概要
さあ、はじめよう。誇りをかけた真剣勝負――大人達が忘れてしまった本当のバトルを。信じぬいた者が勝者だ。
*第13回角川つばさ文庫小説賞に応募作品です。(一次で落ちましたごめんなさい)
*児童向けの作品ですが、大人向けでもあります。どっちですか?
特設ページを作りました↓
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!もしこんな子が実際にいるのなら、ぜひお友達になりたい
タグに興味を持って、本編を読みました。
そりゃコンテストに応募するのだから、つまらないものを書くわけがありません!
あとから追加されたであろうタグは涙の叫びのように見えて…。って、本当に〝なんで〟なのでしょうね。つかみのあるスタート、ハイテンションな主人公、これはかなり面白いですぞ。
なにより主人公がいいですね。物事を悲観的にとらえない思考回路のおかげで、多少理不尽な目にあっても安心して読み進められました。
この独創的な語りはつい目で追ってしまい、あまり本を読まない子にもオススメです。
ストーリーも良質で、コントのようなやりとりで笑っていたら終盤で感動します。
十三階段…続きを読む - ★★★ Excellent!!!ノスタルジックとワクワクが共存する不思議な世界
子供の頃はそばにあった不思議を、どこで信じられなくなったでしょうか。
おもちゃは知らないところで動いているかも。
夜の学校には別の時間があるのかも。
見えない世界が、本当は隣にあるのかも……。
子供の頃にはワクワクして信じられていた不思議を、歳を取るにつれて、気のせいだ、いつまでも子どものようなことを…と思い込んでしまいませんでしたか。
それが大人になることだと、言い聞かせて。
感じるままに、信じるままにいられたら、世界はもっと広く色鮮やかなものであったのかも……。
そんな風に感じさせてくれる今作品、第13回角川つばさ文庫小説賞への参加作品です。
物語の導入部こそ、ぶっ飛んで感じるほど…続きを読む - ★★★ Excellent!!!勇気友情、自分が自分である事。その意味を知り心が動かされる作品
この作品の魅力は色々有りますが、さすがに職人芸といえる緻密な作風の作者様だけに、導入や見せ場が完璧で完成度が高く、安心して楽しめます。
どのエピソードも高水準の内容を楽しめます。
その数ある要因の一つとして主人公の少女ミチカちゃんの破天荒だけど、地に足の付いた太陽のような魅力が大きいです。
これで初見からグイグイと作品の中に引っ張ってくれます。
そして、どの立場からもその立場の視点や思うところ、心があるのであやかしも含めてみんなが息づいており、作品の都合のために存在するキャラクターが居ないのが素晴らしいです。
みんな作品世界で自分の望む事のために生きています。
それでいて明確な悪が存在…続きを読む