銀竜草異聞

鐘古こよみ

【三題噺 #18】「種」「ホラ」「悩み」


 その竜は大きく勇ましく、何者にも劣らぬ威厳に満ちていた。

 爪と牙は磨かずとも鋼の輝きを誇り、白銀の鱗は玻璃の澄明さを持ちながら、金剛石も恥じ入る硬さだった。

 辺りを睥睨する巨大な黄金のまなこときたら、天上の太陽と威光を競うかのようだ。


 竜が険しい山肌に立ち、両翼を広げて、二つ三つと空を打つ。

 すると風はたちどころに安寧を捨て、獰猛な咆哮と共に山肌を駆け降りた。


 遠い裾野でなおも勢い衰えぬその風を受け取った動物たちは、怯え、恐れ、我先にと死に物狂いで駆け始める。

 しかし、ひとたび竜の眼に捕らわれたら、いかに速く駆けたところで、命の儚さを知るほか選びようがない。

 草原を駆ければ、鋭い鉤爪に音もなく引き裂かれ、森に入れば、竜の喉からほとばしる灼熱の炎に包まれる。

 竜とは覇者であり、他の者は、そのしもべでしかあり得ないのだ。


 何ひとつ己を遮らぬ天地の狭間で、竜は悠久の年月を生きていた。

 親もなく、友もなく、伴侶も得ないまま、ただ恐れられる日々を送っていた。


 竜の棲む山のいただきには、かつての噴火跡がぽっかりと口を開けていた。

 その円の底に降り立ち、苔の敷き詰められた広い原から周囲を見渡せば、高い岩壁がぐるりを取り巻いている。岩壁には大小の横穴が見える。

 中でも最も大きく深い横穴の、光の届かぬ暗い洞穴内に、竜の寝床があった。


 ある時、狩りから帰還した竜は、その寝床の片隅を見て仰天した。

 

 長い年月のうちに、竜の熱い吐息で周囲の岩は変形し、方々に窪みができて、土埃が溜まっている。

 そうした窪みの一つに、白くか細い体の植物が生えていたのだ。


 太陽と同じほど輝く巨大な竜の眼でなければ、この暗闇で見逃していただろう。

 その植物は白い蚯蚓みみずのような体を、いきなり土から突き出していた。

 牙の隙間から憤怒の息を漏らし、竜は唸った。


「創り主よ。この世を開き、閉じる者よ」


 竜が創り主に呼びかけるのは、これが初めてであった。


「俺の寝床になぜこのような者を引き入れる。許した覚えはないぞ」

「許すも、許さぬも、それはお前の尾が大地を撫でた際、鱗の間に捕らわれてしまった、罪のない花の種子よ」


 どこか呆れたような声で、創り主が答えた。


「本来であれば、太陽の光がなければ育たぬゆえ、芽吹きもせず朽ちる運命であった。その哀れが目に余ってな。光のいらぬ者に変えてやったのだ」

「余計なことを。俺の都合を取り上げもせずに」


 創り主はもう答えなかった。竜はまだ怒りに燃えていた。


 寝床に己以外のものが存在するなど、あってはならないことなのだ。

 闇と区別を主張することもない無口な苔や黴、泥を食い排泄するだけの矮小な地虫どもならば、そう目くじらを立てる必要もあるまい。

 

