「ロケット」を含む小説

全ページ独立した五百文字前後の掌編集。 毎日更新していきます。

　『大人』への時間は、長いようで短い。まるで欠伸をするように大きく背伸びをすれば、もう後ろには【卒業】が待っている。 　きっと、そんな一瞬のように過ぎる世界を長い永久の時間に感…

西暦二〇二三年。 オーストリアの首都にして、かつて音楽の都=ウィーンと呼ばれた都市――ミリオポリス。 二〇一六年の連続テロから年月を経て＜ロケットの街＞はテロや凶悪事件との戦いを…

朝起きていつものようにテレビを付けると、画面には女の人が映っていた。 彼女はボクと目を合わせて言う。 『デートしませんか？』 火星と地球は戦争をしていて、日本の街にはアンドロ…

ある日、すべてのコンピュータ機器を使うものが不能となる。パソコン、家電、車、電車、飛行機、テレビ…。この状態を政府は「ロストデジタル」現象と名付けた。それを乗り切るには昔のアナロ…

時は22世紀。テクノロジーが発達したこの時代であっても、高校生活の最大イベントはもちろん修学旅行。とある名門私立高校に通う２年Ｂ組のクラスメイトも、ご多分にもれずワクワクドキドキ…

かつて世界を救った勇者ハルト。 あれから７年、彼の第２の人生は田舎にてダンジョン建造！？ １００歩で力尽きる超虚弱体質な妹を勇者にするべく、クエスト内容は事前にネタバレ、障害は先…

「織り姫が落ちてきたあ？」 　老人技師は少年と、その少女を見てそう言った。 　そこから始まる、一夏の思い出。 ■七夕短編です。第一話は777文字。

三十歳を過ぎてから良いことナシの琴子。仕事は徹夜、恋人に捨てられ、見合いも破談。実家は暗いムード。極めつけは、どん底の帰り道『走り屋』に泥を跳ねられ新品のコートを汚されたり! で…

この作品は大木奈夢様の自主企画【集団提案企画　2000文字以内限定】の為の書下ろしです。 既に公開している作品、遊星迎撃隊（序）、遊星迎撃隊（破）のプロローグ的位置づけとなりま…

毎回基本1話完結型 あれ？このネタわからん ってなっても大丈夫 基本的に各1話完結だから 第1話だけ読んで 解る話探して笑って下さい 近況ノートに パロ作品の早見表有ります ア…

　西暦２０６Ｘ年。 　今まで地球の重力に苦しめられてきた人類は、若干１５歳という、若き天才の双子が発明した重力無効化システムにより、重力に左右されず空を自由に飛ぶ乗り物を開発。…

養護施設に暮らす双子の姉妹、姉は月に行くことに憧れている。現実的な妹は、そんな姉を疎ましく思っている。互いに分かり合えない姉妹と月の物語。

宇宙ゴミ掃除をビジネスにする話です。 「プラネテス」が刺さる人に、少し違った視点の物語を提供できたらと思っています

地球消滅の危機を救うため、彼はロケットで飛び立つことに。 ロケット発射まであとわずか。 わずかなのに。 飛びたいのに。

純文学です。読み易い小説ではありません。 共感頂ける方だけにこの言葉が通じるのだと思います。 それはほんの一握りの方達だけなのでしょう。 それでもその方達のために、ここに置いて行…

「NASAの月着陸は陰謀ではありませんが実際のところ、現在はロスト・テクノロジーです。当時仕様されていた宇宙服は経年劣化して実用に耐えうるものではなくなり、月面の有人探査に利用で…

父の書いた手紙をずっと隠し持っていた私は、父の死後。 彼が何者であったのかが知りたくて彼を良く知る人物を探しに行くことにした。

　地球から何万光年先の宇宙を見るにはどうすればよいのだろうか？それは、ロケットを飛ばし、果てない宇宙の探訪をさせればよいだけだと言うかもしれない。たしかに、その通りである。 　…

新たな人類を生み出すため箱庭という籠の中で人体実験を繰り返してきた量子コンピューター、メトセラを破壊してから３年が過ぎ去った――。 開放された新人類たちは手を取り合い新たな社会を…