青い春をかける少女

作者 七瀬夏扉@ななせなつひ

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★★★ Excellent!!!

作者様の紡ぐことばが、重奏的な意味を帯びて、ふわりとスマートフォンの画面に浮かび上がるところが素晴らしいとおもいました。
漢字とひらがなのチョイスや句読点まで、あらゆる面でことばのセンスが秀逸でした。
青い恋の物語からジャズを体現するかのようなラストまで、とても幸せに読むことができました。ありがとうございます。
この作品を下敷きに書かれたという、残念ながらボツになってしまったという長編小説も、ぜひぜひ読ませていただけたらとても嬉しいです。

★★★ Excellent!!!

タイトルからもわかる通り、青春小説です!
青い春の真っ只中にいる主人公のハルが、悩みながらも成長していく物語。

将来のことについてだったり、女の子同士の友情だったり、年上の男の人への恋心だったり……。
こう書いてみると、かなりありふれた内容だと思われるかもしれません。

しかし心配は要りません!
綴られた文章たちがとても素敵なのです。リズムが心地好いのです!
ピアノやギター、サックスの音色と共に、優しく彩られた文章が、読者の心に響きます。

"夜間飛行"のハルキさんと夏緒さんをはじめ、"南方郵便機"のハニーとアイリーン、友達の一之瀬くんなど、魅力的な登場人物に囲まれながら、ハルと一緒に青い春をかけてみてください!

★★★ Excellent!!!

これほどの小説が何故読まれないのか・・・
謎が残るばかりです。

中学生の少女と少年、周りの大人たちが奏でる物語という音楽に酔いしれました。

ラムネの様にはじけるせつない、ひと夏の演奏会。

導入部は静かに切なく、時に激しくぶつかり、最後を奏でる。
これは、私の中で傑作の部類であります。

ザ・青春って感じです。