“生きる”とはどういうことなのか 壮大かつ優しい物語

ファンタジー世界に無くてはならない存在の竜。
強者の威厳や雄大さに加えて、孤高の存在であるからこその尊大さや無慈悲さ。
それらを無駄無く描く、作者様の筆致は圧巻です。

そんな竜が出会う“弱きもの”。
その出会いが、孤高の存在故に知り得なかった気付きをもたらし、彼の世界を変えていく……。

どんな生き物も、他と交わらなければ真の意味では生きられない。
“生きる”とはどういうことなのか、そんなことを考えてしまう、壮大かつ、とても優しい物語。
おすすめ致します。

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