概要
私、本当にここに居ていいの?
十七歳のラーレは、街で暮らす物語屋。しかし特殊体質のせいで体調が悪化し、森に移住することになる。体質を補ってくれる人木種の青年と結婚し、穏やかな新婚生活を送るもののラーレの心は晴れない。生き甲斐だった職から遠のいて、自分は役立たずだと思うようになったせいだ。そんなある日、ラーレに転機が訪れる。
【主な登場人物】
● ラーレ:17歳/女/物語屋/人人種(じんひとしゅ)
コーブルク出身の都会っ子。死者の人生を書く“物語屋”で生計を立てており、それを誇らしく思っている。しかし、魔力を過剰に生成・吸収する特殊体質が発覚し、人口が少ない田舎へ移住することになる。
人の体に人の成分だけが含まれる人人種で、幼く見られがちなのが密かな悩み。
● ヘンリク:21歳/男/木工職人/人木種(じんもくしゅ)
【主な登場人物】
● ラーレ:17歳/女/物語屋/人人種(じんひとしゅ)
コーブルク出身の都会っ子。死者の人生を書く“物語屋”で生計を立てており、それを誇らしく思っている。しかし、魔力を過剰に生成・吸収する特殊体質が発覚し、人口が少ない田舎へ移住することになる。
人の体に人の成分だけが含まれる人人種で、幼く見られがちなのが密かな悩み。
● ヘンリク:21歳/男/木工職人/人木種(じんもくしゅ)
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!人と人とは違う要素を持つ人々が生きる世界。そこで出会った運命の二人
コーブルクの街に住むラーレは何やら病を抱えて診療所で医師に診断を下されているところから物語は始まります。
その医師ヴァレオが言うことにはラーレは人人種(じんひとしゅ)で、人の成分しか含んでいないのに、魔力の生成が多い上に、人由来魔力を過剰に吸い寄せてしまう、のだそうです。
何のことやらと思ってしまいますが、この診断を下しているヴァレオもまた、人鉄種と言って、人型の体に金属成分を含む上に、頭部が取り外し可能というなんともびっくりしてしまう人なのですが、それ以上に彼の行動力と言動にびっくりしてしまいます。
ともあれ、ヴァレオと共に(というか半ば押し流されるように)森の中の村、ルスヴァ…続きを読む