※読み合い企画からのレビューですかつて住んでいた街に戻ってきた独り暮らしの主人公は、幽霊と思しき少女と同棲することになる──という導入の本作品、青春の爽やかな香りと、幼さが残るがゆえの人間関係の苦みが、リアリティを持って同居している主人公の不器用さが、いつか遠くの自分を彷彿とさせ、自然に感情移入ができた自宅では幽霊少女、学校ではクラスメイトたちと、人間関係に二つの軸があり、現行最新話ではまだ交わっていないが、今後どうなるかはわからない続きが気になる作品だ
やらかしてしまった時、人は誰しも救いを求めるものかと思います。この作品の主人公がまさにそう。そんな「やらかし」を受け入れるには、自分一人ではなかなか難しいものですが、誰かと一緒ならば不平不満は残れど少しは受け入れられるというもの。そんな「前を向くための一助」がこの作品からは感じられます。