43 ゆくすえへの応援コメント
諸説ある中、新しい豊臣伝説、夢中で読ませていただきました。
どちらかといえば悪い印象を持っていた茶々や大野が美しく描かれていて、最後は涙を誘われました🥹
作者からの返信
最初は秀次と一族の死について、こういう解釈が可能ではないか、と思ったのがキッカケでした。
そこから、秀頼の出生、秀吉の陰謀など、いろいろと思いつき……ここまでやってまいりました^^;
茶々や大野修理、おそらく徳川家のせいで悪評を立てられたと思いますが、そうではなく、こういう解釈が可能ではないかと、また思ったのです^^;
悩みつつ、間違えつつも、懸命に生きた、豊臣の子。
その周りの人たち。
彼らの生き様に涙していただいて、作者として、これほどうれしいことはございません。
また、レビュー、ありがとうございます。
ミステリーが好きなのですが、書くのは自信がなくて、それでも歴史を絡めたものならと書いたお話です。
なので、抜け出せなくなったは最大の褒め言葉です^^;
そして、美しく散る、汚くも信念に生きる、という言葉もうれしいです。
まさに、そういうキャラを目指して書いておりましたので^^;
ありがとうございました!
37 隆清院への応援コメント
千姫も可哀想ですね、秀頼はもっと可哀想だけれど🥺
この二人は、小さい頃からずっと一緒にいて、幼なじみみたいに仲はよかったんじゃないかな、と勝手に想像したりしています。
作者からの返信
千姫は確かに可哀想です。
祖父の思惑によって、小さい頃に両親から離されて、敵の家に嫁ぐ……それでいて、敵――豊臣家の様子を探れと言われてたんでしょうね。
秀頼も籠の鳥で可哀想です。
城を出たことがあるんでしょうか。
秀頼と千姫はおそらく仲が良かったと思います。
大坂の陣の時に、秀頼が千姫を脱出させたり、千姫も秀頼の庶子を養女にしたり……というようなことをしなかったと思います。
ありがとうございました。
11 四辻与津子(よつつじよつこ)への応援コメント
おお……歴史物かと思いきや、ものすごいミステリーになってきました。
気になります。
作者からの返信
実は横溝正史賞に応募しておりますので、拙作はミステリというかホラーというか、そんな感じで書いています^^;
歴史ジャンルに設定しているのは、運営に聞いたら、「歴史ものなら歴史ジャンルで投稿していいですよ」と言われたからです^^;
ありがとうございました。
えっ!乳母殿どうされた?!
作者からの返信
よりによって、嫁入り前夜に死んでしまった乳母どの。
これ、史実として伝えられていることなのですが、拙作は、これをきっかけとして、豊臣家のいろいろな人たちが動き、動かされていく……というお話です。
ありがとうございました。
茶々様、悪女のイメージでしたが、優しいところもあるのですね。大野朱理がもしや……
作者からの返信
茶々さまって、いろいろ言われていますが、二度も落城を経験しているし、豊臣家の(事実上の)長として、ちゃんと務めを果たしていたと思うんです。
大野さんはどうなんでしょう。
この人もいろいろと言われていますが、拙作では……。
ありがとうございました。
25 木下弥右衛門と竹阿弥への応援コメント
茶々の懐妊には絶対、何かあると思っていましたが、意外にも、こんなに苦悩に満ちた話だったとは。
でもまあ、日本の農村部には、夜這いという文化がありましたからねえ。大らかといってしまえば、秀吉にも罪はないわけで。
それにしても、秀吉の執着って、那辺にあったんでしょうね。
作者からの返信
拙作においては、茶々の懐妊に、このようなバックグラウンドがあるということにしました。
秀吉って酷い奴だなと思わせつつ、秀吉は秀吉で、おっしゃるとおり、夜這いという文化があるから、こうしたんだよ、という風にしたかったのです。
頂点を極め、京畿で太閤となった秀吉ですけど、鄙の文化の影響が残っていた、みたいな。
秀吉の執着は、やっぱり豊臣家というしくみを残したかったんでしょう。
それを確実にするためには、「秀吉の子」を後継ぎにしておく必要がある、という設定です。
この執着も、天下を安定させるために必要と思ったから、というわけで……天下人とは、因果な商売です。
ありがとうございました。
28 開戦への応援コメント
コメント失礼します
江、かっこいいですね!
大河ドラマになっていたのに、見ておらず、秀忠の奥さんだったんだと知りました。
お恥ずかしい限りです。
歴史の勉強にもなりますし、秀頼像が新しいなと思いながら拝読しております。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
江はこれまでの創作物では、あまり出て来なかった人なので、知らなくてもしょうがないと思います。
大河ドラマになったのが「?」と言うぐらい、あまり目立たない立ち位置の人ですし……。
歴史の勉強になるとおっしゃられると恐縮です。
ですが、いろいろと調べた甲斐があったなぁと感無量です。
秀頼については、従来の創作物では坊っちゃん育ちというイメージが強いので、そうでない感じを心がけました。
やはり、読んでいただく以上は、これまでにないものを提供したい、という思いがありますので。
ありがとうございました。
43 ゆくすえへの応援コメント
重量感のある物語を読ませていただき、感無量です!
四谷軒様の作品はいつも著名な人物の裏面が描かれているので大変興味深いです。
名家に生まれるとか、あるいは天才の親族として生まれるって大変な事だなあ、とつくづく思いました! 人生狂わされますね。
どの時代に生まれ変わるにしても、私は庶民がいいです……。
作者からの返信
お星さま、ありがとうございます。
この人って、こんな事情があるんじゃないか、こんな風に思っているんじゃないか、という風な空想をよくしているので、そこから「裏」が出て来るんじゃないかと思います^^;
名門や英雄の一族に生まれる、その一員になるって、たしかにキツいと思います><
当主や英雄に悪意が無かったとしても、「家」の空気が半端じゃないと思いますし……やっぱり庶民が一番安心ですね^^;
ありがとうございました!
41 落人への応援コメント
秀頼生存説があるんですか!?
大陸に渡って実はチンギス·ハンになりました……じゃないけど明の皇帝になりました、とか……まあ世間知らずの坊っちゃんにそれは無理でしょうが、どこかでひっそり穏やかに余生を送って欲しいものです!
作者からの返信
そうなんです。
秀頼は生存説があるんです。
それも、真田が連れて行ったという伝説が。
伝えられるところによると、薩摩に行って、そこで生涯を終えたみたいなかたちです。
お墓もあるみたいですが……さて、真偽のほどは、わかりません^^;
拙作は物語なので、ちょっと海外に話を向けましたけど、まあこれからは家にとらわれず、自由に生きていって欲しいものです^^;
ありがとうございました!
15 大坂への応援コメント
完子を軸に、母方を通しての豊臣・徳川の絡みと、彼女の夫を通しての公家(天皇家)社会との繋がりが、歴史小説としての奥行きを感じさせます。
また、妖しい女性、四辻与津子と、情報通らしき小野お通。女性陣が生き生きと描かれています。
複雑な人間関係が、ストーリーにきっちり嵌め込まれているのが、お見事です。
ここにきて、淀殿と修理、色のある描写も出てきて、先が楽しみです。
作者からの返信
恐縮です。
豊臣完子という、あまり知られてはいませんが、かなり重要なポジションの女性を通じて、この時代を描いてみたくなって、書いたお話です。
豊臣と徳川、そして朝廷……これまでの小説だと、家康視点とかで描かれてきましたが、ちがう方向から見たら面白いんじゃないか、とも思いまして。
四辻与津子や小野お通。
あまりこれまで取り上げられなかった人たちですが、だからこそ読む方からミステリアスな雰囲気を醸し出してくれると思って出しました。
実は書いているうちに「こういう人が欲しいなぁ」と感じて、それで調べて出しているので、意外と行き当たりばったりなので、「きっちり嵌め込まれている」とのお言葉、とても嬉しいです。
そして濡れ場。
こういうの描くの、あまり慣れていないので、ホント苦労して書いています^^;
でもこの二人の関係、けっこう好きなので、頑張ります。
ありがとうございました。
40 落城への応援コメント
敗北していく者の純愛こそ尊いなあ、と感じました。
歴史上の悪役とされてきた人達も含め意外な側面を描いてきた四谷軒様の真骨頂だと思います。茶々もこんな風に描いてもらえて、あの世で満足しているのではないでしょうか。
作者からの返信
恐縮です。
茶々にとって、誰かの意のままにされる――敗北の人生でしたが、最後の最後で、想い人である治長と共に。
治長としても、想い人である茶々を豊臣家に取られた――敗北の人生でしたが、最期を共にすることができました。
茶々は悪女、治長は間男みたいな描かれ方をしていますが、こういう風に解釈できるのではないかな、と思いまして^^;
ありがとうございました。
40 落城への応援コメント
……これが純愛なんですかねぇ。
偉くなるってシンドイです。
作者からの返信
……純愛かもしれません。
なまじ、織田家や浅井家の血を引き継いだばっかりに、生まれた頃から気苦労が多かったのでしょう。
そしてそれを知る乳兄弟と愛し合うようになる……純愛かもしれません。
レビュー、ありがとうございます。
方丈記の出だしのフレーズを用いて来るとは思いませんでした。
しかし、おっしゃるとおり、三英傑の織り成す時の流れの中で、生きてきた人たちの話ですから、さもありなん、と感じました。
その流れの中でも純愛は、残るものがある……そうおっしゃっていただけて、嬉しい限りです。作者冥利に尽きます。
ありがとうございました!
