白眉の君は誰が為に走る

勉学以外にやりがいのない生活を送っていた高校二年生の速水悠生は、ある日謎が多く破天荒な金髪美少女、千早シロに“RTAの手伝い”を頼まれる。
彼女の真剣な姿に心打たれた悠生は申し出を受けようとするが、そこで重要な追加情報を聞く。

「私余命半年だから」

千早は残された時間を賭けて四か月後の大型RTAイベントに参加し、記録を残すという夢のために悠生を誘ったと言う。
悩んだ末に結局は千早の協力者となった悠生は価値観の違う彼女に振り回されながら、RTAという未知の世界を奔走する。
同じ目標に違う目線で走り始めた二人の関係は、次第に予想外の方向に転がっていくことになる。

“生きた証”とは何か。人生を謳歌するにはどうすればよいのか。二人が出す結論は——。
さぁ、命の輝きを魅せよう。


10/15追…続きを読む