2025年12月23日(火)19時30分より、SHIBUYA TSUTAYA 7階会場およびカクヨム公式Discordサーバーにて開催された特別イベント「現役編集者が語る!絶対に今読むべき偏愛ラノベ」 のまとめテキストを公開しました!
本イベントでは、現役編集者3名がそれぞれの“偏愛ラノベ”を紹介し、熱量たっぷりに語り合いました。
ぜひ本記事を参考に、次に読みたい一冊を見つけてみてください✨
また、「ライトノベル展2025」 は12月28日(日)まで開催中です。
あわせてぜひご確認ください!
▼「ライトノベル展2025」詳細はこちら
promo.kadokawa.co.jp
1⃣ オールタイムベスト
『聖シンデレラ学園』。通称『デレ園』--超絶美少女が集められたその聖域に、「愛と性に爛れた学園生活」を夢見て、猛勉強の末に希少な男子として合格を果たした石蕗(つわぶき)ハル。しかし、入学早々親友にハメられ「蟯虫齧り虫」という蔑称を校内に轟かせることになり、一気に彼の薔薇色の学園生活の夢は暗黒の中へと没したのだった。そんなある日、ラブレター的な手紙に導かれたハルを待っていたのは、麗しき妖精--否「猛毒の妖精」、デレ園最凶の美少女・毒空木美也子(どくうつぎみやこ)だった。彼女との出会いが、ハルの学園生活を変えていく。そう、暗黒から地獄へと!!第14回えんため大賞大賞受賞作、1/420のベストヒロインを探す、大惨敗ハートブレイク・ラブコメ!!
四百二十連敗ガール
(ファミ通文庫)
あらすじ
ラブとコメディをどっちも100%でやっている、化け物みたいな作品。美也子の体を張った笑いと毒舌が光る一方、ハルくんへの迸るラブが愛おしい。なにより著者自身があとがきで語っているように1ページに1笑いがある。平成ギャグ(ラブ)ラノベの個人的傑作!
都立陣代高校に通う千鳥かなめは、普通の高校生。
フルメタル・パニック!
(ファンタジア文庫)
あらすじ
だが、彼女の平和な学校生活は1人の転校生によって破られる!
転校生・相良宗介は、何かといえば銃を発砲、問題解決といっては校内爆破と軍事オタク丸出しの大ボケ野郎。しかし、彼こそ世界最強の武装集団〈ミスリル〉のエリート兵士、世界すら左右する秘密を持つかなめを密かに護衛するために派遣されて来たエージェントだったのだ!
圧倒的スケールで描かれるSFアクションの金字塔ここに見参!
言わずと知れたミリタリーSFライトノベルの金字塔的作品です。長編シリーズのシリアスさも、短編シリーズのコミカルさも、この作品ひとつで楽しめます。本作は「ライトノベルの教科書」と評されることもあり、ライトノベルにできることの幅を広げてくれた作品だと思います。各シリーズの1巻がカクヨムで無料公開中ですので、ぜひ読んでみてください!
「女同士なんてありえない! ……はずなのに!!」
モテ系JKの榊原鞠佳は、ある日、クラスのクールな美少女・不破絢に、突然百万円を突きつけられた。
女同士とかありえないでしょと言い張る女の子を、百日間で徹底的に落とす百合のお話
(GA文庫)
あらすじ
「榊原さん。一日一万円で百日間、あなたを買うわ。女同士が本当にありえないかどうか、試してあげる」
「――は? はあっ!?」
その日から始まる、放課後の○○タイム。
頭を優しく撫でたり手を握ったりするところから始まる絢の行動は、日に日にエスカレート!!
果たして鞠佳は、百日目まで絢に「ありえない」と言い張ることができるのか――(できない)。
屈服確定!? 敗北必至!? 鞠佳の百日を巡るガールズラブコメディ!!