43 ゆくすえへの応援コメント
こんばんは、御作を読みました。
ああ、終わってしまったTT
完子さんに、秀頼さん……豊臣の子として生まれた者達が鳥かごから飛び出して、自分を確立していったのだなあとしみじみ感じました。
天下人ってそれ自体が呪いのようなものかも知れないし。
晴れやかな読後感で、面白かったです。
作者からの返信
ここまでお付き合いいただき、ありがとうございます。
完子さんだけが「豊臣」から脱出する、というプロットでしたが、長編とした以上、秀頼さんたちにも……と思って、必死に生存伝説を調べた甲斐がありました^^;
秀吉の場合、一代で農民から成り上がって、信長や家康みたいに一族があまりいない天下人だったことが、「呪い」をパワーアップさせたかもしれません。
いろいろと可哀想な目に遭った豊臣の子らに、少しでも救いと思って、こういうラストにいたしました。
そこを「晴れやかな読後感」とおっしゃっていただいて、嬉しい限りです^^;
ありがとうございました!
42 豊臣の子への応援コメント
こんばんは、御作を読みました。
国松さんまで生存とは……>▽<!?
まさかの展開に驚きました。
兄ちゃんの胃が心配ですw
奈阿姫も無事救出。千姫と小松姫が大活躍でしたね。
面白かったです。
作者からの返信
国松は無理でしょ……そんな風に思っていた時期が、私にもありました^^;
でもこのパートを書く前に、改めて調べてみると、サバイヴの伝説があって……しかも高台院つながり(笑)
ちょうど高台院を出していたので、これはやるしかないでしょ、と^^;
そんなわけで信之は、最強のカード「小松姫」の滅びのバーストストリームを使いました。
このコネクションがあるから、信繁は「兄ちゃん頼んだ!」だったりします。
……信之としては「いい加減にしろ(怒)」と思ってそうですが、まずは胃薬ですね(笑)
ありがとうございました。
編集済
41 落人への応援コメント
こんばんは、御作を読みました。
島津忠恒さんといえば、奥州筆頭、鬼武蔵、ヤンデレに続く、戦国DQN四天王の末席ですが、こういうことやるかというと――「家康に嫌がらせしたろ」でやりかねないからなあ(°°;)
秀頼さん以上に、さらっと信繁さんが生き延びたことに驚きました。これには利休も草葉の陰で手をうち、おにいちゃんの寿命がまた縮まりそう。面白かったです。
作者からの返信
そうなんです。
最初は忠恒夫人のあの人を頼るというプロットを考えましたが、どう考えても忠恒が妨害してくる(笑)
だったらいっそのことと、忠恒のああいう性格に乗っかることにしました^^;
信繁サバイブ。
利休さんに言及していただき、ありがとうございます^^;
でも秀頼を落ちのびさせるなら、信繁がついていないと現実味が無いし……そんなわけで兄ちゃん頑張れ、超頑張れ(笑)
ありがとうございました。
43 ゆくすえへの応援コメント
拝読致しました。
また、完結、おめでとうございます。
いや、ホントすごいです。
何がって、終盤のあの状況から、登場人物それぞれに救済を用意していることろが。
「浅黒い肌をしたたくましい風貌の男」が出て来たときは、おや木綿さんまで召喚してしまったか、とか思ってしまいましたが(^^;)
でも、あの人から軍学、武術を学び、猿と霧から忍びの技を習ったのなら、そら無敵ではないでしょうかΣ(゚д゚lll)
ちょっと、この先の活躍を見てみたい気もしてきます。
でももう、どろどろ闘争はまっぴらでしょうから、逆刃刀とか持って一日一善しながらふらふらするのかなぁ。
なんだかんだで、秀吉さんの血は残り、日本中に、あるいは亜細亜にも残って地道に繁殖して行きそうですね。
面白かったです、ありがとうございました!
作者からの返信
恐縮です。
秀頼が生き延びるのは決めてましたが、国松は無理だろうと思ってました。
でも調べたら、何と生存伝説があったので採用しました^^;
その生き延びた秀頼は、まあ南国で過ごしていたので、日焼けして、筋肉ムキムキになっております(笑)
きっと、一人でも生きていけるように真田さんたちに鍛えてもらったのでしょう。
これからは全国流浪か(笑)、世界へ飛び出すか、いったいどうなることやら。
……かくして豊臣の子らは、豊臣でなくなりましたが、大人としておのれの人生を歩むことになりました。
秀吉の血の呪縛は消え、逆に力となっていくことでしょう……。
レビューありがとうございます!
「血の呪縛と血の祝福」、まさにおっしゃるとおりだと思います!
血のつながりというモノに狂っていく人たちの物語ですので^^;
その恐ろしさを語りつつ、ラストシーンへの言及が見事です。
……最初は誰も救われないエンディングを考えていましたが、こうしてラストシーンを取り上げていただくと、あのエンディングにして良かったと思いました!
ありがとうございました!
42 豊臣の子への応援コメント
拝読致しました。
この時代、戦で勝つことよりも、生き抜く事の方がある意味難しかったですよね……。
そんな中で、日本でもっとも生き延びづらい子供に生存ルートの筋道をつけた修理さんと信繁さんの策、まさに偉業。(^^)
茶々さん、お亡くなりになってからまでサポートしてくれていますし。
そして小松姫がイケメンすぎる。
どーも本田忠勝さんの娘ということで、顔がその、父親に似たりして……とか思ってしまうとあの……まあ、いろんな意味で信之さんは奥さん(とその実家)には頭が上がらなかったんだろうなあ、とか思って読んでしまいます(^^;)
作者からの返信
大坂の陣は徳川に完全包囲されている状況なので、なおさら生き延びることは難しかったと思います。
秀頼については、「大将」である以上、死は免れない状況だったので、そこを落ちのびさせることを目論んでいたとしたら……修理は、かなりの異才の持ち主だったのかもしれません^^;
僚友の信繁がいたからこそ、ですが。
いずれにしろ、あの世で茶々とよろしくやっていることでしょう^^;
小松姫については、この人のコネが無いと徳川方へのアプローチができないから(笑)、出しました。
顔はどうなんでしょう、肖像画では凛々しい美人に見えますが……。
あと、信之さんは根っからの苦労人だから、奥様に頭が上がらないんでしょうけど、何とかやっていけるのでは^^;
ありがとうございました。
37 隆清院への応援コメント
秀次の娘を救って側室にした信繁はいい人なんだかただのスケベなのか……。まあ救われた方としては何をされても逆らえませんよね。インドとかアフガニスタンの映画でそういうのを見た事があるんですが、日本もそういう時代があったという事ですよね……。
作者からの返信
秀次の娘としては、どう思っていたのかは、実はあとで述べられます。
でも信繁としては、どこかの大名や公家に嫁入り先を周旋できる立場じゃないし、仮に嫁入りさせるとなっても、「家格が合わない」「大罪人・秀次の娘は嫌だ」となっちゃいますし……悩んだ結果かもしれません。
ただまあこの時代では、夫婦の歳の差としては、あると言えばある話です。
信繁も無理矢理するような人ではなさそうだし、いい人だったんじゃないでしょうか。
ありがとうございました。
40 落城への応援コメント
こんばんは、御作を読みました。
信之「弟おおおおお!?」
また真田兄の貴重な寿命が削られているでゴザル。
大野さん、ひょっとしたら裏主人公だったのかも知れませんね。
こういうカタチであっても結ばれて幸せだったのかも。
面白かったです。
作者からの返信
信之さん、けっこう長生きしてるんですけどね……^^;
まあ信繁としては宇宙ならぬ戦国兄弟としてやってきた仲だから、「兄ちゃん、頼んだ!」ってところでしょう。
あと、それなりに計算して託しています^^;
大野さんはおっしゃるとおり、裏主人公だと思います。
茶々のためにひたすら耐えて、機会をとらえて茶々を解放して共に死ぬ。
それは悲しい最期であっても、共に在れたということで、幸せだったのかもしれません……。
ありがとうございました。
編集済
43 ゆくすえへの応援コメント
「子を生しても、亡ろぶものは亡ぶ」深い言葉でした。
今の時代にも、学ぶことがあるような気がしました。
一代で財をなし、世襲に執着するあまり、時代から消えた企業もあります。
あと、生前説は沢山あるんですね。信繁さんのくだり、嬉しかったです。
素敵なお話をありがとうございました。
追記
時間差で、レビューを書いてみました。
あまりお力にはなれませんが、誰かに興味を持って頂けるといいな。
観覧数が上がるといいな~
作者からの返信
「親から子へ」というのが、一番わかりやすい受け継ぎ方だったから、みんなそれに執着していたのではないでしょうか。
豊臣秀吉は、一代で成り上がったから、なおのこと、「親から子へ」に執着したのかもしれません。
だから、子がいても、駄目な時は駄目なんだよ……と言わせてみました。
英雄であり天才であった秀吉も、そこだけは読めなかったのが何とも言えません^^;
大坂の陣のあと、信繁さんや秀頼さんが生き延びたという伝説はけっこうあります。
やっぱり、懸命に生きてもらった方が、彼ららしいし、それが救いになるのかな、と思いまして^^;
また、素敵なレビュー、ありがとうございます。
思い切って秀吉こそ狂っていると言い切るキャッチが凄い!