 だが、この忌々しい、花とやらはどうだ。

 見れば見るほど闇から際立つ白さをもって、か弱い茎を必死にもたげ、己の生を主張しているかのようではないか。


 すぐさま潰してやろうと、竜は考えた。それは身じろぎ一つで済むことだった。

 しかし、今すぐにそうしては、この植物は己が誕生していたことすら知らず、地に還るだけであろう。

 己がいかに不遜を働いたか、知らしめてやらねば、収まりがつかぬ。


 それから数日をかけて、竜の剣呑な眼差しの先で、何も知らない花はすくすくと成長を続けた。

 やがて小さな蕾をつけ、徐々に膨らませ、慎ましく開いて、可憐な花となった。

 竜はやっと、口を開いた。


「よくも呑気に育ったものだな。頭上に誰がいるのか、わかっておろうな」


 竜の熱い吐息に僅かに身を揺らした花は、元々垂れていた袋状の頭を、より深々と垂らしてみせた。


「申し上げにくいことですが、何も知らずに生まれてきたのです。あなた様がどのようなお方か、どうぞ教えてはいただけませんか」


「異なことを。お前たち植物は始祖から代々の記憶を受け継ぐはず。どこで咲き、いつ実を結び、どう枯れるのか、生まれた瞬間に全て知っておろうが」


「他の方はそうかもしれません。ですが私には、その記憶がないのです」

「この俺をたばかると……」


 怒鳴りかけて竜は、はっとした。

 本当かもしれぬ。創り主がこの者の命を、新たに創り変えたと言うのなら。

 植物として持つべき最低限の知識はあるにせよ、あれが怖い、何が危険といった、経験から積み重ねられる記憶を、何一つ持たぬのかもしれぬ。


「俺は竜だ」

 地の底を震わせる恐ろしい声で、竜は名乗った。


「なるほど、竜様でございますか」

 神妙に、だがどこかあっけらかんと、花は受け入れた。


 どうやら確かに俺を知らぬようだ。竜は閉口した。

 己の不遜をしっかりと知らしめるつもりで、ここまで待っていたというのに、これでは全く甲斐がない。


「竜とは、げに恐ろしきものぞ」

 地の底どころか洞穴全てを震わせる声音で、竜は威嚇した。


「なるほど、げに恐ろしきものですね」

 俯けていた花弁をそっくり返らせ、土に根を踏ん張って、花は答えた。


「お前は俺の寝床に無断で生えた、とんでもなく不遜な奴なのだ。本来ならひと息で潰してやるものを、ここまで生き永らえさせてやったのは、一体なぜだと思う」


「そうでしたか。私はあなた様の寝床に、無断で。それを潰さずにいてくださったのは、ひとえに竜様の温情によるものでしょう。まことに有り難く存じます」


「違う違う。お前の不遜を知らしめるために、俺は待っていたのだ」

「さすが、竜様です。何も知らず生まれる私に、不遜を教えてくださるとは」

「褒めてどうする。お前は俺に潰されるのだぞ」

「なんと。花とはそうしたものでありましたか」

「違う違う。まったく呆れた奴だな。いいか、花というのは……」

 

 ついに竜は、滔々とうとうと話す羽目になった。


 花とは元来太陽の下にあり、様々な色や形で咲き誇り、集団でぺちゃくちゃとうるさいお喋りに精を出し、自ら動けぬ代わりに、その香りと彩りで虫や鳥を呼び寄せ、時には風や動物の毛皮を使って、種子を遠くへ旅立たせること。

 

 虫や鳥にも気に入りの植物があり、むやみやたらと花の誘惑に乗るわけではなく、むしろ茎や葉を傷つける嫌われる者もおり、ある者は自らを花や葉の姿に似せることで、ちゃっかり外敵から身を守っていること。


 植物にもいろいろあるが、おおむね春に咲き、夏に実を付け、秋に枯れ、冬場はすっかり息絶えたかに見えても、翌年にはまた同じ場所で、いやそれ以上に多くの場所で、再び姿を現すということ。


 一つ語るたびに白い花は、わあ、へえ、と感嘆の声を上げ、なるほど、そうでございましたか、と納得して頷き、素晴らしい、ひと目見たく存じます、と感激する。


 つい釣り込まれて竜も、話しぶりに熱が入った。


「多くの花は夜が訪れるやその花弁を閉じ、翌朝太陽の光で再び開き……」

「雨が降らぬ時は地中にて機を待ち……」

「像や猿に果実を食わせ、その糞から芽吹こうという強かさ……」

「なに、木と草の区別だと。その大きさの違いは俺とお前のようなもので……」


 本当に竜様は何から何までご存知で偉大ですと、花は大いにはしゃいで竜を質問攻めにし、白い体をより一層白く輝かせ、気付けばすうすう寝息を立てていた。


「おい、花。貴様、喋らせておきながら」


 竜も文句より瞼が落ちた。何しろこんなに喋ったのは生まれて初めてだ。

 花に鼻面を向けたまま、尾の中に体を収めて、いつしかいびきをかいていた。


 翌朝、狩りに飛び立った竜は、世の中が今までと違って見えることに気付いた。

 何もかもが克明に、鮮やかに、意味を持って眼に飛び込んでくるのだ。


 竜を恐れて駆け出す動物の影が同じ向きに揃っているのは、太陽の位置が関係しているということ。

 びっこを引きその場をくるくる回る鳥がいるのは、親鳥が子を守るために囮になっているのだということ。

 竜の炎を恐れる木々がある一方で、慌てず騒がず泰然と佇む木もある。なぜならあれは、森が燃えることで子孫を増やしてきた植物だから。


 花に教えたら面白かろうと、鱗の内で誰かが囁く。


 巣穴に戻るなり竜は、見てきたものを口先に携えた。

「花よ」


 子や雛に餌を運ぶ親のように、片端から世界を捕まえた。

「いいか花よ」


 そのうち獲物よりも、土産話を探すようになった。

「花、これは驚くぞ」


 幾日か経った。

 朝、目が覚めた竜は、いつものように狩りに行こうと身を起こした。


「花……」

 

