「かける」を含む小説

短編小説になります。 5000文字くらいなので、暇潰しなのでご利用して頂けると嬉しいです。 お爺ちゃんのお見舞いに行った少年が、一人の少女と出会う。 母の涙に胸を痛めていた少女…

灼熱の太陽が輝くアリゾナの地で、ディエゴは死にかけていた。 形見のコルト・ドラグーンを手に、早撃ちの腕を磨いて来た。誰にも負けない自信があった。 だがディエゴには、人を撃つ勇気…

恋愛地雷、借金地雷、友人地雷、残業地雷...etc 人生のさまざまな起伏は地雷により行われる。 足の踏み場もない地雷だらけの世界で主人公は平穏を願う。 ↓前回の投稿↓ 『死…

世界中で大流行しているスポーツザバル※。 かつてそのプロ選手――プロザバリスト日本代表であった主人公内田貴文は、命に関わる怪我が元で引退を余儀なくされる。 引退後、ザバルから距離…

　始まりは、国籍法という法律の改正だった。誰も気にとめなかったこの地味な改正が、実は福祉や社会保障関連予算の膨張に歯止めをかけるために政府が秘密裏にスタートさせた「非国民プロジェ…

止まらぬ少子化と生涯未婚率の低下に歯止めをかけるために打ち出された計画―― それは人間に『カベ』を構築する事だった。 国家の維持と国益の為に計画されたプロジェクトと、生まれた日か…

　　飛竜空挺師団第三連隊隊長　マールレイク＝ドミニフェンはフォーレルの戦いにて軍将グレイゼスに深手を負わせ、ハールバルト軍に勝利を貢献した。 　だがそのときに右腕を負傷してしまい…

片恋のあと一歩勇気の出せない時の雰囲気が、この淡い爽やかなお写真に合うと思いました。 お目当の君は、公園のすぐ近くのカフェの店員さん。声をかける勇気がいつもないから、いつもお店に…

自分の描く絵の事で悩んでいた主人公は、友人に誘われて地方のとある「塔」にて開催されている「文芸フリマ」を見に行く。 そこで見つけた奇妙な絵本。手に取って眺めていると、不思議な出来…

見た目、中身共にクールで、気品を漂わせている、お嬢様タイプの女子大学生、中田亜美子（なかたあみこ）は、その佇まいとは裏腹に、今まで母子家庭で育ってきており、苦労を重ねて生きてきた…

メロンスター社は、銀河全体に営業拠点をもつ大企業である。従業員数は三百億人を超え、時間旅行ツアーからアサガオの栽培、哲学者の派遣業から夏休みの宿題代行まで多岐に渡る事業を行ってい…

左近松太郎は戦後、鬼が島の山奥に生まれた。大学進学を目指し、夜学に通う。昼間の職場は、二次問屋、本間重太郎商店。独特の問屋の習慣を体験しながら、島内の人へ良い商品を届けるために葛…

あれ？　なんか私背が低くなって……　というかここどこ！？　ぷぎゃ～～～～～～～！　私の顔～～～～～！　私一体どうなってるの？　たしかストーカーをとっ捕まえて、交番に突き出して、そ…

　桜木旭の実家は墨田区に八十年続く老舗の銭湯。旭はさびれた家業を継がず、会社員になる道を選んだ。だが、桜湯を営む父が病に倒れ、追い打ちをかけるようにリストラが旭を襲う。会社を追い…

人類が火星に進出して数百年後。宇宙では巨大人型ロボット「ギミックドール」によるレースが人気を博していた。 火星リーグ。前オーナーの不祥事を機に成績不振に陥り、身売りしたチームがあ…

バンド活動に、かける青春、だけど、たまに、ダメになる、だけど、なんとなーく、再生を成し遂げていることもある！そして、日々は続く、ひとりで語って、つづいてゆく、「チケッツァー リフ…

　テニスボールが頭に直撃したことによってテニスを忘れてしまった高校生、坂上陣（さかがみじん）の、下心と阿呆とテニスが四対四対二で吹き荒れ、恋の予感もなければ、部活にかける熱い青春…

花火の後、星に願いをかけると二人は永遠に結ばれるという…… 　彼女は大阪にきた時から花火大会に行きたがっていた。 僕の脳裏を過ぎるのは２年前の思い出。

ある日ギンギツネはゲーム機の裏から古びた眼鏡を見つける。それはかけると飛躍的に知能が上昇するが一度かけると身近な誰かを満足させるまで外せなくなる呪われた眼鏡だった！？キタキツネを…

　ある辺境国にて、王の三女である恵玲公主（けいれいこうしゅ）は、実は両親の悩みの種。出生時に占い師から「その運命を読むことができない」と宣告されたばかりか、幼い頃から不可思議な能…