よくよく考えたら、この人がそもそもの原因なんですよね^^;
そして、歴史ものとミステリーのミックスって、とっつきづらいというイメージがありますので、そこを乗り越えていただくよう、いざなっていただいて、嬉しい限りです^^;
ありがとうございました!
41 落人への応援コメント
拝読致しました。
ずぅっと城の中でかしづかれてきた身から、流浪の身へ。
詫びの言葉を呟いただけで驚かれると言う酷い扱い(^^;)
先行きには不安しかないですが、真田さんとの受け答えを見る限りは、やはりかなり聡い設定と見えてそこは良かったです(^^;)
おまけに琉球やら明やら、完全に異国の地の話が出て魅力的と思えるならば、一時は憑かれていた自虐の想いは完全に払拭できたもよう。
大阪城炎上と共に、文字通り憑き物が落ちた感じなのですね。
俺達の戦いはこれからだぁっ
作者からの返信
結局、秀頼はあの城がずっと重みだったと思うんですよ。
城を出れば、マシになるのでは……と思っておりました。
でも豊臣家当主である以上、それをやったら徳川に殺されてしまうし……。
しかし今、その豊臣家自体が消えてしまいました。
城を焼く炎によって。
桎梏から解放されたことにより、秀頼の精神も賦活したのでしょう。
真田さんもその辺を見越して、修理の計画に乗ったと思われます^^;
そんなわけで、ジョジョ第一部のラストみたいに大坂城編は終了します(笑)
そして舞台は十年後へ……行く前に後日譚をちょこっと^^;
ありがとうございました。
43 ゆくすえへの応援コメント
メインタイトルでもある『豊臣の子』という呪いから放たれる、清々しさもあるラストでしたね。
二転三転する人物相関、ままならない運命の中でそれでも足掻く人たちの姿。みんなみんな狂っていましたが、それぞれに譲れないものがあり、生きるのに必死だったのですよね。
忠栄・完子夫妻が好きなので、彼女の
>豊臣の子として生まれたが。
九条の妻となれて、良かった。
この心境に胸が温まりました。
本当に面白かったです!素晴らしい作品をありがとうございました!!
作者からの返信
お星さま、ありがとうございます。
おっしゃるとおり、「豊臣の子」であることから解放される物語でした。
最初は秀次が父という話で終わる予定でしたが、それだと救いがないと思い(字数も足りませんでしたので^^;)、さらなる展開をと考えて、書き進めた結果、このラストに至りました。
みんな、秀吉という存在により、狂っていました。
けれど、みんな必死に生きていました。
そして秀吉の妄執、豊臣という家から解放されるこのラストに至れて、作者としても、本当に良かったと思います。
忠栄と完子。
誰よりも豊臣という家に囚われていた茶々によって、完子はすでに豊臣から離れていました。
そして完子はついにそれを「良かった」と言えるようになりました。
このあたりは私もお気に入りのシーンなので、そこを掬い取っていただき、嬉しい限りです^^;
最後のお褒めの言葉、まことに痛み入ります。
それでは、これまでおつきあいいただき、こちらこそありがとうございました!
ではではノシ
39 回想への応援コメント
こんばんは、御作を読みました。
茶々さんとしたは、もう「あがり」たいでしょうからね(T ^ T)
秀頼さんにも、お江さんにも愛情がさっぱり伝わっていないあたり、問題のあった人ではあるのでしょうが……。
大野さんはだからこそ、そんな幼馴染を見守っていたのかなと思わされました。面白かったです。
作者からの返信
茶々さんはそうですね……もう「あがり」たいと思います。
秀頼さんやお江さんにも、母として姉として接しているつもりなんですけど、誤解や曲解を生じさせています。
生まれ持ったデバフかもしれません。
それが効かなかった唯一の相手が大野さんだったのでしょう……。
ありがとうございました。
40 落城への応援コメント
鳥肌が立ちました。
歴史で、茶々は悪女のように伝えられる事もありますが、母性や愛に嘘はなかった。
色々な人の命や思いを犠牲にして、徳川の世は300年続くのですね。深いお話でした。
作者からの返信
悪女……豊臣家を牛耳った、とされているのでしょう。
でも茶々は、事実上の豊臣家当主として、立派に務めを果たしていたました。
その結果、豊臣家を牛耳ったとされて、悪女呼ばわりは、ちょっとおかしいと思います^^;
あと、いざ戦いになると怯えて駄目だったと言われますが、二度の落城を経験した人が、今さら怯えるかと思いますし。
……そんなわけで、拙作の茶々は、ちょっとミステリアスですけど、ごくまっとうに考えて行動する女になりました。
そのため、子どもである秀頼のために死を選びました。
結果、徳川の天下は定まりました。
おっしゃるとおり、さまざまな人たちの行動や思い、命を食らって、徳川の時代――江戸時代は始まったのです……。
ありがとうございました。
35 終わりのはじまりへの応援コメント
こんにちは、コメント失礼します。
信繁は、策士ですね。ドラマでは、お父様もどちらにつけば真田の名前が後世まで残るか、いろいろ探っていました。
人生を豊臣に捧げた男の想いが切ないです……
たぬき家康の首をもし取っていたら、日本はどうなっていたのでしょう。
時代が、家康を選んだ。そういうことでしょうか
作者からの返信
信繁は、全知全能を尽くして、家康に挑みました。
あと一歩で討ち取るところまで行けたのは、その頭脳の凄まじさのおかげでしょう。
信繁の父・昌幸も相当な人物でしたが、おそらくそういう知恵を持つ一族だったのでしょう^^;
信繁は秀吉の恩が忘れられないのでしょう。
信州の片田舎から出てきた信繁に「豊臣」の姓を与えて、そば近くに仕えるようにさせて……秀吉から相当の厚遇を得ていましたから。
もし信繁が家康の首を取っていたら、時代は戦国に戻っていたと思います。
今さら、秀頼に仕える大名もいないでしょうし、また群雄割拠になってしまうのでは。
だからこそ、時代が家康を選んだ……そう言われると、しっくりきますね^^;
ありがとうございました。
40 落城への応援コメント
拝読致しました。
修理さん、豊臣家の幕引きと言う大仕事をやり切りました(;ω;)ガンバッタ
誰よりも愛していたであろう茶々さんが他人の妻として在る傍に居続けるのは、そらもう大変だったでしょう。
茶々さんもそうですけれど。
しかし、茶々さん、死んでまで「秀頼の死亡証明」として存在しなければならないとは、最後までお仕事おつかれさまです(T人T)
来世にて救いのあらんことを...
