空を駆ける者の王者としても地を駆ける者の覇者としても永遠ともよべる年月を生きる者としても強き竜のたった1つの弱点は…大いなる歴史の一幕に名も無い植物の関与があったとは
竜の王が期せずして出会った、かき消えそうな花の娘。強いがゆえに孤独だった竜は、やさしく無垢な花と言葉をかわすうちに、少しずつ変わってゆく。しかし……。対極にある二人のかかわりから始まる物語と…続きを読む
壮大な物語。長編を読んだような重厚さ。つよきものとよわきもの。いのちを感じる、物語。竜の描写がすばらしく、かっこいい。心がざわつく、あたたかな、物語を、沢山の人によんでもらいたい。
書かれた言葉はそれほど華美ではないのですが、丁寧に世界と竜とが描写されていて、まるでその場にいるような圧巻の筆致を楽しめます。また、お話は童話や寓話のような心に残る素敵な作品。竜の孤独と威厳と…続きを読む
本作は花と竜の物語であり、どことなくお伽噺を思わせる。そんな中でも、竜の描写は重厚なもので目の前に本当に竜が存在するのでないかと思わせるほど、想像力が掻き立てられる。竜の迫力と心情の移り変わり、…続きを読む
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