青い春をかける少女

作者 七瀬夏扉@ななせなつひ

22

8人が評価しました

★で称える

レビューを書く

★★★ Excellent!!!

 多くの10代はきっと「おれもあのときああしていたら……」などと説教まじりに語って聞かせられれば「おれ(わたし)はあんたみたいにはならないよ」と鼻で笑うだろう。

 だけど、勉強に部活に友情に恋にと、好きなことにまっすぐでいられるのはやっぱり今だけだと思う。

 10代は長いようで短い。もたもたしていたらあっという間に過ぎてしまう。そして過ぎた日はもう二度と戻らない。

 『やらなければいけないこと』で埋め尽くされてしまう前に、全力で『やりたいこと』をやってみてほしい。

 躊躇わないでほしい。

 失敗を怖がらないでほしい。 
 
 JAZZのように軽やかに、しなやかに。

 ときに音を外したって愛嬌だ。

 10代のうちならいくらでもやり直せる。 

 すこし臆病になったらこの物語を読めばいい。

 あまい痛みを伴うけれど、また月の向こうを目指す勇気が湧いてくるだろう。
 

★★★ Excellent!!!

これほどの小説が何故読まれないのか・・・
謎が残るばかりです。

中学生の少女と少年、周りの大人たちが奏でる物語という音楽に酔いしれました。

ラムネの様にはじけるせつない、ひと夏の演奏会。

導入部は静かに切なく、時に激しくぶつかり、最後を奏でる。
これは、私の中で傑作の部類であります。

ザ・青春って感じです。