作者からの返信
修理さん、彼もある意味、狂っていました。
茶々への愛に狂っていました。
だからこそ、秀吉の側室となったあとも、そばにありつづけたのでしょう。
茶々もまた、修理がそばにいるからこそ、やってこられたのかもしれません。
そして二人で共に死を。
その死によって、秀頼の死を証明するために。
これで「秀吉の子なんかどうでもいいや」とできないところが、茶々と治長の弱いところであり強いところです。
死に場所を得るために奮闘してきた二人。
あの世では何の気兼ねもなく、二人でいられますように。
そして来世も……。
ありがとうございました。
38 もう助からないへの応援コメント
だんだんと茶々さんの言うことも真実のように思えてきましたが……
真実は人の数だけあるんですよね。みんな信じたいことを信じてしまう。
いったい何が事実なんでしょう。何にしてもこうしてみんな見事に狂って、泥舟は沈んでいくんですね。
作者からの返信
茶々さんの言うことも合っていると思います。
一方で秀頼の達した「真相」も、完全に否定されたわけではありません。
この母子で二人でちゃんと何もかもさらけ出して話し合っていれば良かったのかもしれません。
しかし、徳川家康というデウス・エクス・マキナがいるため、何が「真相」であれ、豊臣家は終わってしまいます。
……この辺の救いのなさを描きたくて、書いていました^^;
ありがとうございました。
35 終わりのはじまりへの応援コメント
秀吉、明智光秀も老害化したみたいですが、家康も例外ではなかったみたいですね。
英雄は若くしてさっさと散るのが美しいかもしれませんね。
それから普段忍耐強いと思われてる人がキレると余計厄介ですよね!
作者からの返信
家康こそ、あの時代にしてはかなりの高齢まで生きてますし、高齢による心身の衰えは避けられなかったと思います。
拙作の場合は、豊臣家に「もう後がない」と思わせる舞台装置として、あのような老人にいたしました。
忍耐強いのは事実だと思いますけど、おそらく一度怒ったら止められなくなるんじゃないかな、という想像も込めて^^;
ありがとうございました。
43 ゆくすえへの応援コメント
はー。今日はお休みをもらっていたので一気に読んでしまいました。合戦のさなか、揺れ動く人間関係には息を呑んだ……すごいですね。歴史の授業でやったことに奥行きができて、何だか心がその時代に飛んだような気持ちになりました。すごいなぁ。本当にすごい。
豊臣の子。大人になれば子ではない。名前も変えられるし、住むところも、生き方も変えられる。散りゆく花の中に次世代へ命を繋ぐ逞しさを感じるように、滅びゆく豊臣の血の中にも一縷の、一縷だからこその心強さを感じました。
みんな狂ってる。その言葉の通り、登場人物全員何かしらに没頭、執心、熱狂していて、読者として端で見ていて何だか空恐ろしく感じておりました。一方で、その狂乱の中で紡がれる物語に自分自身も夢中になっていて、なるほどこれは読者も狂う話だったのかな、と。
いい読書でした! 歴史物、これまでずっと苦手意識を持っていましたが、これを機に色々トライしてもいいかもな、そう思える作品でした。出会えてよかった!
作者からの返信
まずは貴重なお休みの中、わざわざお時間を割いてお読みいただき、ありがとうございます。
合戦というのは、ある意味、人間がその最大限の活動をするものです。
ですので、その心や、その言葉や、その行動を描くことは、かなりのパワーを使い……ライヴを演じている感じですが、とにかく、力を注いでいるところなので、そこをお褒めいただき、嬉しい限りです。
豊臣の子と言いつつ、そうでなくなることもできる、自在に生きることもできる、と……茶々は完子を送り出していました。
豊臣に囚われていた茶々ならではのことでしょう。
そして茶々の想いが伝わったのか、完子や秀頼らは、自らの道を歩くことに決めました。
実はこのラスト、ここまで書いてから思いつきました。
キャラクターたちがここまで来て、人生にどう向き合うかを考えて思いついたシーンなので、そこに心強さを感じていただけたようで、何よりです。
キャッチコピーのとおり、みんな狂っている物語でした。
ラスボス(?)の秀吉の影響で、みんなが狂わされてしまった……それも秀吉の作為ではなく、おのれ自身が、という感じで。
そういう物語を読んでいて狂う……それは予想外でした(笑)
最高の褒め言葉だと思います^^;
歴史物という、マニアックな代物にチャレンジしていただいて、また、トライしてみようと思っていただいてありがとうございます。
それだけでも、この物語を書いた甲斐があったなと思います。
出会えてよかったというのも、また嬉しいかぎりです!
さて、レビューまでいただき、まことに恐縮です。
究極の親ガチャ物語、まさにそのとおりだと思います(笑)
秀頼は、秀吉の子として生まれ落ちましたが、じゃあそれが覆されたらどうなる、という話ですし。
誰かの子であったり、何かの家の子であったりする運命に押されて、狂っていく……それはまさに、「呪い」だと思います。
いただいたレビューを拝見して、拙作は、この「呪い」についての話だったんだなぁ、と膝を打ちました。
「呪い」によって狂い、散り、でもそれでも……というところを描けていたのかな、とも思えました。
ですので、このような素晴らしいレビューをいただき、とても嬉しいです!
それでは、ここまでお付き合いいただき、そして素敵なレビューをいただき、ありがとうございました!
ではではノシ
38 もう助からないへの応援コメント
こんにちは、御作を読みました。
ちゃぶ台がひっくりかえったーΣ(・□・;)!?
まあ、秀吉が嫉妬心の塊だったのも、瑞龍院さんが過酷な立場だったのも事実で、そうかも知れない。
まあ、どっちにしても秀頼さんが詰んでるけど、まいったなあ。意外な展開で、面白かったです。
作者からの返信
秀吉が茶々の周辺の男たちを抹殺したのは、少なくともそう言われていたみたいです。
じゃあ何で治長は無事なのと思って、治長は馬廻りだったと描写しましたが、実際のところは不明です。
でも、あの秀吉がそういう「横取り」を認めるのは難しいな、と。
加えて、家督を継がせるかという疑問が^^;
瑞龍院さんは、そりゃあ秀吉に「仕返し」できれば、何でも言うでしょうし。
そんなわけで秀頼は一人相撲していた、という線が浮上してきました。
まあこの段階でそれ言われても、おっしゃるとおり、もう秀頼は詰んでいます。
修理は何を企んでいるのやら^^;
ありがとうございました。
39 回想への応援コメント
拝読致しました。
たまに思うのですが、人間には美醜がありますが、美しければ良い、というわけでもない気がするのです。
美しければ、いろいろな付加価値が勝手につけられて、本人の意思とは異なった場所へ連れ去られてしまう。
あたかも無機質な宝玉や芸術品のように。
茶々さんも、かなり己がプロフィールに振り回されたご様子……その想いを江さんが知ったらなんと感じるのか(^^;)
ただ、最後は自分の傍にいてくれる相手と共に在れる、というのはそれでも救いですね。
作者からの返信
審美眼は人それぞれですが、多くの人にとって「美」とされることやものはあると思います。
茶々の場合は、あの時代、あの国で佳人とされたのでしょう。
その上、織田信長、浅井長政といった貴種(?)と血が繋がっている。
となると、やはり太閤秀吉が自家薬籠中の物にする流れなんでしょう。
誰かの物になりでもしたら、天下一は秀吉ではない、といわれちゃうし。
そういう意味では、茶々の運命は、生まれた時から決まっていたのかもしれません。
でも妹たち、特に江はどうかというと、そんな姉を庇護者と思うか、全てを手に入れた者と見るか……心次第でしょうね^^;
大野治長は、何だかんだ言って、生まれた時から死ぬ時まで茶々のそばにいました。
それを茶々も容認していたことから、やはり二人の仲は、余人には知り得ない何かがあったのでしょう。
そして二人はついに……。
ありがとうございました。
11 四辻与津子(よつつじよつこ)への応援コメント
おお、元々強かった政治性がまた一気に強まりましたね。豊臣対徳川の縮図がこんなところにも。日本史詳しくない(高校の時も世界史選択だった)のであれなのですが、豊臣と徳川ってこんなに水面下でバチバチやってたんですね。水面下、というのがまた恐ろしいところですが……。
にしても四辻さん、何か爆弾みたいな人だな……。
傾国の……とは言いませんが、僕の知人にも男の心を引っ掻き回すタイプの美人がおりまして、そいつの顔を浮かべながら読みました。これまだ四辻さんセリフ数少ないし登場回数も一回だけ、なのにこのトリッキーさ。侮れませんね……。
そしてちょっと予想外な方向からの一撃。うーん、これは難しい。機械仕掛けの難しさ、というより絡まった紐を解くことの難しさ、というか……。
続きを楽しみに読みます!