 行ってくる、と言おうとして、竜は全身の鱗を逆立てた。

 今まで白い頭を重たげに垂らしながらも、茎をまっすぐ立てていた花が、その細い身を根元の岩に投げ出していたのだ。


 行ってらっしゃいませ、竜様。

 か細い、弱々しい声が聞こえた。

 帰ったらまたお話を、聞かせてくださいね。


 はやぶさのように、竜は巣穴を飛び出した。

 自らの住まう険しい山脈の峰を後にし、裾野へ裾野へ、ぐんぐん風をきり、高度を下げてゆく。


 まず、花々の群生する高原を目指した。

 種は違えど花と呼ばれる者同士なら、白い花の容態を知らせれば、異変をどうにかする術を教えられるだろうと考えたのだ。

 風に甘い香りが漂い、眼下を鮮やかな色彩が埋め尽くした。

 少しの時間も惜しいとばかり、竜は勢いよく下降した。


 翼の巻き起こす風に煽られ、花たちは悲鳴を上げて地面にしがみついた。気も狂わんばかりの非難と怒号が、見渡す限り全ての大地から一斉に湧き上がった。

 普段の竜なら歯牙にもかけぬ。

 だがこの時は、花弁の散る様に慄いた。

 

 慌てて上昇し、その場を離れる。

 花は駄目だ。動物に訊くとしよう。

 

 眼下に鹿の群れを見つけ、声をかけようとした。しかし、竜の黒々とした巨大な影が足元に届くより先に、鹿たちは一斉に駆け始めた。


「待て、訊きたいことがある」


 そう叫んだところで無駄だった。鹿たちは足場の悪い崖を軽々と飛び越え、竜の爪の届かぬ安全な場所へ逃げてしまった。


 見晴らしのよい野原で草を食む馬も、沼地に集う水牛も、崖を登る山羊たちも同じだった。どの動物も竜の姿を視界に捉えるや、一目散に背を向け走り出した。


 竜は憤り、牙を剥き出しにして炎を吐いた。


「どうして逃げるのだ! 俺は狩りにきたのではない。訊きたいことがあるだけだ! 恥を忍んで矮小なお前たちに、教えを乞おうとしているのだ!」


 その叫びも、怯え切った動植物たちには、猛り狂った竜の恐ろしい咆哮としか聞こえない。竜が必死になればなるほど、相手も必死に耳を塞ぐ。


 しかし、ただ一頭だけ、その叫びを正確に耳にし、理解した動物がいた。

 巨木の根の下に潜り込み、恐ろしい災厄を免れんとしている、それは狐だ。


 狐はその狭き額の中に、たぐい稀なる知恵とずる賢さを持ち合わせていた。

 竜とは違う意味で他の動物たちに恐れられ、ともすれば忌まれてもいた。


 狐は麦穂色の頭の中で、一瞬のうちに思索を巡らせた。

 どうも竜のやつ、何か悩みを抱えているようだぜ。


 一つ頷くと、安全な隠れ家から恐る恐る、まずは鼻先だけを覗かせてみる。

 そして呼びかけた。


「竜様、生きとし生けるものの王様!

 四足を統べ、鱗ものを統べ、大空をも支配する王様の中の王様!

 お悩みがおありでしたら、この卑しい狐めに、ぜひともお聞かせください!」


 竜の鋭敏な鼓膜は、その小さな叫びを聞き漏らさなかった。

 たちまち身を翻し、狐の隠れる巨木の上を一回りし、その巨大な姿からは想像もしえぬ優雅かつ軽やかな所作で、地上に降り立った。

 根の陰で身を震わせる狐を一瞥し、竜は大気を震わせた


「ではお前に訊こう。地に倒れた花を再び立たせるには、どうしたらいいか」


 狐は竜の言葉を聞き、ぴたりと震えを止めた。

 花? 花とはまた、この凶暴な竜に、随分と似つかわしくない話題ではないか。


「あのう……花とはその、草原に咲き乱れている、あの花で?」

「そうだ。だが俺の言う花は、陽の届かぬ暗闇に咲くのだ」


 そんな花があるもんか。

 内心思ったが、狐は、おくびにも出さぬ。

 宥めたりすかしたり、おだてたりいさめたり、あの手この手で言い回しを工夫して、数分も経たぬうちに、事の次第をすっかり竜から聞き出した。


 事情を呑み込んで、狐は内心、ほくそ笑んだ。

 竜のなんと強く、恐ろしく、そして愚かなことか。

 この強大な生き物は、悠久の時を経て、多くの物事を知っているかもしれぬ。

 だが実際には、命に付き物のとある法則を、本当の意味でご存知ないのだ!

