「幻想ファンタジー」を含む小説

あの地とこの世のはざまを舞台にした、ちょっと不思議な物語。 切ないお話ですが、気分転換したい時に、ぜひどうぞ。【短編4300字】 冬の海。たそがれ色の砂浜で、アオイは胸が高なる…

人々は人を喰らう竜に怯えて暮らしていた。その竜を専門に狩る“竜狩り”が、ある砂漠の集落から依頼を受けた。竜狩りは生贄として捧げられる幼い少女と共に竜の住む神殿へと向かう。

　とある国の傲慢な王様は、魔法使いと名乗る老婆から『魔法の石』を手に入れました。 　するとどうでしょう、魔法の石を手にした途端、王の願いは全て叶ってしまうではありませんか。 　し…

　とある国の、腕利き花火職人が大怪我をしてしまいます。 　彼の前に現れた悪魔は言いました。 「その腕を治してやるよ、かわりに命を半分よこしな」と―――。 ※五分で読める読み切り…

どこかの時代、どこかの国、どこかの集落。 一度滅びた文明の跡地で、ユグドラシルの庇護のもと、人々が慎ましく暮らす世界がある。 この世界では文明時代の生き残りである旧人類である人…

16歳の半人前魔法使いシャーロットがひとつひとつ触れていく、ほんのり切なくちょっぴり幻想的な世界。 基本的に1話完結が主です。

魔と共存する人々の小さなおとぎ話。片目の少年と三日月色の髪の少女が旅先で出会う色んな不思議の短編集です。

フリーター、実家暮らし、三十歳独身。現代社会を無気力に生きる明星美夏（みょうじょう みか）は、父母の死を契機に完全に生きる意味を見失った。しかし一方で、生来の怠惰癖から死ぬほどの…

世界樹を中心とした六つの大陸と5柱の女神たちが現存する世界 アズ・エーギグ・エーレ・ファ そんな世界の大国エアリスで『退魔の魔法使い』黒猫は今日も今日とて宮仕えとしてお国のため…

「僕」は友人のJに隠し事を話した。それなのに、Jは碌に聞きもしない。 お互いの秘密を打ち明けた少年たちは、新月の夜に星を狩りに行く。そこに集まっていた少年たちにはそれぞれに秘密が…

同僚の佳奈が最近、急に綺麗になった。まるで別人のように華やかに。 その秘密が知りたくて、私は佳奈の後をつけ、雑居ビルに辿り着いた。たくさんの蝶が飼われた水槽のある部屋で、私は男に…

ファンタジーの世界のお話ですが、奇跡も魔法もありません。そしてやはり、滅びるものは滅びるのです。 国が滅びるということはどういう事か、国とは何か。そんなお話です。

ルーン・トゥ・アクエイエンス。

歌に満ちた美しい「みどり」の森の中で一人の青年は目覚め、少女と出会う。青年は、自分が何者であるのか、この森がいったい何であるのか、なにもわからなかった。少女もまた同じだった。過去…

玉響《たまゆら》……ほんのわずかの時間 仕事も何もかも失った俺は、公園の池のほとりにいた。 気力なく、池の水面を見つめていると、美しい白昼夢に迷いこむ。 夢に現れた不思議な美…

あのときも、甘い乳の雫をぽとりと落としましたような、美しい梔子が咲いていました。 舞台は、くちなしの香りが仄かに漂う北国の古い邸。 現在の家主であるミーシャのもとで暮らす…

とあるファンタジー世界に存在する道具や素材、生き物などをエピソードと共に紹介。 私自身のネタメモと執筆への慣れと練習を兼ねています。 ネタ切れにつき現在は不定期更新中です。週一は…

その夏、僕が出会った 淡い記憶のこと。

誰もいない道、明かりの点いていないコンビニ。人の匂いが消えた街で、「リン」はひっそりと明かりを点ける。

自分の居場所が見つからない。 僕の住む世界は広くて、様々な人がたくさんいるのに、どうして、こうも、やるせない孤独感に苛まれ続けるのだろうか。 星の綺麗な夜、大学生の彼方は、一…