拝読致しました。
たまに思うのですが、人間には美醜がありますが、美しければ良い、というわけでもない気がするのです。
美しければ、いろいろな付加価値が勝手につけられて、本人の意思とは異なった場所へ連れ去られてしまう。
あたかも無機質な宝玉や芸術品のように。
茶々さんも、かなり己がプロフィールに振り回されたご様子……その想いを江さんが知ったらなんと感じるのか(^^;)
ただ、最後は自分の傍にいてくれる相手と共に在れる、というのはそれでも救いですね。
作者からの返信
審美眼は人それぞれですが、多くの人にとって「美」とされることやものはあると思います。
茶々の場合は、あの時代、あの国で佳人とされたのでしょう。
その上、織田信長、浅井長政といった貴種(?)と血が繋がっている。
となると、やはり太閤秀吉が自家薬籠中の物にする流れなんでしょう。
誰かの物になりでもしたら、天下一は秀吉ではない、といわれちゃうし。
そういう意味では、茶々の運命は、生まれた時から決まっていたのかもしれません。
でも妹たち、特に江はどうかというと、そんな姉を庇護者と思うか、全てを手に入れた者と見るか……心次第でしょうね^^;
大野治長は、何だかんだ言って、生まれた時から死ぬ時まで茶々のそばにいました。
それを茶々も容認していたことから、やはり二人の仲は、余人には知り得ない何かがあったのでしょう。
そして二人はついに……。
ありがとうございました。
茶々、妹たちを守ってというところが悲しいですね。戦国時代とはいえ。
そして、なんと才蔵、変身していたとは、そして、秀頼を逃す、どうやるのか、次が見ものですね。
作者からの返信
秀吉からすると、脅すか褒美を与えるかすれば、何者も意のままに操れるわけです。
天下人になった以上、弟や高台院にも、もう止めることはできず……茶々は秀吉のものに。
実際、そういう脅しはあったのかもと思って書きました。
千姫(とその侍女たち)を騙すため、才蔵に敢えて「奈阿姫に似た直」という変身をさせていました。
そして落城の時、迫る。
秀頼は生き延びることができるのでしょうか……。
ありがとうございました。
こんばんは、御作を読みました。
茶々さんとしたは、もう「あがり」たいでしょうからね(T ^ T)
秀頼さんにも、お江さんにも愛情がさっぱり伝わっていないあたり、問題のあった人ではあるのでしょうが……。
大野さんはだからこそ、そんな幼馴染を見守っていたのかなと思わされました。面白かったです。
作者からの返信
茶々さんはそうですね……もう「あがり」たいと思います。
秀頼さんやお江さんにも、母として姉として接しているつもりなんですけど、誤解や曲解を生じさせています。
生まれ持ったデバフかもしれません。
それが効かなかった唯一の相手が大野さんだったのでしょう……。
ありがとうございました。