「あなたを一日一万円で100日間買う。この100日で落とすから」という導入が強烈で、野良猫のように威嚇していた主人公が少しずつ心を許していく過程に、微笑ましさとドキドキが詰まっている。女同士の恋やセクシャリティにも正面から向き合い、恋愛感情の深い部分まで描かれているのが好きなポイントです。
2⃣ 最近のおすすめ作品
「あなたは、ウチのダンジョンマスターとして転生したのです」
異世界転生ダンジョンマスター 温泉ダンジョンを作る
(ファンタジア文庫)
あらすじ
異世界に転生し、ダンジョン経営を任された俺。
ダンジョンを大きくするのに必要なのは貴重な宝物? 強いモンスター?
なんだか違うな。要は大勢の客が駆けつけてくればいいんだろ。
「よし……温泉ダンジョンを作るぞ」
美肌の湯に若返りの湯。日本の温泉文化にかかればホスピタリティも完璧だ。
温泉ダンジョンはすぐに噂を呼び、美容を求めて女騎士や貴族令嬢が殺到。
女王様までもが目の色を変えて飛び込んでくる。
さらに、国家レベルの経済や外交に至るまで、温泉ダンジョンは異世界に予想外の大変革をもたらし――!?
現代の温泉知識がたっぷり詰め込まれたダンジョンが異世界で話題を席捲していく様がとにかく痛快で気持ちいいです。 著者の天原さん独特の筆致がとても読みやすく、あっという間に読めてしまいます。タイトルの印象から『ライトノベルにありがちな設定が詰め込まれているのかな……』と感じた玄人ライトノベルファンの方にこそぜひ読んでいただきたい作品です。
苺原樹――年齢は二十代後半。既婚者。職業は高校教師。そんな私が、10歳年下の教え子の女子高生に手を出してしまった。
人妻教師が教え子の女子高生にドはまりする話
(電撃文庫)
あらすじ
生徒の名前は戸川凛。私より背が高くて、温和でどこか幼くて、顔がいい。そしてとてもいい子。家庭環境に問題のあった彼女を気にかけているうちに、いつしかベッドの上で唇を重ねていた。
これは間違いなく裏切りで不倫で犯罪で。身の破滅を招き寄せる要素を、よくもこれだけ集めて。
――なぜこんなことになってしまったんだろう。
淫らで不貞で、でもどこかあたたかい。女教師と女子生徒の恋愛小説。
年上で教師で人妻という立場の女性が、年下の女子高生にメロメロにさせられているのが最高。 ダメだと分かっているのにズブズブ沼にハマっていく過程がドキドキしっぱなしで、感情がずっと揺らされます。
ソフトウェア会社の社長兼プログラマーのボブ・ジョハンスンは、SF大会の会場で交通事故にあい死亡した。目覚めてみると、なんと117年後、キリスト教原理主義国家となったアメリカで、恒星間探査機の電子頭脳になっていた!はからずもほぼ無尽蔵の寿命と工業生産力を手に入れたボブは、人類の第2の居住地を探して近隣の星系を探索し、つぎつぎに新発見や新発明を成し遂げていく!傑作宇宙冒険SF、3部作開幕篇!
われらはレギオン
(早川書房)
あらすじ
ライトノベルです(早川さん怒らないでください!)。 転生×追放×俺TUEEEE×ざまあ展開のWEBライクみが馴染み深くとても楽しい。3巻の「太陽系最終大戦」(おもしろすぎるサブタイトル)までが第1部なのでぜひそこまで読んでほしい!
