ノスタルジックとワクワクが共存する不思議な世界

子供の頃はそばにあった不思議を、どこで信じられなくなったでしょうか。

おもちゃは知らないところで動いているかも。
夜の学校には別の時間があるのかも。
見えない世界が、本当は隣にあるのかも……。

子供の頃にはワクワクして信じられていた不思議を、歳を取るにつれて、気のせいだ、いつまでも子どものようなことを…と思い込んでしまいませんでしたか。
それが大人になることだと、言い聞かせて。

感じるままに、信じるままにいられたら、世界はもっと広く色鮮やかなものであったのかも……。
そんな風に感じさせてくれる今作品、第13回角川つばさ文庫小説賞への参加作品です。
物語の導入部こそ、ぶっ飛んで感じるほど引き込まれる面白さですが、読み進めれば進むほど、大人が考えるべき部分も多いものです。

童心を振り返り、手放したものを思い出す。
そんなノスタルジックさもありつつも、子供らしい別世界でのバトルでワクワクもさせる。
作者様ならではの素晴らしい世界観を、せひお楽しみ頂きたいと思います。
オススメです!

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