概要
なぜか引き寄せられるようにこの場に来た理由を、私は唐突に理解した。
ある雨の日に漂白の魔物、青鬼梟は悪霊《アン・シーリー》との闘いに敗れた瀕死の女性呪術師と出逢う。 彼女の名は藤咲文音。 婚姻という人生の門出の日に母親と親族凡てを悪霊に殺されてから、真犯人を追い続けてきた。 《後生だ。ある男を、殺して欲しい。そしてどうか、私がここで死んだことを誰にも知らせないで》 彼女に身体と悲願を託された青鬼梟は、新たなる名を対価に受けとる代わり、魔物として在りながら藤咲文音として活動する道を選ぶ。 奇々怪々な怪異たち、そして様々な人間模様を織り交ぜながら青鬼梟・ソラは真犯人を追い詰めていく。 不条理なこの世界で、正しいものとは…?
些細な切掛けから紐解かれる、弔い合戦が今、幕を開ける。
些細な切掛けから紐解かれる、弔い合戦が今、幕を開ける。
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