「短編(？) 恋愛」を含む小説

フィクションです。中編の定義はわかりませんが、はじめて中編を書きました。 そのため、もしかしたら、長めの短編かもしれません。

✠　カクヨムコンテスト10【短編】 参加作品 ✠　【お題で執筆!! 短編創作フェス】参加作品 連載中の小説、『暁と黄昏のアライアンス』の外転にあたいする短編です。

俺こと空本晴彦のクラスである2年7組にいきなり転入してきたのは、白い長髪をなびかせ、虹を閉じ込めたような瞳を持つ少女──天野虹だった。 彼女には、とある特殊な能力がある。ひょんな…

地球を滅ぼすほどの隕石が明日、地球に降り注ごうとしているとき 男女は最期の時を最愛の人と過ごす。

浅海蒼輔の大学の後輩・犬神真偽は、最悪のトラブルメーカーである。彼女が浅海を連れてフィールドワークに向かう先は、ことごとく曰く付きの屋敷だの宿だの因習村だの……とにかくろくな場所…

　俺の高校、俺のクラスには、超人気アイドル『karen』がいる。 　彼女は学校ではどんな女子なのか。 　どこまでも――普通だった。 　普通にテレビで見る『karen』のまま学校に…

あの夜、私は大きな事故に遭遇した。その事故の犠牲者は当時付き合っていた彼だった。 彼が好きだった花がある。花言葉は『自己愛』

即位したばかりの若き女王フィルガレーデは、敵国の王子との政略結婚を余儀なくされる。婿のザイワンは一回り以上も歳上で、浅黒い肌に刺青のある、有能だけれど胡散臭い野心家だった。 愛情…

小説家の大河格造はベテランだが、名前からイメージされるような大作家ではなく、いたずら好きな、多少癖のあるタイプだ。そんな大河先生から送られてきた原稿に目を通した担当編集者は、今回…

大学生の恋愛短編。 素直になれない先輩と、とっても素直な後輩。

江戸吉原の遊女・朝桐は見世の赤格子越しに下級武士の織部清一郎と出会う。 奥手で不器用な清一郎にじれったさを覚えながらも、どこか慕わしいものを覚える朝桐。 限りのある逢瀬を重ねる中…

鋭くて脆い少女との関わりの中で、家庭教師である「私」は自らを見つめ直す。

男子高校生の「オレ」が豚カツ屋でコロッケを買うだけの話。 ただしお目当てはコロッケではなく（コロッケもお気に入りになったけど）そこで働いている「ウエザワさん」だ。 *** …

クリスマスの夜、俺は人生で初めてのラブレターに大いに浮かれて、待ち合わせ場所へ来ていた。しかし、約束の時間を一時間以上過ぎても手紙の送り主は現れず、それはいたずらだったと知ること…

王子は婚約者である悪役令嬢を溺愛していたが、彼女のよく分からない独り言 ――“転生”、“乙女ゲー”、“攻略”―― の意味を知りたくて、彼女の日記帳をつい盗み見てしまう。 そ…

俺には幸運にも恋愛相談に乗ってくれる女友達がいる。ずっと親身になって恋愛相談をしてくれたのに、ある日、想い人と仲良くなったと報告したら何故か応援してくれなくなって……えっ、俺、何…

〈花〉の力を尊ぶ香山家(こうやまけ)に生まれた少女・涙茉(るま)は、とある事情から虐げられていた。 十八歳の誕生日を迎えた夜、涙茉は香山家の屋敷から逃げ出す。 死に場所を探す…

1年かそこらで10人とつきあい10人と別れた伊津佳が気になる俺は、その奔放な言動だけでなく彼女に近づく先生や生徒たちにも振り回され続ける。ある放課後、俺が伊津佳にふられた轟と話し…

◆短編応募作 『母の愛は北の白鳥』　 「優しくて厳しく愚痴っぽいお母さん！　娘として最期に聴いてください……！」　 エッセイ・ノンフィクション短編部門　 https://kaku…

　一浪して、1980年に再び大学を受験する予定だった私は、その前の年の11月に福岡空港のトイレで、プラスチックケースに入ったフロッピーディスクを拾いました。 　それには、私がもう…