作者からの返信
実は私も世界史選択でした^^;
この頃の豊臣と徳川って秒読み段階でしたから、何かあると爆発してしまうような、そんな関係でした。
そんなところへ四辻さんという爆弾が来てしまうわけです。
四辻さんのイメージはまんま悪女なので、こんな感じにしました。
お知り合いにそういう方がいらっしゃったとは……世の中には、そういう人、いるもんですね。
四辻さん、さんざん悩ませておいて、さっさと言ってしまいましたが、意外な方向から、その四辻さんをクローズアップさせられて……。
秀頼のことをやっていたのに、いつの間にやら四辻さんのことをやっている九条さんです^^;
機械仕掛けよりも紐解き、おっしゃるとおりかもしれません。
ぐちゃぐちゃになった紐から、どの紐を選べばいいのか、アレクサンドロスのように断てばいいのか、悩ましいところ……というと、ちょっとカッコいいかもと思っちゃいました^^;
ありがとうございました!
38 もう助からないへの応援コメント
拝読致しました。
うん、もう誰が本当を話しているのか、わかりません(^_^;)
日秀さんは、現時点では嘘はついていない。なぜって、本心から信じているから。
でも、真実とは異なる。
ならば茶々さんは、どうか?
精神力は強いかも知れないため日秀さんのようにはならないかも知れませんが、ならばこそ自分の記憶を一部修正している可能性だって?
いやもう、みんな狂っているなら、自分の信じたい記憶を選ぶのが良いのかも知れませんねΣ(゚∀゚ノ)ノ
狂った世界で必要なのは、開き直りと覚悟、そして強い精神力であり、事実だの真実だのというふわふわしたものではないのかもなぁ( •̀ㅁ•́;)
作者からの返信
みんな狂ってるから、誰が本当なのかわかりません^^;
日秀さん視点では、秀吉が子どもたちを殺したし、秀頼誕生に「利用した」。
茶々さん視点では、それはないのですが、じゃあ言い切れるかというと……。
修理さんからすると、茶々さんがそうならそうなんだろうと思うから、それで終わりなのですが、この人が一番壊れているかもしれないからなぁ。
信繁は修理→茶々路線を支持しているみたいですけど、果たしてどうなんでしょう。
戦鬼として戦いを求めていたかもしれませんし。
もしこれがゲームだったら、誰を選ぶか選択肢が出るところですけど、これは小説なので、誰も選べずに進んでいきます。
……読む方に委ねられている、といったところでしょうか^^;
ありがとうございました。
10 秀次悪逆への応援コメント
実を言うと歴史物は読むのも書くのも苦手で、人生で読んだことある歴史物も『人斬り以蔵』程度、全く受け入れる下地などなかったのですが、横溝正史ミステリ&ホラー大賞にいらっしゃったこと、そしてゆずこさんが繋いでくれた縁だと思って読み始めました。
すごいです。登場人物が多いのにすっと頭に入ってくる。
この回の四辻さんの(正しい呼び方を知らないのでこんな書き方、申し訳ありません)存在感も本当に香ってくるよう、それだけでなく、他の登場人物もセリフは何だか頭の中に響くようですし、所作一つにもキャラクター性を感じます。きっと丁寧な下地づくり……歴史物なのでその人物への理解でしょうか、それがあってのことだとお見受けします。いずれも一朝一夕には身につかないもの、努力と熱量を感じました。
引き続き楽しく読ませてもらえたらと思います。
作者からの返信
歴史物は向き不向きがあるジャンルだと思います。
このジャンル、結構マニアックだと思うんですよ……^^;
なので、その垣根を越えて読んでくださって、本当にありがたい限りです。
ゆずこさんに感謝です。
そして、かつて横溝正史先生の作品をむさぼり読んだことに思いを致して、賞に応募して良かったと思いました^^;
歴史物なので、読んで下さる方が「?」とならないように、結構気を遣っておりましたので、「すっと頭に入ってくる」は最高の褒め言葉です^^;
そして、四辻さんでOKです。
歴史上の人物って、呼び方を突き詰めると、本当にわけがわからなくなってくるので、私もわかりやすさ重視で設定しておりますので。
その四辻さん、かなりの悪女というか妖女というか、そういう人物として伝わっておりますので、なるべく蠱惑的にと描いております。
そして、歴史物は、wikipediaなど、資料が豊富なジャンルなので、とにかく読んでおります。
好きでやっているところもありますので、ご評価いただくと、面映ゆいものがありますが、嬉しく思います^^;
今後もお楽しみいただければ幸いです。
ありがとうございました!
25 木下弥右衛門と竹阿弥への応援コメント
もう、秀吉の冷徹ぶりが凄まじいですね。当時の倫理観から見てもネジの一本二本飛んでたんじゃないかという精神性……
ほんとすごい……めちゃくちゃ面白いです(私の語彙も飛んだ)
作者からの返信
秀吉としては、せっかく秀次のため、天下のためにやったことなのに、何でそうなるの……と思ってます。
しかし次の瞬間、じゃあ秀次は消す、秀次一族も家督争いの種になるから消す、と割り切ってしまいました。
人間、悪のためというより、正しいことをしている、と思った方が「やってしまう」し、その方がより恐ろしいのでは、と考えまして。
お褒めいただき恐縮です^^;
ありがとうございました!
25 木下弥右衛門と竹阿弥への応援コメント
大河よりおもしろい……
第三部、真田家が出てくるのですね~「真田丸」見てました。道民なので、『大泉洋』さんがでているのは大抵見ます。これからも楽しく拝読させて頂きます。
作者からの返信
お星さま、ありがとうございます。
大河よりおもしろい、とのお言葉、嬉しい限りです。
「真田丸」、私も見てました。
この時代なら、やっぱり真田を出したいなぁ~というところです^^;
『大泉洋』さんの演じられた、真田信之も、最後の方で出て来る予定です。
お楽しみいただければ幸いです^^;
ありがとうございました。
37 隆清院への応援コメント
拝読致しました。
秀頼さん、出生に関して何ら悪くない、むしろ被害者なのに、千姫さんに軽蔑の目で見られてしまうと言う哀しさ(^^;)
当初より凛とした女性として描かれていた茶々さんも、忘れたい記憶を掘り返されて、さすがに心を抉られる思いだったのでしょうね。
修理さん、状況をここまで読んで、一族の恥を曝してまで、生きよと言うのか。
やはり、みんなどこか狂わないと生きていけない時代、というものもあるのでしょうかね。Σ(・ω・ノ)ノ
作者からの返信
何だかんだ言って、現時点では秀頼が豊臣家の当主なので、であれば千姫からすると、「知っていて豊臣家を家督したのかよ」と思っちゃうわけで……^^;
茶々さんは茶々さんで、発狂寸前です。
アヴドゥルを撃たれたポルナレフぐらい、ヤバい心境です。
修理さんの深慮遠謀というか、やぶれかぶれの戦略というか……その一端が現れました。
彼は冷静に狂っているので、秀頼とはちがった破滅を目指しています。
ありがとうございました。
35 終わりのはじまりへの応援コメント
こんにちは、四谷軒様。ようこそいらっしゃいませ。
家康「これだけ長いパワハラに耐えたらキレてもおかしくないと思うの」
信繁「兄上ならキレなかったぞ(←原因」
なんちゃってw
まあ、天下人のやるこっちゃないですね。この世界の徳川家、大丈夫かな?▽?
