「見えず」を含む小説

先輩に片思い中の深山百花が駆け込んだのは、異世界と現実の狭間で営業する異世界カフェだった。 店長は透明人間？であり、姿が見えないうえに、百花の恋心を譲って欲しいと言うのだが……。…

　高校二年生である主人公の葉月《はづき》亮《りょう》は、幼馴染の結香《ゆいか》の小指から伸びる運命の赤い糸が見えていた。だが、ツンツンしていて素直じゃない結香を見ているのが楽しく…

コモンでノーマルな一般人、古門野丸(ふるかどやまる)は旅行の帰りに痴漢冤罪をかけられてしまう。 憤る女性が犯罪者は消えればいい！と叫んだそのとき、野丸は剣と魔法が存在する異世界…

ある日、神月柚は思った。 嫌いになれば、恋心を抱くことは無くなるのじゃないか。 大きな決断を下した柚は、幼なじみである天乃川あゆはに対し、冷たい態度を取るように…

深神狩理和は何でも出来てしまう。出来てしまうが故に親からも倦厭されてしまう。目に見えるものすべてが色褪せて見えてしまう。そんな中でも一身に兄を愛す妹に誘われ初めてのフルダイブ型M…

　《彗星》それは古の時代より大陸に長き混乱と終末を誘う存在。三十年に渡る長き彗星の厄災から八十年の月日を跨ぎ《第六の彗星シュトライト》到来する。そして、彗星が墜ちてから五年後――…

　やってもいない罪を被せられ、公爵令嬢だったルナティアは断罪される。 　王太子であった婚約者も親友であったサーシャに盗られ、家族からも見捨てられてしまった。 　教会に生涯幽閉と…

莫大な資産を継いだ柊悠斗は生まれ育った街に帰省すると一人暮らしを始めた。 特殊な環境から家出同然の高校生活。 孤独な彼は特別なモノが見えてしまう…。

「――僕も母さんみたいな救世主になりたい。 　選ばれた人間って意味じゃなくて、人を救える人間って意味で」 病弱な母、静夏（しずか）が危篤と聞き、急いでバイクを走らせていた伊織（…

毎週木曜日 20:02分更新 坂城　功。彼には物心つく前から、霊や人にあらざるものが『視えて』、『触れて』、『会話できる』という人間だった。周囲との認識の齟齬という問題を抱えて育…

【section1】佐藤美咲は@misaのアカウントでSNSをやっている。日々フォロワーの増加とコメントに更新する喜びを感じていていた。今日も更新に余念のない一日を過ごすはずが、…

中学生の秋鹿は、夏休み前のある日、姿が見えなくなる。 母親につれられて、祖母のいる田舎で暮らすようになった秋鹿は、祖母の営む喫茶店の手伝いをするようになるが、その店の客は変わった…

医者に突然不治の病と言われた志希｡突然の事で頭が追いつかないまま人生の山場である受験があと1年で迫ってくる。それと同時に病の深刻化も迫り､残りの寿命は持って1年と告げられる。目に…

この世の終わりに、神の軍勢と悪魔の軍勢が果てしなく戦い、ついには神の軍勢は敗れ、地獄の闇の底にひそむ魑魅魍魎が千切れた兵士の死体をむさぼり喰う夢を浮多郎は見た。 「浮さん、たいそ…

塚本武彦、７４歳、榊コーポ１０３号室にひとりで住んでいる。ある日、散歩の途中に立ち寄る公園に捨てられた紙くずを拾い家に持ち帰ることになった。軽く無造作に丸めただけの紙くずは、その…

その文明は出会うべきではなかった その人との出会いは歓迎すべきものではなかった これは悲しい『出会い』の物語 『特殊な部隊』と出会うことで青年にはある『宿命』がせおわされること…

※前作の幽慣れ改訂版です。 　「その能力を人に役立てられると信じています」 　母から言われた最後の言葉、それがいつまでも心に残っていた――。 　普通の高校生である『藤堂真司』…

アウローラ国の王女・ベッティーナは約十年間、小さな屋敷に閉じ込められていた。 呪われていると噂される彼女。実際、白魔法という精霊・天使を従えることのできる血が流れているはずが、…

　1943年、大日本帝国はアメリカとソ連という軍事大国に挟まれ、その圧迫を受けつつあった。 　太平洋の反対側に位置するアメリカ合衆国では、両洋艦隊法に基づく海軍の大拡張計画が実…

１話完結。全く繋がりのないオムニバスストーリー。 話によって雰囲気が異なりますので、あらすじから気になった話だけでも読んでくれたら嬉しいです。 ※エブリスタでも公開しています。…