「失恋じゃない」を含む小説

恋に悩む少年少女の物語。 3000字以上は無理だった。

　いつもは男子としか話さない硬派な田上くんは、あたしのスマホのロック画面を見て、不意に微笑んだ。 「中島、猫飼ってんの？」 「う、うん」 「俺んちでも昔、そういう長毛の黒猫飼って…

通信制の高校の文芸部。ボクと純ちゃんは高校二年生。文芸部の部室で純ちゃんに告白してフラれるボク。

ー美沙は、営業課のエースである菊池と恋人関係だ。彼は、仕事ができるだけではなく、整った顔立ちと優しい性格を持っていて、美沙と菊池の関係は、周囲から常に羨望の的だった。ー 雨の…

　朝から降り続く雨。部活が休みになって残念、という友人の言葉に対して、梅雨だから仕方ない、と返す主人公。しかし彼女の本心は……。 （この作品は「小説家になろう」「エブリスタ」…

第１回　角川武蔵野文学賞、応募作品です。 【PR文】 　僕は３０半ばの研究職、セミたちの声に包まれ、２７歳の彼女と出会った。しかし、夏が終わるとともに、僕等にも終わりが訪れる。…

塾の帰り、いつも高校の女友達がバイトをしている居酒屋『金太郎』により、あいつの顔を拝んでいた。時雨降る今日、私は店に入ることにした。―――

　あたしはミカ。二十三歳。短大を卒業して大手商社に就職し、順風満帆だった。「可愛い」で、人生の道を踏み外すまでは。 　課長は仕事中いつも眉間に縦じわを刻んでいたけれど、ひとり残業…

彼女に振られ、生まれ育った故郷に逃げ帰った吉野圭太　25歳。 亡くなった祖父の遺産で、生活には困らない圭太は目的もなくただ日々を過ごすだけだった。 そんなある日、家の敷地の入り口…

チームLemoneの漫画合同誌『渡る世間は嘘ばかり』に寄稿した短編です。 直接的ではありませんが、性に関わる表現あり。 男子生徒と関係を持った女教師の物語です。 ニュースにもな…

自分勝手に行動した時。他の人に与える影響は───

堀内貴樹は中学生の時、付き合っていた彼女・めぐみの裏切りにあい深く傷ついていた。 もう恋なんかしたくない。傷つきたくない。 そう心に誓った彼の前に、早瀬綾乃が近づいて来た。 綾乃…

ファンタジーのようで、そうではない物話。 【あらすじ】 「これは、私の初恋の始まりと終わりの物語」 私の休日の日課は葡萄の木の下で針と糸で小さな花を編みながら、朝一番のバスを見送…

この世界に色を与えてくれたあなた。 誰しもそんな大切な人がいるはず。 家族、友達、恋人。 その大切はあなたかもしれない。 失いたくない、けれどいつかは失ってしまう。 そんな時あな…

一年付き合っていた元カノに振られてしまった主人公、末原叶。自分の寂しさを少しでも埋めようと夜な夜な迷い込んだのは淫らな繁華街。 何も考えずに入ってしまった場所はなんとレズ風俗だっ…

赤い花は私のくちびる。 鏡に映る僕は彼女。 私は鏡の中に棲む彼の恋人。週末のお楽しみは、連れ立ってパーティに行くこと。 誰もが言う。 私たちはお似合いのカップルだと。 女装癖に心…

一時間小説です。 【第134回フリーワンライ】 瞳に映る○○（○○は変換可能） 新聞 最後の楽園 表彰 白い吐息 #創作版深夜の真剣文字書き60分一本勝負

企画の台詞を使って書いてみました。タイトルそのままです。

15才の少女、キリムは手のつけられない問題児。 忙しい母親に代わって、祖父母に育てられた。 幼いころは良い子だったのに、中学に入った頃からいろんな男の子と遊びまわるようになる。 …

高校生の恋愛を中心とした短編集です。 「本日は、晴天なり。」からの三部作と、三部作の登場人物のクラスメイト達の短編シリーズ。 過去に同人誌として発表したものを一部修正しています。…