「現代向け」を含む小説

僕はもう疲れた。 でも、最期に手紙くらい書かせてくれーー。 そう思って書き始めたのに、書き間違え過ぎて紙が……。 ※「小説家になろう」でも同様のものを載せております。

　かつて俺は、作家を目指していた。 　――なんて、カッコいいもんじゃない。「作家を夢見ていた」ってあたりが、ちょうどいい感じだ。 　そんな俺が、夜更かし次男の部屋で見たものは、…

二卵性の双子、北斗(兄)と昴(弟)は双子でありながら対照的な存在。 兄は理系で研究者を志望しているのに対して弟は文系で小説家志望。 見た目の面でも弟の方が顔が整っていてモテる。 …

多様性を求めながらも画一性を求める現代教育と、それにまとわりつく雰囲気によって生み出された僕に残された選択肢は……

　俺はこの街で探偵事務所をやっている。 　まあ探偵なんて耳触りの良い言葉で括っちゃいるが、実のところは“何でも屋”だ。犬猫探しから引っ越しの手伝いまで、何でもお手伝いさせて頂きま…

４月は出会いと別れの季節。 良い出会いもあれば、悪い出会いもある。 友人がネズミになった時、あなたならどんな反応をしますか？ この話は決して他人事ではありません。 ＊この…

俺は醤油。 四百ミリリットルで五百円を超える高級醤油だ。 俺はいつもスーパーの棚からお客さんを見ていた。 そんなある日、俺を買われた。 俺はこのお婆さんに何をしてあげられるの…

--2036年。"大破局"が起きてから20年。 国家間の戦争が禁じられ、代理戦争としての役割を果たす事になった"世界闘技トーナメント"が15回目を迎える年。 若木 隼人(わ…

私、田中太郎にこの度新しい会社の後輩が出来ました。 女の子と喜んでいたんですが実は彼女は勇者の末裔を名乗る痛い子で！？ 会社を入社したのも魔王の末裔を倒す為だとか言い出したからさ…

主人公の赤城佳凪は 重度のロマンチスト。 そしてひょんなことから出会った男性 佐倉朋暁に恋をする。 彼も重度のロマンチストで 佳凪にいろいろな要望を するのだった。 はたしてこの…

『春の告白』 　教室に、忘れ物を取りに来た２人。 『月と踏み切り』 　希望も絶望も、決めるのは僕なのだ。 『転校生』 　言葉にならないあの頃の気持ち。 『好きな理由』 　嫌いな…

期限付教諭の田平孝之（たひらたかゆき）は赴任先である緑が丘北中学校の職員会議で衝撃的な提案を聞かされる。 「全教職員の皆さんには、この事件の片棒を担ってもらうことになります」 …

母親に捨てられ、父親に邪険にされた瑠衣。 共働きの両親と会うこともなく育った、ゆうき。 親に愛されなかった少年二人が出会い、そしてスカウトされアイドルの道へ。 彼らの日常…

満月の夜、男物のパンツを握り締めながらあたしは一匹の狼さんと出会いました。 若月凛子、十五歳。 脳内で歌います、ピンクレディーで「SOS」

無理して笑う、話を合わせる……生きる上で当たり前なのかもしれないけど、それが出来ないちょっぴり捻くれた僕達の話。

今日こそ、彼女に会いに行こう。 向かい側のホームに立つ女の子に恋をした僕は、ついにそう決意したのだが……。

「ネット免許制」が導入された日本・東京＿２０ＸＸ年。新造機関・電網庁に襲いかかるサイバーテロリスト、立ち向かう公務員ハッカー集団・電網公安官。動乱の火蓋が、切って落とされた！ （…

『星空と姉貴の相対的観測』 　傷心の姉が気になる反抗期の弟、渉《わたる》。姉に誘われてついて行った天体観測会で、彼が見つけた「励ましの言葉」とは……。 『道に迷った２人の選択』…

雑木林の中に凄然と佇む、円柱形の郵便ポスト。今は使われていないそのポストへ、少年Kは想い人Mへの愛を綴った手紙を投函しようとしていた――。 人を想うことへの幸せと苦しみを描く青春…

ことばというものには使える限度が個人によって決まっている。 その言葉を使い果たしたら、死ぬ…それを世の中では寿命と呼ぶ。 ことばによる、ことばで作られた世界で唯一無二の店…