3⃣ レーベルのいちおし作品
魔王が倒されてから四年。平穏を手にした王国は亡き勇者を称えるべく、数々の偉業を文献に編纂する事業を立ち上げる。
かつて仲間だった騎士・レオン、僧侶・マリア、賢者ソロンから勇者の過去と冒険話を聞き進めていく中で、全員が勇者の死の真相について言葉を濁す。
誰が勇者を殺したか
(スニーカー文庫)
あらすじ
「何故、勇者は死んだのか?」
勇者を殺したのは魔王か、それとも仲間なのか。
王国、冒険者たちの業と情が入り混じる群像劇から目が離せないファンタジーミステリ。
とっつきやすくて誰でも楽しめるミステリーなのに、考察する気持ちよさがちゃんとある。 1巻で終わらず、続刊でも「誰が勇者を殺したか」といタイトルを回収していく構成が天才的。
人の渇望(ねがい)が固有の魔法になる異世界。固有魔法を扱い邪神から人類を守護する超越者〈アデプト〉たちには、あらゆる権利が与えられる。
転生したコノエは永い修行の末、遂にその資格を得たのだった。
転生程度で胸の穴は埋まらない
(電撃文庫)
あらすじ
――惚れ薬〈きんしやくぶつ〉を使うために。
「……惚れ薬があれば、僕でも、誰かの一番になれるんだろうか。」
前世のトラウマから、人を信じられず生きてきたコノエ。そのせいで固有魔法が発現せず、転生しても孤独に苦しんでいた。そんな彼に助けを求めてきたのは、死病に侵された金色の少女で――。
「私、コノエ様の為なら何でもさせて頂きますので!」
これは、渇望〈ねがい〉を持たない白い孤独が、黄金の愛と出会う物語。
献身的で高潔で俺のことが好きな金髪メイドエルフが嫌いな人なんてこの世にいません! しかし、主人公コノエくんはその上を行く可愛さ。面倒くさい主人公を愛でたい人にめちゃくちゃ刺さる。 無双しつつも緩急のついたバトルは圧巻。装丁に編集者のこだわりを感じるのも推しポイントです。
高校を中退し、ボードゲームカフェ『クルマザ』で店長代理として働く生粋のボドゲオタク常盤孤太郎は、恋をしていた。
あそびのかんけい
(ファンタジア文庫)
あらすじ
ボドゲ愛の欠片もない天敵のような女子高生ギャルバイト小鳥遊みふるに。想いに気付かない当人から進展を煽られるも――
「まずはサイコロを振らなきゃ、恋は始まらないぜ」
告白はありえない。なぜなら……みふるには超絶ラブラブなイケメン彼氏がいるのだから!
さらに孤太郎が想いを隠すため、みふるに伝えた嘘の好きな人――女流棋士の歌方月乃は、正体を隠して『クルマザ』に入り浸っている常連客で!?
誰もが秘密を抱え、あそびのかんけいを続けるラブコメ開幕。
「このライトノベルがすごい!2026」の総合・文庫・新作文庫の各ジャンルで第1位(3冠)を獲得した作品です。葵さんが描くラブコメ作品としての『安心感』とボードゲームカフェが舞台という『新規性』のバランスがとても良いと感じました。会話劇と錯綜劇、そこに深崎さんのイラストが加わり、ライトノベルファンにぶっ刺さる要素がすべて揃っていると思っています。
4⃣ 他レーベルで気になる作品
女子校に通っていれば、一人は『カッコいい』と評判の生徒がいる。それが私、雨ノ音沙琴だ。
「え、私がそっちなの!?」子犬系後輩彼女に食べられるカッコいい私
(ファンタジア文庫)
あらすじ
そんな立場だから私は同性から告白されることも多い。今日のお相手は、つい最近ファンの中に見かけた子犬のような新入生・花華めぐるちゃんだった。
彼女のこちらを見つめてくる目がどこか他の生徒とは違っていて、初めての胸の高鳴りを覚えた私だったんだけど――
「わたしのメスになってください!!」
――今までカッコいいと言われ続けてきた私にとって、それは初めて聴く告白だった……。
そして、この告白が表と裏で関係が逆転する、私達の日々の始まりで――新感覚百合ラノベ開幕!
歳下攻め×年上受けという至高の構図を、真っ向からやってくれている。 カッコいい先輩が子犬系後輩に振り回される、このコンセプトだけでご飯が食べられる!
