「倶楽部」を含む小説

　（あらすじ） 　高校生、北村一樹の通う私立高校には生徒は必ず何らかの部活に入らなければならないという奇妙な校則があった。 　双子の妹である北村マリアからの助言でそれを知った彼は…

　よく見る明晰夢の中で、「私」は鹿の頭となり、同じ趣味の仲間たちと一緒に他人の夢を覗き見る。 　カクヨムコンの短編部門に参加中です。 　拙作の短編集『日常キリトリ線』にも収録さ…

幼馴染で、他家に嫁いだ糸と駆け落ちして、故郷の夜須から江戸に出た滝川藤兵衛は、用心棒稼業に精を出しながら、満たされた幸せの中にいた。その平穏な暮らしの最中、藤兵衛は糸の夫だった西…

ライブバー『満天倶楽部　溜池山王店』に、妙に美人の2人組・美柑と桃名が反則的に就職する。 客も従業員もゆったりと寛げる仕事場に、満足する美柑と桃名。 だが人気声優のライブが行われ…

アルケミストという小説を読んだ影響が残って自由に書いただけの文章です。 小説やドラマなどと語っていくならば、成長がわかりやすく転がしてある方が良いのかもしれません。 転校生の根…

知人からハムスターを譲り受け、飼い始めた私は、勧められてハムスターの同好会である「ハムちゃん倶楽部」に入会したのだが… ショートショートです。

どことも知れない場所、いつとも知れない時。 闇夜の人里離れた場所に二つの人影が立っていた。 彼等の足元に転がる「ソレ」は、確かに人の言葉を発していた。 やがて「ソレ」は、自身がな…

眠るのが怖い。 起きたあとに体が重い。 ご飯も喉を通らない。 勉強が手につかない。 親や兄弟、家族との関係が悪化した。 ペットに吠えられた。 デジャヴに怯えている。 一つでも当て…

筵を編み、草鞋を売って糊口をしのぐ少年の家には、桑の巨木が生えている。 遠い先祖が植えたその木の懐で、彼は天を仰ぐ。 少年の名は劉備。 小さな出会いをきっかけに、時は動き出した―…

百万円。一万円にして百枚。時給千円の人間なら、1000時間拘束できるそのカネで、阿佐ヶ谷夕陽は俺の夏休みを買い占めると言ってきた。 「私は、全力で遊び倒してやると決めたんだ」 高…

風水師と名乗っている結城凪正は色々な事があったため事務所を閉業中、しかしインチキなので最初から風水師なんて名乗っちゃいない。天女のような女と別れて、子供は呆気なく死んで一人で生き…

脇山藩士の簀子六平太は、背振衆と呼ばれる忍びである。 自らの身分を隠し、脇山藩士として生きながら、代々藩内の不平分子を内偵する役目に就いていた。 主命の為に、わざと役目で失敗し、…

宇宙世紀００ＺＺ年。 日本は猫がふて寝をできるくらいは、平和だった。 だが私立南岩高校化学倶楽部では、非情で無残で無慈悲な事件が起きていた。 地理教師　土地神源蔵がとっておいた…

都立浅葱高校探偵倶楽部、部員の数はわずか二名。しかしそこには、日々あらゆる謎が持ち込まれている。 青空の眩しいある日の放課後、初老の紳士が探偵倶楽部を訪れた。最近までワイドショ…

逆臣王莽の簒奪により前漢王朝は終焉を迎えた。暗黒の時代、劉氏兄弟の勇猛な劉伯升は反乱軍を組織し、打倒王莽のため立ち上がる。穏和な弟の劉秀は、兄の計画に巻き込まれていくのだが……？

キャッチコピーに興味がある、そこの君！ キャッチコピーには、楽しみ方がまだまだたくさんあるはずだ！ 色んなキャッチコピーを鑑賞して、シェアして、語り合おう！ 活動日は主に不定期！…

俺、坂田雄介は一橋隼人正という一橋家の御曹司に転生した。 そんな俺が平成に戻るには、一橋家が天下を獲るしかないらしいのだが――。 ※小説家になろうにも掲載

放浪カモメのトフミ。 　ゆらゆらと、海岸で海風にふわふわり。 　「あっ！」 　「波打ち際に、風船が流れ着いてる！」 　　風船が大好きな、カモメのトフ…

上海の新聞社「申報館」で記事を書くユダヤ人記者と、「記者になりたい」と言って申報館を訪れる謎の東洋人の青年。 時は1900年12月31日。 あと数時間で19世紀が終わる。 「2…

「それで、そなたとスレイマンは相変わらず見ている方が恥ずかしくなるような熱愛ぶりなのか？」 16世紀前半、スレイマン1世時代のオスマン帝国。ハプスブルク家に対抗するため、フラ…