概要
吾輩は童貞である。経験はまだ無い。何故こうなったかとんと見当がつかぬ
「とはいえ、なーんもない六年間だったよなあ」「どこをどーして、こーなっちまったんでしょうねえ」「夜中に貪るあまり美味くないラーメンほど美味いものはない」
「吾輩は童貞である。経験はまだ無い。どうしてこうなったのかとんと見当がつかぬ」
「先輩に嫌われるのは怖かったけど、自分のことを嫌いになるのはもっと怖かった」
「それじゃあ、死んでるのと同じだろうが!」「キャッホーイ! ラーメーン!」「何を馬鹿なことを言っとるん?ゼミの単位を終了すれば卒業にまた一歩近づいてしまうやろが。ということでパス一」「時間が戻りますように!」
「青春するぞ、お前ら」
冴えない、モテない、甲斐性ない、単位もなければ未来もない。
人生どん詰まりの大学6年生達の、夏のライトSFストーリーです
「吾輩は童貞である。経験はまだ無い。どうしてこうなったのかとんと見当がつかぬ」
「先輩に嫌われるのは怖かったけど、自分のことを嫌いになるのはもっと怖かった」
「それじゃあ、死んでるのと同じだろうが!」「キャッホーイ! ラーメーン!」「何を馬鹿なことを言っとるん?ゼミの単位を終了すれば卒業にまた一歩近づいてしまうやろが。ということでパス一」「時間が戻りますように!」
「青春するぞ、お前ら」
冴えない、モテない、甲斐性ない、単位もなければ未来もない。
人生どん詰まりの大学6年生達の、夏のライトSFストーリーです
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!切ない夏の恋物語。でも、ちょっと不思議?
もどかしい、初恋の様な恋物語が紡がれます。高校生主人公であれば、単なる甘酸っぱい青春SFになるのでしょうが、大学6年生に遅れてやってきた青春です。一筋縄ではいきません。いろいろ拗らせてしまっています。それがゆえに、いちいち、イライラする部分もあり、最初はもどかしくてたまりませんでしたが、だからこそ、そんな主人公に訪れるある出来事で物語が動き出し、カタルシスが感じられます。
20代半ばに訪れる青春を、十分に堪能できます。
自分も大学5年までやったので、作中の登場人物たの倦怠感に、何となく親近感を感じてしまいました。5年の5月くらいに感じた「大学生活って何て長いんだろう、ヒマだ」という感覚。。…続きを読む