概要
大人は知らない。夜十時、私達が真剣に戦っていることを。
*第13回角川つばさ文庫小説賞に応募作品です。
*児童向けの作品です。
公募用あらすじ(820字)
小学五年生の喜多ミチカは自分が作ったフェルト人形に誘われ、夜の学校へと来てしまう。そこでミチカは自分がフェルト人形に宿った付喪神(仮)のパートナーに選ばれ、「あやかしバトル夜十時」というあやかしと人間を巻き込んだゲームに巻き込まれたことを知る。夜の十時から十二時までの二時間だけあやかしになってしまったミチカは、面白そうだからの一言で状況を受け入れ、フェルト人形に宿ったあやかしに「つくもん」、スマホからナビゲーターをする声に「リリ先生」と名前を付け、二人と共にあやかしバトル夜十時に参加する。
チュートリアルとして、学校に巣食うあやかし「十三階段」を討伐することになったミチカは、昼の学校で、
*児童向けの作品です。
公募用あらすじ(820字)
小学五年生の喜多ミチカは自分が作ったフェルト人形に誘われ、夜の学校へと来てしまう。そこでミチカは自分がフェルト人形に宿った付喪神(仮)のパートナーに選ばれ、「あやかしバトル夜十時」というあやかしと人間を巻き込んだゲームに巻き込まれたことを知る。夜の十時から十二時までの二時間だけあやかしになってしまったミチカは、面白そうだからの一言で状況を受け入れ、フェルト人形に宿ったあやかしに「つくもん」、スマホからナビゲーターをする声に「リリ先生」と名前を付け、二人と共にあやかしバトル夜十時に参加する。
チュートリアルとして、学校に巣食うあやかし「十三階段」を討伐することになったミチカは、昼の学校で、
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!ノスタルジックとワクワクが共存する不思議な世界
子供の頃はそばにあった不思議を、どこで信じられなくなったでしょうか。
おもちゃは知らないところで動いているかも。
夜の学校には別の時間があるのかも。
見えない世界が、本当は隣にあるのかも……。
子供の頃にはワクワクして信じられていた不思議を、歳を取るにつれて、気のせいだ、いつまでも子どものようなことを…と思い込んでしまいませんでしたか。
それが大人になることだと、言い聞かせて。
感じるままに、信じるままにいられたら、世界はもっと広く色鮮やかなものであったのかも……。
そんな風に感じさせてくれる今作品、第13回角川つばさ文庫小説賞への参加作品です。
物語の導入部こそ、ぶっ飛んで感じるほど…続きを読む - ★★★ Excellent!!!勇気友情、自分が自分である事。その意味を知り心が動かされる作品
この作品の魅力は色々有りますが、さすがに職人芸といえる緻密な作風の作者様だけに、導入や見せ場が完璧で完成度が高く、安心して楽しめます。
どのエピソードも高水準の内容を楽しめます。
その数ある要因の一つとして主人公の少女ミチカちゃんの破天荒だけど、地に足の付いた太陽のような魅力が大きいです。
これで初見からグイグイと作品の中に引っ張ってくれます。
そして、どの立場からもその立場の視点や思うところ、心があるのであやかしも含めてみんなが息づいており、作品の都合のために存在するキャラクターが居ないのが素晴らしいです。
みんな作品世界で自分の望む事のために生きています。
それでいて明確な悪が存在…続きを読む