英雄大戦記　～少年は『剣』となりて『女神』と討つ～

世界は残酷で、理不尽だった。

ある日、空から生まれ落ちた異形の怪物【影】
彼らの目的は―――殺戮。
生まれた時からあらゆる生物を「殺す」ことに全てを捧げる理外の化け物。
それが【影】だった。

【影】によって地上の生物は抵抗する暇なく、次々と殺されていった。
年齢も、性別も、立場も関係なく、【影】は全ての生物に等しく「死」を与えて行った。

誰もが絶望した時だった。
人々の前に『女神』と名乗る存在が現れた。

『女神』は問うた―――【影】を倒したいか、と。
人々は答えた―――倒したい、と。
『女神』はその答えに笑みを浮かべ―――そして、人々に二つの力を与えた。

一つは、神の力を再現した武装『偽神兵装』
強力な『武器』を手にした人々は【影】と戦うことが出来るようになった。

そして、もう一…続きを読む