それに大野さんの策ってなんだろう。ギリギリまで張り詰めた空気がたいへん面白かったです。
作者からの返信
家康さん、長きにわたる忍耐が報われるというその瞬間に、今まで溜めていたモノが噴き出してしまったのでしょうか^^;
まあたしかに、信長・秀吉と戦国最強DQNにつき合わされた挙句、こんな年齢になってまで合戦に狩り出されて……うん、キレていいですね(笑)
そして信繁の兄上は、秀忠のパワハラにも屈しなかった、アイアンハートだから……^^;
そんなわけで許さんぞ虫けらどもと憤るフリーザさまのような家康です。
……冷静になれば、やはりフリーザさまのように「できる上司」になるかも?(笑)
大坂落城まであとわずか。
大野治長、何を狙っているのでしょうか……。
ありがとうございました。
11 四辻与津子(よつつじよつこ)への応援コメント
与津子は爆弾みたいな存在ですね。しかし立ち位置の危うさすら優雅に纏っているような雰囲気が、なんとも蠱惑的です。
いろんな思惑の蠢く中、忠栄と完子夫妻の清廉でまっすぐな聡明さが、好感度高くていいですね。
作者からの返信
与津子さんが本格的に時代の舞台に登場するのは、もうちょっと先なのですが、これだけの人を出さないのは惜しいと思い、登場させてもらいました。
妖女らしい妖女をこころがけましたが(笑)、お褒めいただき恐縮です^^;
忠栄と完子は、もうちょっと狡く立ち回ってもいい立場なんですが、史実でも、追われた絵師を救ったりしているので、このように描かせていただきました^^;
ありがとうございました。
36 山里丸への応援コメント
拝読致しました。
千姫さんを慮り、命が繋がる道を諭すことで、逆に千姫さんの矜持を傷つけ、茶々さんに頬を張られる。
この、現代的感覚とは違う、お家という虚構のカンパニーへ託す想いの描写が良かったです(^^)
しっかし、この血縁の網のなんとややこしいこと。
まるで蜘蛛の巣のようで、どこで何が引っかかっているのやらΣ(゚Д゚)
うまあく蜘蛛の意識から外れれば食われずに済むけれど、動き出すと検知されて怖い蜘蛛が動き出す。
誠に家と血は恐ろしいですね(^_^;)
作者からの返信
秀頼としては、こんな豊臣の家なんかと一緒に死ぬことないよ、子ども生んでないし……と思って言ったことです。
でも千姫も茶々も、秀頼の「出生の秘密」を知らないか、知らないことになってますから、そりゃあ拒絶反応を示すわけです^^;
豊臣の家のために頑張って来たのに、何を言っているんだ、と。
その豊臣の家も、完子や千姫を通じて、徳川の家と繋がっている。
秀吉や家康といった、家の主の思惑がからんでいることですけど、結局親戚同士で争っているわけで……。
豊臣という、新興の家でもこのような血の争いが生じる。
そんな時代だったのでしょう……。
ありがとうございました。
編集済
34 夏の陣、佳境への応援コメント
こんばんは、御作を読みました。
毛利勝永さんが徳川主力を引きつけつつぶち抜いて、真田信繁さんが奇襲と――本当にワンチャンスあったんですよね。
家康という象徴で動いているから、彼が死んだら桶狭間に匹敵する大混乱は避けられない。
本作の秀頼さんは破滅をこそ仕方ないですが、前線に出て一押しできていたらなあとIFを考えてしまいます。
……その後は戦国時代再開で、ろくなことにならないかもですが、やはりロマンがある>w< 面白かったです。
作者からの返信
毛利さんという女房役がいたことを、みんなあまり気づいていないのが哀しい^^;
信繁さんが家康に「首置いてけ」しちゃったら、確かにすべてがひっくり返ります。
秀頼さん出馬、これがあったら、多少は場がかき回されてワンチャンだったかも。
そういうIF戦国戦記、昔読んだことあります。
案の定、独眼竜が北に政権を築いたり、島津も九州で……と、戦国フォーエバーな内容でした(笑)
ありがとうございました。
08 猫の死から想起されるものへの応援コメント
ああ、なるほど……猫の死をきっかけに乳母の死の真相を調べて、心を乱すような真実を知ってしまったのかもしれませんよね。
誰が誰の子か、いくらでも誤魔化せる環境ですもんね。
乳母はなぜ殺されたのか、その背景がキモですね。うわーきな臭くなってきたー……!
作者からの返信
猫の死は乳母の死を連想させるキーでした。
秀頼は大坂城の城主ですけど、実権は母の茶々の方にあるので、乳母が死んだときには、何も知らされていないと思われます。
で、大人になった秀頼が、改めて猫の死から乳母の死を思った時、何か悟るものがあったのでしょう。
その悟った何かは、親子のつながりなのか。
そうすると、何で乳母は死んだのか。
……確かにきな臭いですね^^;
ありがとうございました!
初めまして。ゆずこさんのレビューから参りました。
冒頭から引き込まれますね。この時代ならではの女性の運命の軽さが、いろんな業に繋がっていきそうに思えます。
完子の乳母はなぜ死んだのか、続きが気になります。
楽しみに読み進めてまいりますね。
作者からの返信
こちらこそ初めまして。
よろしくお願いします。
冒頭の方は、かなり苦労して書きましたので、お褒めいただいて嬉しいです^^;
この時代の女性たちの翻弄されるところや、そうでないところを描いていければと思って書きました。
完子の乳母が、完子嫁入り前夜に亡くなったのは史実です(ただ「亡くなった」と記されるのみですが……)。
そこから想像を膨らませて書いたのが拙作です^^;
お楽しみいただければ幸いです。
ありがとうございました。
19 城塞への応援コメント
はじめまして、コメント失礼します。
大河やドラマだけの知識で、読めるのかな? と思いましたが、ここで学べることが多くて助かります。猫の体重を考え、十年後に体内を回る毒素なら、微量な毒が指先に付いていたのかな~ 乳母が吐き戻したときに口を手で覆った際に付いた物かな、って、想像してます。時代の人間関係は、もう少し勉強しながら考えます。
作者からの返信
こちらこそ初めまして。
よろしくお願いします。
結構マニアックな歴史ものなので、なるべく予備知識が無くても読めるように気を遣っているつもりなのですが、読み進めていただいているようで、何よりです。
猫の死因はどうなのでしょう……作者である私がいろいろ言ってしまうと、よくないと思いますので、ここはノーコメントにさせて下さい^^;
人間関係については、かなり複雑だと思います。
誰と誰がきょうだいで、いとこ同士で結婚していて……という史実の上に、さらに隠し子がどうこうという設定を盛り込んでおりますので、戸惑わせることがあるかと思います。
おつきあいいただければ幸いです。
ありがとうございました。
35 終わりのはじまりへの応援コメント
拝読致しました。
家康おじいちゃん、耄碌してガマンできない人になっていたΣ(゚д゚lll)
このままだと成仏できそうにないなあ……修羅道とかに墜ちそうです。
まあ、最終的には日光とかでお猿さんに囲まれて過ごすことになるからいいのか。
さて、正史ではここでお亡くなりになるとされる真田さん、秀頼さん、修理さん、茶々さんが揃う訳ですが。
ここでどのようなトンデモ策が展開されるのか、楽しみです(^^)
作者からの返信
家康じぃじ、かなりの高齢により、そして合戦、そして天下取りまであと一歩という状況により、キレてしまった模様^^;
忍耐が大事とか言っているけど、その忍耐を取り上げたらどうなるんだろうと考えた結果、家康じぃじは超サイヤ人と化してしまいました(笑)
そして伝説(日光)へ……となります^^;
そして、ここで没したという人たちが集う山里丸。
修理は何をするのか。
真田さんはどうするのか。
秀頼と茶々の運命は。
……お楽しみいただければ幸いです。
ありがとうございました。
33 開戦、再びへの応援コメント
こんばんは、御作を読みました。
秀忠さん、冗談みたいにテキトーな理由つけて改易する陰険なところがあるくせに、生涯お江さんに頭があがらなかったみたいなので……。
実は作中のような修羅だったと言われても納得できますね(⌒-⌒; )
家康さんともどもこえーよ。面白かったです。
作者からの返信
秀忠ってホント不思議な奴ですよね。
縁の下の力持ちというか、真面目な二代目とか言われながら、それでいてメッチャ陰険なところがあるし。
特に江に頭が上がらない(笑)
大坂の陣で吠えまくっていたのは史実らしいんですけど、やっぱり勝ち戦だから吠えていたんじゃないでしょうか^^;
……家康も、気が気じゃなかったろうなぁ。
自分が死んだら、コイツが徳川を率いるのかと思うと^^;
ありがとうございました。
34 夏の陣、佳境への応援コメント
拝読致しました。
並み居る諸将が討ち取られ、完全に敗色に染め上げられた豊臣陣営。
そりゃ、蝶よ花よと箱に押し込められて育てられた秀頼さんに、この場面で雄々しく戦場に立て、とか言われても無茶振りも良いところでしょうね(^_^;)
せめて練習させてあげないと……
変わって戦場で生きるために鍛錬を重ねてきたシャア・サエモンノスケは、敵中突破してガンダ……いやどう見てもドムが適任か……に斬り込むぅっ!
しかしその層の厚さ、「ザクとは違うのだよ、ザクとは!」とか言われてしまいそうですが……果たして本懐は果たせるのか。
真田さんの「狂」が試される時がきたのか!?