 

 花は明らかに寿命だ。だがこの王は、知ってか知らずか、それを認めようとせぬ。


 使い慣れた悪知恵が素早く働き、たちどころに計算結果を弾き出した。

 これは愚かなる偉大な王を頭上から取り除く、千載一遇の機会ではなかろうか。

 ちょいとホラでも吹いて、運試しといこうかね。


「王様。大変、遺憾なことながら」


 狐は細く鼻を鳴らし、肩を落としてみせた。

 そのままいつまでも続きを言おうとしない。


「包み隠さず言え。一刻も早くだ」

「か、かしこまりました。そのお花様の病は、大変申し上げにくいことながら、実は……王様ご自身が原因で、発症されたものなのです!」

「なんだと!」


 あまりの言葉に、竜は我を忘れて激高した。

 喉の奥で火球が威力を増し、橙色の炎が牙の隙間から噴出した。

 さすがに狐も肝を冷やし、根の下に鼻の先まで潜り込みながら続ける。


「そう、それ、それなのです! あなた様のその、華麗ながら畏怖に値する炎の息。それが、かの花の生命力を奪い、病たらしめている因なのです!

 炎を吐かずとも、あなた様の息には、常に熱波が含まれていらっしゃる。

 陽の光すらご遠慮なさる、か弱き花の君には、どんなにご負担か……」


 竜は愕然とした。

 確かに竜の吐息は、長い年月をかけて岩をも溶かす。

 あの細く白い花が、どうしてそれに耐えられよう。


「その炎の息さえ抑えることができたら、花の君はみるみるうちに回復いたしましょう。ですが、難しいでしょうなあ。寝床にいらっしゃる間中、息を止めてなさるというのは。この狐めの意見を申し上げてよろしいのなら、寝床をお変えに……」


 爆風が起きた。物も言わず、竜が飛び立ったのだ。

 狐は悲鳴を上げて木の根にしがみつきながら、にんまりと目を細めた。


 陽が落ち、夜がやってきた。

 さんざん彷徨い飛んだ挙句、竜は巣穴に舞い戻った。

 花の言葉を思い出したのだ。


 闇の中で、花は横たわっていた。

 あれほど白く輝いていた体が、くすんで灰色に見えるほどだった。


 ――俺がどうあれ、花は寿命かもしれぬ。


 竜は思った。狐の言うことは嘘かもしれぬ。

 本当かもしれぬ。

 どちらにせよ、竜の土産話を、花は待っているのだ。


 いつもの場所に丸くなり、口元を花に寄せた。


「今日、遅くなったのはな、陽が落ちるのを見てきたからだ」

 静かに、花に呼気が届かぬよう、静かに囁いた。


「世界の全てが茜色に焼け、太陽が金色の一閃を残して地の彼方に沈む。

 すると空が、紫から藍へと色を深める。

 突然、天の底が抜けたように、見通しがよくなる。

 金銀の砂粒が渦を巻き、あるいは帯となって、漆黒の闇にまき散らされていてな。

 その合間を縫って昇る銀の月を、俺は昔、竜の卵だと思っていた。

 弟か妹が割れないよう、嵐の時ほど、夜通し見張り番をしていたものだ。

 母親は空だと、父は虹だと思っていてな。

 ああ、虹というのは――」


 ありがとう、竜様。

 世界はかくも、美しいのですね。


 そう言ったきり花が、返事をしなくなった。 

 竜の眼から熱い涙が零れた。

 

 昔、色鮮やかな花畑に、無邪気に降り立った時のことを思い出した。

 翼の風で花弁が千切れ飛び、大きな足の下で植物が無残に潰れていた。

 謝罪は、悲鳴と非難にかき消され、誰も聞いてくれぬ。

 それならこちらも聞かぬ。

 ずっとそのようだった。


 白い花に言葉が届いたのなら。

 傷つけるのではなく、何かを与えられたのなら。

 俺はもうよい。

 竜は目を閉じ、花に身を寄せて囁いた。

 

 ――花よ。また咲け。


 そして鼓動を止め、その悠久の時を終えた。


     *


 ある日、神話を頼りとしなくなった二つ足の生き物が、竜が棲んだと言われる険しい山脈に分け入り、深い洞穴に辿り着いた。


 その奥まった一角に足を向け、彼らは息を呑む。

 深い暗闇の中、自ら光を放つかのように、白銀の花が咲き誇っていたのだ。

 

 その細い茎には、竜のごとき鱗が生えていた。

 群生する花々の根元には、巨大な生物の骨が埋もれていた。

 その花は後に二つ足の学者によって、『銀竜草』と名付けられた。


 彼らは知らない。

 洞穴の暗闇にかつて、悠久の時を孤独に過ごした、強く美しい王がいたことを。

 彼らは知らない。

 その王の最期が、白き花と共にあったことを。



<了>

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