大利賢師は器用さだけで生きてきた男だ。それは文明が崩壊しても変わらない。
崩壊世界の魔法杖職人
(MF文庫Jの新文芸)
あらすじ
ある日地球に降り注いだ魔法の隕石群は、地球から全ての電気を奪った。
電気に支えられていた高度な社会はたちまち崩壊。未曾有の大混乱が起きる世界を尻目に、大利は独りのんびりと隕石の一つを削り出し魔法の杖を作り上げた。
――そう、人類は電気を失ったが、代わりに魔法を手に入れたのだ。
そして大利は知らなかった。
電子機器が使えなくなった崩壊世界で、精密機械並の工作ができる自分の器用さが世界を救う力になる事を。
西に人間不信の魔女がいれば、器用さで閉ざされた心を開き。
東に命懸けで世界を救う研究をする可愛いオコジョがいれば、器用さで助けてやり。
ガラクタだって魔法の杖に加工できる。
なぜなら器用だから。
これは、崩壊世界で繰り広げられる魔女や魔法使いの英雄譚――ではない。
コミュ障で奥多摩に引きこもったド器用な青年が魔法杖職人となり、東京の片隅から全世界を揺るがしていく、生涯の記録。
文明が崩壊した後の東京のリアリティがとてもしっかりしていて、作品の序盤の作り込みからすごい説得力があって没入できました。それでも小難しい設定にはなっておらず、重さを感じさせない筆致に感服しました。ファンタジーフィクションではありつつも、地に足の着いている描写力の巧みさに驚きました。
5⃣ おすすめの担当作品
裁定魔術師(アービトレーター)――それは魔術師たちの探偵にして、判事にして、処刑人。数奇な運命からその任に就いたのは、『魔力なし』の侍女リネットとレポフスキー家当主として君臨するマンフレッドだ。主従でもある比翼の探偵たちは、かけがえのない使命を果たすため、次々と邪智暴虐の魔術師どもを追いつめていく!
あなた様の魔術【トリック】はすでに解けております
(電撃文庫)
あらすじ
「あなた様の魔術【トリック】はすでに解けております」
「この小娘が明らかにしたとおりだ。魔術師よ、天秤は汝の罪に傾いた」
これは魔術と謎を論理で暴き、邪悪な魔術師を圧倒的な力で裁く探偵たちを追った事件簿である。
倒叙ミステリってこんなに面白いんだ、と素直に思わされた。 メイドで探偵のリネットに追い詰められる様を犯人視点からご堪能あれ。魔術が使えないただのメイドがカラスを連れてなぜ探偵をやっているのか……そこにもぜひ注目してほしい。
マナという能力を持つ貴族が、人類を守る責務を負う世界。能力者の養成校に通う貴族でありながら、マナを持たない特異な少女メリダ=アンジェル。彼女の才能を見出すため、家庭教師としてクーファ=ヴァンピールが派遣される。
アサシンズプライド
(ファンタジア文庫)
あらすじ
『彼女に才なき場合、暗殺する』という任務を背負いー。
能力が全ての社会、報われぬ努力を続けるメリダに、クーファは残酷な決断を下そうとするのだが・・・。
「オレに命を預けてみませんか」
暗殺者でもなく教師でもない暗殺教師の 矜持(プライド)にかけて、少女の価値を世界に示せ!
第28回ファンタジア大賞《大賞》受賞作にふさわしい『教官モノ』ジャンルの作品です。主人公・クーファとメインヒロイン・メリダの関係性、メリダ以外のヒロインたちの個性的な魅力、どこを切り取っても、とても完成度の高い作品だと思います。健気に努力を続けるメリダを愛でたくなること間違いナシです。
「君の笑顔をずっと見ていたいな」「そ、そんな……//」
人間ちゃんの警戒心が薄すぎる!
(スニーカー文庫)
あらすじ
この世界は天国だ。私、明日乃はサキュバスで、魔界から人間界へやってきた交流生。その目的は女学園で私だけの美少女ハーレムを作ること! だって人間女子が一番かわいいって気づいたから! 魔性のカリスマ性と美貌を前に人間ちゃんの警戒心はゼロ。ゆるふわ女子のM心をくすぐり、ツンツンまじめちゃんをデレデレにして、小動物系女子は私にだけ甘えてくる!
「私の胸に、さぁおいで」
(あぁ人間ちゃん愛しているよ、もっとイチャイチャしよう!)
カリスマ女子がやりたい放題のハーレムガールズラブコメ!
カリスマ高身長金髪王子様女子という設定の主人公が素晴らしい。そんなカリスマ女子が「ハーレムを作る側」という逆転の発想が新しい。 節操がないように見えて、実は女の子一人一人に真摯に向き合っている主人公のイケメンぶりが良い。
▼「ライトノベル展2025」詳細はこちら promo.kadokawa.co.jp
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