作者からの返信
夏の陣のこのあたりは、激戦が相次ぐんですけど、相応の「戦果」が挙げられてしまったんですよね。
これで一発逆転のために、出陣しないとアカンですといわれた秀頼さん。
そりゃ秀頼さん、さんざん温室育ちさせられといて、じゃあバトルしようねって、そりゃあ……^^;
そんな秀頼に「坊やだからさ」とは言わないけど、信繁・アズナブルは赤い鎧兜で特攻です。
ドムか、グフか、それとも……ジオングかも(笑)
真田さん、果たして「狂」なのか、「狂」ではないのか、ラスボス相手に、何をなすのか。
ありがとうございました。
32 夏の陣へへの応援コメント
こんばんは、御作を読みました。
秀忠さん、この小物ぶりだと柳生宗矩さんあたりの胃が破裂しそう。
まあ、次の家光も、息子の十兵衛も胃にダイレクトアタックかますから、いいのか(よくない
秀頼さんは今更現実知って真っ青ですが……。
茶々さんは意外に理性的に振る舞ってますね。元から豊臣家が潰れることまでは覚悟していたのか。
でも牢人達には関係ないものなあ。
なんともハラハラします。面白かったです。
作者からの返信
家康にも「信康が生きていればなぁ」とか「やっぱ秀康の方が」とか思われてそう(笑)
柳生の人たちも、まさかこんな酷い将軍たち(笑)に仕えるとは、思ってなかったろうなぁ。
家光も……うーん、家光だから(笑)
秀頼さんはアレですね、頭でっかちで、頭自体は悪くないんですが、現実を知らなすぎたのと、感受性が豊かすぎたのが敗因かと……^^;
茶々については、落城経験二回という人が、オロオロするかなぁという思っていたので、「花の慶次」に出てきた感じで書いております。
牢人たちは……今さら転職できないし、ホント死活問題です。
であれば起業するかと、職場開拓=合戦発生を志しています(オイ
ありがとうございました。
43 ゆくすえへの応援コメント
連載お疲れさまでした! 穏やかで切ない温もりを感じられるラストでしたね……作中でたびたび登場する「豊臣の子」という言葉に、断ち切れない呪いのような恐ろしさを感じるときもありましたが、完子の視点で描かれた「豊臣の子なのだから、大人となれば、もう子ではない」「豊臣でなくなることもできる」の言葉には、今までの時代の終わりと、新しい時代の始まりのような自由があり、なんだかじーんとしてしまいました。
没入感が本当に素晴らしくて、すごく充実した時を過ごせました。四谷軒さんの言葉選びも好きなので、豊富な語彙で彩られた文章を、とっても楽しく読ませていただきました。
大変読み応えのある物語を、ありがとうございました! 面白かったです!
作者からの返信
おかげさまで完結いたしました。
ラストシーンは、どうなるか考えたんです……魔法エンドにしようかどうか(笑)
でも結局、ああいうかたちにしました。
救いのない終わりにしてもいいんですが、それは史実の方がそうなっているので、拙作はそうでない方にしようと思いまして^^;
豊臣の子であるというのは、かなりのプレッシャーだったと思います。
完子さんの場合は、最初から茶々が九条家に出しているので、その辺のプレッシャーから解放されていたから、ああいう言葉が言えるのでしょう。
文章についてお褒めいただき恐縮です。
本能で書いているので(笑)、とにかく前へ前へと一字一字打っております^^;
お楽しみいただけたようで、何よりです。
また、レビューの方、ありがとうございます。
キャッチコピーは、実は執筆前に、とりあえずこれだけでも思って、かなり思い切ったテキストにしました^^;
いちおうキャッチコピーにふさわしい内容を目指したのですが……それに「偽りなし」と言っていただけて、とても嬉しいです。
ひとつの謎の向こう側にある、人の願いや呪い……情念。
07thの作品を見て来て、「ああいうのがやりたいなぁ」と思っていたのです。
そこを取り上げていただき、感無量です^^;
それにしてもネタバレなしにここまで書けるとは!
実に素晴らしいレビューだと思います^^;
ありがとうございます!
ありがとうございました。
33 開戦、再びへの応援コメント
拝読致しました。
みんな、黒ってる(◎_◎;)ダークサイド
徳川家の象徴が破壊神になってしまわれました。
この人相手では、茶々さんも秀頼さんも修理さんも、太刀打ちできないですよね。
黒い憎悪が大阪城を取り囲む中、中心に座す秀頼さんだって弱いながらも憎悪がある。
あかん、大阪まっくろけ。
こんな中で修理さんは何を目指すのか。
その胸中がいかなるものか、楽しみです(^^;)
作者からの返信
黒ってる(笑)
家康って、いくさ人のイメージがあるんで、どちらかというと若返ったのかも(笑)
いずれにしろ、真っ黒な海道一の弓取りに勝てるのは、真っ赤な日本一の兵・信繁しかいないのではないでしょうか^^;
「見せてもらおうか、徳川の力という奴を」とか言いながら(笑)
というか、おっしゃるとおり、大坂も城主・秀頼がダークサイドに目覚めているので、ダークサイド同士の戦いです。
修理さんと信繁しか、まともな者がいない、この状況。
修理はこうなることを読んでいるようですが……^^;
ありがとうございました。
43 ゆくすえへの応援コメント
完結おめでとうございます!
途中、どうなるのこと、はらはらしましたが、様々な悲喜劇の末の千秋楽。
面白く、そして、ハラハラと拝読させていただきました!
完子さま、少し落ち着いた?母君との縁ができてよかったです!
作者からの返信
おかげさまで完結しました^^;
書いている私も、「どうなってしまうんだろう」と思うお話でした(笑)
最初は秀次事件のことを、どうしてあそこまで徹底してやってしまったんだろうと思って、思いついたことですが、やっとのことで、こういうエンディングに漕ぎつけました^^;
結構ダークなお話だったので、ここまでおつきあいいただき、本当に嬉しいです。
完子さんは、史実としても、豊臣の子で唯一、出家したり名を変えたりせず、幸せな人生を送った方です。
そういう完子にほだされて、江も多少はまともになったのではないでしょうか。
また、レビューの方、ありがとうございます。
具体的な真相にはふれず、それでいて引き込まれる、素晴らしいレビューだと思います!
誰もが知っているはずのことを、「こういう風に考えられるのでは」というのが、拙作のスタンスですので、とても嬉しかったです。
そして、ここぞとばかりに盛り込んだ、情念や愛についても、お褒めいただき、恐縮です^^;
ありがとうございました!
38 もう助からないへの応援コメント
なんてことに……
作者からの返信
いわゆる詰みという状況です。
秀頼の出生の疑惑こそ晴らされたものの、招いてしまった破局は止められないし、そもそも徳川は豊臣を亡ぼし、茶々をものにするか殺すかするということは確実。
もう助からない……そういう状況です。
ありがとうございました。
43 ゆくすえへの応援コメント
完結、お疲れ様でした。
奇想天外、縦横無尽、そうしてオールスター総出演、いつもながらの贅沢な物語に感じ入りました。
日秀さん、長生きしたのですね。その一生が幸せであったかは何とも言えませんけど、濃密な一生ではありましたね。
ただ、豊臣秀吉の一族には、生まれたくはないですね‼️
作者からの返信
お星さま、ありがとうございます。
最初は秀頼が出生の秘密に憑りつかれて、方広寺の鍾銘をいじって終了、という話でした(笑)
それが書いているうちに、あれよあれよという間に登場キャラが増えまして……^^;
日秀さん、実は結構長生きでした。
天下人を弟に持ったばっかりに、凄まじい人生を送らされたと思います。
息子たちは死にましたが、孫の完子や隆清院との交流が、彼女を救ったと思います。
大坂の陣の時など、隆清院母子を匿っていたみたいだし。
秀吉の一族でまっとうに過ごしたのは、秀長ぐらいじゃないでしょうか。
その秀長にしても、道半ばで死んでしまうし、やはり重圧が半端なかったと思います。
ありがとうございました!
30 そしていくさは絵巻物のようにへの応援コメント
完子さんの献身と決意が、哀れです!
