、コンテ…

カササガリという妖怪が本当にいたとしたら、情報提供者のIさんの気が晴れる…かもしれません。

　世界に【穴】が開いてから数年。世界は少しだけ変わってしまったが、それでも日常がなくなったわけではなかった。 　｜黄央《こうおう》高校の三年生、大宮キスイは学園の治安を守る風紀委…

昭和初期の帝都・東京。潔癖で頑なな女学生・羽多野翠と叔父の酒浸りの文士・大久保純は、翠が謎の透明の怪人に懸想をされた事がきっかけで怪異に巻き込まれるように。「百に届くにはどこか足…

この世界には特殊な能力を持つ者がいる。能力を、持つものの共通点は旧暦月名をもつこと。 その旧暦月名の名を授かった少女、如月 梓。 この世のものではない者を祓うことの出来る能力を…

桜ノ宮学園に入学した円裕介(まどかゆうすけ)は超霊感の持ち主だった。それを知ったボランティア部、部長のりんこ(本名:鈴木町子。略して鈴ﾘﾝ子ｺ)は円をボランティア部に(強引に)入…

都会と田舎の狭間にある弁当屋は、化け物のお客さんがやって来る。弁当屋を継いだくるみは、祖母が決めた許婚がいるが、その人がどんな人なのかを知らない。ある日、弁当屋に来た青年にくるみ…

　古今東西、光あれば闇あり。人々がどれほど明かりを増やせども、その闇は消えることはありません。むしろ光が強ければ強いほど、濃くなる影というものもありまして、それは太陽の輝く昼間で…