概要
その首のない男は、『1000人目の愛している』を探している
〈あらすじ。第31回電撃小説大賞応募作品〉
稀代のナンパ師タツヤに一目見つめられると落ちない女性はいない。それ程に彼は美しい男だった。彼は天下無双の999人斬りを達成して、目標の1000人斬りまで残り一人となった。
タツヤは明日の1000人目の愛を夢見て眠りにつく。だが起きてみると驚くべき事に彼はゾンビ化しており、頭がなくなっていたのだった。一瞬困惑するが、すぐに気を取り直し、ない頭の事など忘れ、彼はナンパへ出かけるのだった。
その後、都内では連続猟奇殺人事件が発生する。
首を失った若い男性の他殺死体が都内の各所で発見され、その首なし死体の被害者と思われる男性が数日後、失われていたはずの首をつけた姿で平然と現れるようになる。彼らは一様に物をまともに言えぬ姿で現れるようになっており
稀代のナンパ師タツヤに一目見つめられると落ちない女性はいない。それ程に彼は美しい男だった。彼は天下無双の999人斬りを達成して、目標の1000人斬りまで残り一人となった。
タツヤは明日の1000人目の愛を夢見て眠りにつく。だが起きてみると驚くべき事に彼はゾンビ化しており、頭がなくなっていたのだった。一瞬困惑するが、すぐに気を取り直し、ない頭の事など忘れ、彼はナンパへ出かけるのだった。
その後、都内では連続猟奇殺人事件が発生する。
首を失った若い男性の他殺死体が都内の各所で発見され、その首なし死体の被害者と思われる男性が数日後、失われていたはずの首をつけた姿で平然と現れるようになる。彼らは一様に物をまともに言えぬ姿で現れるようになっており