作者からの返信
完子さんはかなり頑張った方だと思います。
今こそ茶々に、九条家に嫁がせてもらった恩を返すべきと思ってますが……。
ありがとうございました。
32 夏の陣へへの応援コメント
拝読致しました。
恐妻将軍秀忠さん、八方にナメられないよう気を張っている小物感がハンパない(^^;)
単身赴任中しか気炎を吐けないダンナというのは、なんというか……
一方で周囲を動かすことのできないボン・秀頼さん。
その人生設計を周囲が勝手に作って、抗う方法すらもわからない。
う~ん、なんだろう、この情けない二世対決は...Σ(゚д゚lll)
秀吉 vs 家康、淀 vs 江、秀頼 vs 秀忠、という3世代抗争。
レフェリー役の忠栄さん、完子さん夫妻は、歯がゆくって仕方がないでしょうね……
作者からの返信
伏見にいたのは史実なんですよ。
それが江への遠慮かどうかは……^^;
いずれにしろ拙作では、京で羽を伸ばしています(笑)
伸ばし過ぎて、何か見られてるけど、気にしない^^;
秀頼は秀頼で、羽を伸ばすことすらできない、籠の鳥です。
それでも運命に抗っているのですが、招いた合戦に恐れおののく日々^^;
秀吉と家康、茶々と江、秀頼と秀忠、言い得て妙ですね。
間に挟まれた九条家の夫婦は、正直手を引きたいんでしょう。
でも血筋じゃなくて、性格としてできないだろうなぁ^^;
ありがとうございました。
30 そしていくさは絵巻物のようにへの応援コメント
こんばんは、御作を読みました。
秀頼さん、思い通りにことを進めたのに不満なのか(°°;)
ある意味、憎しみだけで走った限界かも知れませんね。
完子さんは、江戸で何をやろうとしているのか。
面白かったです。
作者からの返信
燃え尽き症候群かもしれませんね。
恨みを晴らすために、大坂の陣を招いた。
それで心身とも、燃え尽きたのかも。
でも、いくさの現実が押し寄せて来て……^^;
完子さんは、江さんに「秀頼は秀吉の子じゃないよ」と言って、大坂の陣を止めようとしてます。
でも、今のダーク江さんにそれ言っても、あまり効果が無いような……。
ありがとうございました。
31 休戦への応援コメント
拝読致しました。
茶々さんが凛々しいでごさるΣ(゚Д゚|||)
そして修理さん、最後のお仕事は推し活であるからして、茶々さんの醜聞が口の端に上ることなど許しません!( ゚д゚ )クワッ
秀頼さんは……運命に翻弄される亡国の王子というポジ。
世間知らずの箱入り息子という立ち位置は、過保護にまでリスクを避けさせ続けた子の末路という感じがして、哀愁を誘います(´Д⊂ヽ
さあ、豊臣家のカーテンコールはどうなるのでしょうか……
作者からの返信
茶々さん、二度の落城も経験したし、事実上の豊臣家当主だし、ちゃんと「ボス」を務めていたと思います。
怯えたり、余計な口出ししたりは、徳川幕府のネガティブキャンペーンのせいなんじゃないでしょうか。
完子の嫁入りとか、凄いファインプレイだと思いますし。
そして修理、完子に「メッ」てしてます^^;
たしかに茶々さんのイメージダウンは避けたいところなんですが、それより、ある意図があります……。
秀頼は……やはり生まれ育った環境がよくなかったんでしょうね。
秀吉が生き続けているか、秀次が生きていたら、まだ変わったんでしょうけど、安全圏から出ることなく過ごし、それが秀頼のことをスポイルしてしまったんでしょう。
拙作では出生の秘密に振り回されてるし……。
いっときの休戦ではありますが、それはフィナーレの前の静けさ。
果たして豊臣家は、どのような終焉を迎えるのでしょうか……。
ありがとうございました。
29 冬の陣への応援コメント
こんばんは、御作を読みました。
信繁さんの苦闘が始まるTT
日本全国から集まった軍団を相手に、いかに堅城と言え大阪城一本で殴り合った冬の陣でって改めて凄いですよね。
次は、ごほん。秀頼さんは、特に足を引っ張る気は無いのかな。
それだけでも助かるなあ。面白かったです。
作者からの返信
ついに信繁さんの見せ場にして苦労の場が始まります(笑)
オールスター日本が囲んで来るという、前代未聞の戦い……ホントよくやったなぁと思います。
フツーの人だったら、逃げるか裏切るかするところでしょうに^^;
そして秀頼さんは、あの肖像画みたいな雰囲気になってます。
恨みをぶちまけて、望んだ戦いがやって来たことで燃え尽きたのかも。
どちらにしろ、素人が何言っても無駄、ということぐらいはわきまえているのでしょう^^;
ありがとうございました。
43 ゆくすえへの応援コメント
大団円に号泣です
変な人たちばかりで困惑しましたが終わってみれば
愛が溢れててすごい作品でした
たぶん暫く泣くと思います
作者からの返信
恐縮です。
どこか狂った人たちで演じられる、かなりダークなお話かと思いますが、最後まで読んでいただいて、嬉しい限りです。
最初は、秀頼が出生の秘密をぶちまけて大坂の陣へ……で終了するつもりでしたが、やっぱり大坂の陣も書くことにした結果、ラストシーンはああいう風になりました^^;
このようなコメントをいただき、大坂の陣とその後も書いて良かったと、感慨もひとしおです!
それと、レビューありがとうございます!
乱世に狂わされた人たちの狂想曲――まさにそのとおりだと思います。
そもそもの「原因」である秀吉も、乱世に狂わされた男ですし。
豊臣の子――完子は、茶々が九条家に出したおかげで、その狂想曲に踊らされずにすんだのでしょう……。
そして繰り返しになりますが、大坂の陣とその後も書いて良かったです。
そしてまた、号泣までしていただいて……作者冥利に尽きます^^;
ありがとうございました!
38 もう助からないへの応援コメント
大野治長が純愛な感じがとてもいいです
作者からの返信
大野治長、史実として、茶々と共に最期を迎えているので、それはこういうことなんじゃないかな……と思ったのです^^;
ありがとうございました。
35 終わりのはじまりへの応援コメント
家康にあと少しの冷静さなどがあれば
豊臣を臣下として生かすということで己を懐の広さを知らしめることができたのに…
大河ドラマなどでは秀頼や茶々が軽率なイメージもしますが
実際は家康の度量も疑問ですね
作者からの返信
史実としては、家康より秀忠が潰す気満々だったみたいです^^;
まあ、確かに、叛乱分子は潰しておきたいんでしょうけど。
豊臣を臣下にする、公家にするという道もあったんでしょうけど、徳川家としては、やっぱり不安だったんじゃないでしょうか。
その辺の不安が、度量を示すよりも潰す方向に向かったんでしょうね……。
ありがとうございました。
38 もう助からないへの応援コメント
個人的には、「取られるのは嫌だ」という姿に、むしろ安堵しました。
秀頼の迷走が哀れですが、それでも、これを聞けて良かったと思いました。(^^
作者からの返信
秀吉は元々、成り上がっていく=横取りしていく人生だったので、じゃあ後継ぎを作るために側室を差し出せと言われたら、「嫌だ」と言いそうだと思いまして……。
秀頼は結局、一人相撲を取っていたわけですが、秀吉はそこまで酷い奴ではなかった、ということになります(いや、酷い奴には変わりませんが^^;)。
ありがとうございました。
30 そしていくさは絵巻物のようにへの応援コメント
拝読致しました。
江戸と大阪、その距離五百キロのシンクロニシティ。
豊臣のトップと徳川の支配者が、同一人物憎しのあまりに一つの家の滅亡を願い、片方の仕掛けた悪戯に見事に食いつくという対称性が面白いです(^^)
まあ、壮大な自決みたいなものなのですが、激情に駆られいっきにではなく、真綿でじわじわと締めさせるという倒錯的なやり方なので、虚しさは止むなし。
そんな胸中は察しつつも江戸へと登る完子さんの想いや如何に??
作者からの返信
江戸と大阪、そういえば、この時代の、いや今でもこの国の双璧の都市の支配者――豊臣と徳川の「大君」が、それぞれ豊臣家の滅亡を期すという、とんでもない展開になってました^^;
しかも秀頼の、ものすごくささやかな悪戯で、それが始まってしまうという……。
秀頼としては、自決もそうですが、豊臣という家、そして大坂の城をたたきつぶしたいのでこういうやり方を採りましたが、いざそうなってみると、いくさの現実が押し寄せて……いろいろとキツくなっているのでは。
完子さん、この状況の打開を図って、江戸のクイーン・江を訪れるつもりですが、江はダークサイドにどっぷりはまっているからなぁ……^^;
ありがとうございました。
43 ゆくすえへの応援コメント
「いくら子を生しても、亡ぶものは亡ぶ。それが、この世の、定め」
重い言葉ですね。
歴史の中にミステリー要素やコン・ゲーム要素、恋愛要素も含まれていて、とても読みごたえがありました。女性の活躍にも、胸のすくものがあります。
(途中、体調を崩して暫く遠ざかってしまい、すみませんでした……)