「夏 青春」を含む小説

一人っきりだったはずの帰り道、気が付くと傍らには、病気から治ったばかりの親友が立っていた。僕は歩く。田んぼ道を、親友と。この夏、男から女の子になってしまった、親友と。

　放課後の居残り勉強が禁止された高校に通う細川綴（ほそかわつづら）。 　彼女は以前、先輩に聞いていた「夜の図書館での禁止事項」に無意識ながら触れてしまう。 　スマートフォンを手に…

小説家になろうにも投稿しています。↓ http://ncode.syosetu.com/n1187cy/ ――これはある高校生のひと夏の記憶の一片である。 晩夏のある日。俺は朝…

久遠涼哉は夢を見ていた。 見渡す限りここがどこなのか良く分からない。 でも女の子がいた。優しい声をしていて、どこか懐かしくて。 そこで夢は終わった。 ちょっと不思議で…

中三の夏、突如として夢に登場するようになった少女に恋をしてしまった主人公、小野音色（おのねいろ）。 そこから約半年。高校に入学した主人公はなんと現実で夢の少女に瓜二つの少女に出会…

2014年6月執筆。

高校三年生の夏。 考古学研究部に所属する少女・ユコは、気の合う五人の仲間とともに恒例の「夏季調査合宿」へと出発した。 探索に料理に温泉に――親友たちとはしゃぎまわるユコだが、温泉…

夏の風がめくるのは青春の1ページか美少女のスカートか…… パンツを見てしまったせいで少年野球チーム、染白ジュニアベースボールクラブのコーチになった主人公 成宮 柊は個性豊かな小学…

――その事実は、真実？ 中学、自分のエラーで夏を終えた元エース。強豪校への推薦も特になく、進学した県立高校でも野球を続けるが、練習試合でそのトラウマを思い出してしまう。そんな中…

　私の名前は青瀬春《あおせはる》。１４歳。 　どこにでもいる普通の女の子、とは思われたくないと思っている―― 　中学三年生の受験生。 　受験生の女の子が、夢と将来と恋に悩ん…

　あの夏の日―――天気予報はたしかに晴れを告げていた。 　夏休みにセンパイと鳴神島を訪れた僕は、打ち上げされることなく廃棄されたロケットを見つけた。そこで出会った少女の名前は、…

「とはいえ、なーんもない六年間だったよなあ」「どこをどーして、こーなっちまったんでしょうねえ」「夜中に貪るあまり美味くないラーメンほど美味いものはない」 「吾輩は童貞である。経験…

真昼間からぼんやりと道端を歩いている、多くの場合奇抜な衣装を着こんだ、何をするわけでもなくただそこにいる、毒にも薬にもならない、しかしおそらく正気を失ったあの人たちが、真中市には…

中学生、僕らは夏を殺した。 人物画を描くのが嫌いな少年･梓(あずさ)と、普通の家庭に育った少年･絵哉(かいや)の友情と、別れ。 見る人によってはブロマンスかも。 ※他投稿サ…

　大学新入生の望月は、ある晩酔った担任の矢野教授と肩を組んで歩く。教授の口から戦争体験を聞かされ、神妙な気持ちになる。翌朝見た高層ビルは、破壊と建設を繰り返す人間の歴史の象徴に見…

　アート系専門学校造形科のでんでんこと穂村理乃。ステーキハウスでの店員バイトをばりばりこなし、ごっつエネルギッシュで明るいでんでんですが、就活と卒制の見通しがどうにも不透明。でっ…

2012年6月執筆。

高校生の小泉有也は、日常に嫌気がさし、学校に伝わる怪談「四次元の鏡」によって異世界に逃げこむことを計画する。忍びこんだ深夜の学校で、彼は思いがけない人物と出会う。真夏の夜のオカル…

高校での小さくてささやかな夏の思い出を短編で書きました。 もし、よければ感想お願いします！

テナーサックスプレイヤーの葉月は、夏合宿の夜、 真夜が吹くアルトサックスの音色に出会う。 聞くものの心を強烈に惹きつけるその音に葉月は足を止める。 ベーシストの伶次に「ヴォーカル…