ひとことで表現するなら「もったいない」でしょうか。
どれも中途半端でまとまりがない……という事もなく、きっちりと完結していますが、どの作品も、続きが読みたくなります。
連載や連作として、長編を希望、熱望したくなるものばかりです。
短編だけなんてもったいない! と、欲しがりな魂が叫んでしまいます。
共通する魅力としては『世界』でしょうか。
同じ世界の物語という意味ではなく、それぞれの世界観というか、しっかりとした世界が感じられるので、より広く、より深く、物語を楽しめ、次や他の人々もしりたくなるので、長編が欲しくなります。
優雅にミルクティーでも嗜みながら、魅力的な世界に浸っては如何でしょうか。