終章1事後報告

凡人とゲーマーの二人は戦闘が起こった場所からかなりの距離が離れた所にある経営者が持っている宿についた、そこで凡人は寝て回復を図っていた

「よし、今ここにいるのは、俺事ゲーマーと」

「私!支配人、あと自由人の傀儡」

【どうも】

「あ!暗殺者」

凡人たちがいるのは大広間と呼ばれる所で凡人を真ん中で寝かせて、その周りにゲーマーたち三人と支配人の膝に自由人の傀儡である小さい人形が一体いた

「どこ行った?自由人の奴」

「暗殺者は知ってる?」

「無茶言わないで!自由人がどこにいるかなんてわからないわよ」

「「・・・・・あの自由人」」

ゲーマーは空気をリセットし話を始める

「まず今回の事件の顛末だが、暗殺者」

「はいはい、結論から言えば工場のような場所・・・護符を量産している所は発見したけど、既に破壊された後だったわ」

「?あれ私は暗殺者と分かれた後に向かったから・・・暗殺者?」

「いえ、壊れた機械を見たら斬撃の跡が見つかったわ」

「てことは騎士か?あいつは前から凡人の兄貴分だからな」

「でしょうね、ゲーマーの方は」

「ああ、研究所を見つけていくつかの資料を持ってきた、まぁ開発者に送った後だけど」

ゲーマーたちは自分たちの成果を話し合い、この事件の落としどころを探っていた、

「支配人はどう思う?」

「ん~最終的に工場と研究所の破壊により、事件解決?」

支配人が出した答えはまっとうな物であったが、ゲーマーはそれに賛成をしなかった、暗殺者はそれの理由を聞いたら「事件の概要は護符の元を破壊ではない」ということであり、それでは解決と言えないため却下であったが、それ以外だと答えが出てこないのである。

「ふぁあああ!ん?寝てた」

ゲーマーたちが会議をしている時に凡人は間抜けな声を出して起き上がった(寝ぐせは激しく、あくびが大きい)

「凡人!起きたか」

「おはよう!」

「あら?御目覚め」

「おはよー、なんか話してたのか?」

起きたばっかりの凡人に支配人が分かり易く今の説明をした、凡人は寝起きだからか?いまいち理解ができていなかったが

「とにかく、今回の落としどころ?必要か」

「あのね?凡人私や支配人、ゲーマーは犯人を処刑しました、で済むけど」

「今回は凡人である俺が始末してないと」

そう、今回の事件の最大の要因は「凡人が最後の始末をしてないという事」である勿論最初の問題である「原因を断つ」という物でもない

「確か・・今回の任務は拠点のAGを壊滅せよ?だっけ」

「あら?凡人にしてはちゃんと覚えてるのね」

暗殺者は凡人の記憶に感動を覚えていた、実の所彼は任務であってもあまり覚えることをしないのである。そのため彼はよく任務書を財布の中に突っ込んでいる(けれど、その任務書の存在を忘れる)その為任務書を見なくても今回の指令を覚えていたのはかなり希少である。

「拠点はどしたん?」

「騎士が破壊したわ」

「なら騎士がやりましたって」

「・・・通ると思う?」

「無理だな」

「諦めるの早いよ」

話し合いはかなりの時間まで続いたのだが、気づけば夜になっていたので兎に角風呂と食事をとるためにいったんお開きになった、そして凡人は一人露天風呂に向かったのだが

「まて!凡人」

「ゲーマー?」

ゲーマーは風呂に向かう凡人を背負い露天風呂に向かった、凡人もこの行動には少し驚いたのだが、ゲーマーは直ぐに凡人の考えを砕く

「無理するな、お前はまだ体が痛いだろ」

ゲーマーの言葉に凡人は隠し事をやめた

「気づいてたのか」

「ああ、お前は護符を使うと体が追い付かなくなる・・そうなるとお前は動きができなくなる」

「ああ、俺が護符を使うと最低五時間は動けない・・・情けないな」

「そうか?」

ゲーマーは凡人を背負いながらも凡人の吐け出した感情に対して優しい言葉を出した

「お前は今回の件で完全にMVPだ、お前の護符が無いと騎士や戦車が出ていただろう・・・だから感謝をしてる、それと同時に」

「すまない」

ゲーマーは露天風呂の近くまで来て凡人に謝罪した、

「本来なら、お前を戦場に出すべきではないんだ」

ゲーマーか泣きそうになりながらもこぼした、本来の凡人の役割は処刑機関の12人の仕事を手伝いをして、随時政府に伝えるのが仕事であるが、今期の処刑機関は自由人が破天荒すぎるので凡人の役割は自由人を抑える事である。しかし凡人は戦場に出てしまった、凡人がいないときに会議をしたら王以外の全員が戦場に送り出す事を反対していた

「けれど、王は一言吐いた」

「今回は凡人でしか解決できない・・・あいつの力が必要なんだ」それが王が吐き出した言葉であった、その言葉と共に今回の任務の難易度を全員が理解した

「あの時は自由人も猛反対してたな、あいつのあんな顔初めて見るよ」

「年齢なら経営者もそうだが、あいつの護符はなら心配いらない・・・いや」

「差別だよな、こんなの」

ゲーマーはそれ以上の言葉を出そうとしたが、凡人はそれ以上の言葉を聞くつもりが無いので、一人風呂に向かった、かなりの広さと種類の風呂であったが今の凡人にはどうでもよかったのである。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「夜風が体に染みるな」

露天風呂を出た凡人は一人で夜風に当たっている。

「ゲーマーも暗殺者も他のみんなも・・・なんで謝るんだよ」

凡人は夜の空を眺めながらそうこぼした、今の凡人のように空は星が見えなかった

「本来なら、俺は死ぬべき人間なのにな、殺すべきは俺なんだよ」

凡人は自身の両手を見て事実をこぼす、あの時凡人は元凡人に最後を与えるべきであったが、彼の優しさは行動に移せなかった・・・いな移す事を考えなかったのである。

「経営者が言ってたな、俺は甘すぎるって・・・その通りだよ」

凡人は昔の事を思い出した、経営者と言った任務で凡人に放たれた言葉であった、凡人自身は甘さなど持っているつもりではないが、彼の心はそれを知っている

「なぁ、お前ならどうする?」

「羽衣テンペスト」

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