そう、私達は物語を紡ぐのが好きなんだ。
改めて言われると忘れていた感情を思い出します。いつの間にか薄れていった自分の原点。自問自答を自然に促してくれる作品でした。
昔は聞こえていた音が聞こえなくなり、熱意の色が変わり、形が歪んでいく。それは悪い事では決してないのですが、物語を書くのが好きだという事を忘れては意味がない。そう思わせてくれる物語。
硬い感じのレビューになってしまいましたが、作品はとても自然体な文章でスラスラ読めます。そして、物語に惹き込まれるでしょう。
物語をえがく事が好きな方、ここには大勢いるでしょう?
どうか一読あれ。