読んでいて共感しまくりでした!私の場合は、好きな漫画作品の二次創作を作っていたのが物語を作り始めたきっかけでした。そうしているうちに、頭の中に自分だけの壮大な物語が浮かび上がっていたんです!でも頭の中にあるだけでは誰にも読まれない。私が書かなければいつかは消えてしまう。こんなに面白いのに!そんなもどかしさから解放されたくて、私は小説を書いているんだと思います。
物語を読むこと、物語を書くことが好きなら響くものがあると思います。作中で語られるように、楽しい物語が人から人へと伝わっていく世界は理想的です。読んでいて、希望が持てました。
そう、私達は物語を紡ぐのが好きなんだ。改めて言われると忘れていた感情を思い出します。いつの間にか薄れていった自分の原点。自問自答を自然に促してくれる作品でした。昔は聞こえていた音が聞こえなくなり、熱意の色が変わり、形が歪んでいく。それは悪い事では決してないのですが、物語を書くのが好きだという事を忘れては意味がない。そう思わせてくれる物語。硬い感じのレビューになってしまいましたが、作品はとても自然体な文章でスラスラ読めます。そして、物語に惹き込まれるでしょう。物語をえがく事が好きな方、ここには大勢いるでしょう?どうか一読あれ。
せっかくいい話ですので、読めない本というミステリーチックにするよりは、子供と親の関係を存分に出したタイトルにした方がよかったなと思いました。内容はとても好みの内容で、忘れていた感情を思い出し、あの頃の気持ちを現実にぶつけてみよう、という心意気は非常に共感できます。次回作に期待して星2つ送らせて頂きます。
それは、あなたの中にもあるのです。 共感しました。 大切に紡いでいきたいですね。
私の場合でいえば、読まれない本といったところだろうか。好きなものこそ嗜好。
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