こんばんは、御作を読みました。
秀頼さん(T ^ T)
孫のニコライ一世が祖母のエカテリーナ二世が旦那をぶっ殺して王位を簒奪し、数百人の愛人がいたことを知って「王冠を被った娼婦やないかい」と嘆いた時のようなショックを受けてそうですね。
……秀吉亡き今、真実かどうかはわからないだろうけど、彼としては信じてしまうよなあ。
なんともハラハラします。面白かったです。
作者からの返信
ニコライ一世がエカテリーナ二世を……うん、そういうこと言いそうですね^^;
そして秀頼さん、まさかの木下弥右衛門と竹阿弥の話に――そんなこと言われたら、もう何も言えなくなってしまいます。
秀吉はもういないし、秀長もいない、朝日姫、大政所も……。
高台院に聞いても「知らない」って言われそうだから、秀頼はもう信じるしかありません。
ありがとうございました。
拝読致しました。
なんとなんと、そのような土着の風習が絡んで来るとはおもいませんでしたΣ(゚д゚lll)
かほどに子宝は重要と言うことですね……茶々さんにはいい迷惑でしょうが。
そして乳母さんの突然(?)の御乱心。
我が子を奪われたこと、内々に腹の底で怨念が熟成されていたと思うと切ないですね(TдT)
そして秀頼さんの御乱心、予想以上にちゃんと裏付けをとって、理性を弁えた御乱心であることに驚きました。
……あとは豊臣という家を終わらせると言う目標を持ってしまった豊臣家頭領、この後の動きはどうなるのか……
作者からの返信
位人臣を極めた豊臣家に、もしそのようなムラ社会のならわしが絡んでいたとしたら……と思ったのです。
生きるために、食うために必死な戦国時代、子どもは田畑を継ぐ相手、田畑を耕す貴重な労働力――そのために生まれたならわし、という設定です。
だからお前らもならわしに従うべきなのだ、と秀吉が考えていたたとしたら、救いがないですね……特に茶々さんが。
乳母は宴で酒が入っていたことと、長年のわが子への想いが積み重なったことにより激昂してしまいました。
ただし、その激昂は己が身を亡ぼすという結果に。
しかもその死は秀頼の乱心を招くという展開が待っているとは、つゆ知らぬことだったのでしょう。
秀頼は、実は計算してあのように振る舞っていました。
いくら出生の秘密をつかんだとはいえ、何の証拠も無しにはすまされないと思ったのでしょう。
そしてその叡智は今、豊臣家滅亡へと注がれて……その念願叶った時、秀頼は何を思うのか。
ありがとうございました。
やはり、横溝正史か京極夏彦ばりの非常にどろどろとした家族の関係でしたが、明かされていない謎がまだ三つ。なぜ猫が乳母の手をなめていたのか? 乳母はいかなる手段で殺されたのか? 乳母を直接に手を掛けた犯人は誰なのか? 続きが楽しみです。🕵️
作者からの返信
この話を思いついた時、さすがにカクヨムコンには出せないなぁと感じ、横溝正史賞があって良かったと思いました^^;
滅茶苦茶ドロドロした一族であった木下家=豊臣家。
そうであってもおかしくないと思わせる、秀吉の存在感が凄いと感じます。
あと、乳母関連の謎は、次回触れさせていただきます^^;
ありがとうございました。
編集済
そんなに年季の入った理由が潜んでいたのですね、事件の底には……。
なにがなんだか分からないほど入り乱れた男女関係ですが、清潔面は如何に?
傑出のエンタメには申し訳ないですが、すみません、妙なことを思いました。
作者からの返信
秀次事件の裏を想像してこの話を思いついた時、そもそも秀吉の出生というか、木下家の過去もこんなだったとしたら、竹阿弥が秀吉に冷たかったのも合点がいく、と考えたのです。
われながら酷い話を書いていると思います^^;
実は、この作品の前半部分、ここまで書くのに相当の労力と時間を費やしました。
で、ここから後半部分、大坂の陣を書くのは、実は楽でした……前半部分よりは^^;
そんなわけで、次回のタイトルは「真田左衛門佐信繁」です。
よろしくお願いします^^;
ありがとうございました。
茶々の懐妊には絶対、何かあると思っていましたが、意外にも、こんなに苦悩に満ちた話だったとは。
でもまあ、日本の農村部には、夜這いという文化がありましたからねえ。大らかといってしまえば、秀吉にも罪はないわけで。
それにしても、秀吉の執着って、那辺にあったんでしょうね。
作者からの返信
拙作においては、茶々の懐妊に、このようなバックグラウンドがあるということにしました。
秀吉って酷い奴だなと思わせつつ、秀吉は秀吉で、おっしゃるとおり、夜這いという文化があるから、こうしたんだよ、という風にしたかったのです。
頂点を極め、京畿で太閤となった秀吉ですけど、鄙の文化の影響が残っていた、みたいな。
秀吉の執着は、やっぱり豊臣家というしくみを残したかったんでしょう。
それを確実にするためには、「秀吉の子」を後継ぎにしておく必要がある、という設定です。
この執着も、天下を安定させるために必要と思ったから、というわけで……天下人とは、因果な商売です。
ありがとうございました。