凡人の学園、教育者を添えて

「教育者をむかわせる?」

海が近くにあり、波の音が心地よい時間に屋敷の一室にある円卓に二人の人物がいた

「うむ…教育者ならば問題が無いだろう」

一人はこの機関…処刑機関の王の役割の老人でありもう一人は

「教育者が日本に向かうのは構わないが、いいのか」

白衣を着た低身長の女性でぼさぼさの黒い髪が特徴の子である、老人の身長が二メートルくらいだとすると女性の方は150あるかないかである

「何がだ開発者」

開発者と呼ばれた女性は手の甲にあるスイッチを押すと床からメロンソーダを取り出す、それを一口飲んで

「教育者以外で料理できんの…いないぜ」

開発者は食事と言う問題を王に突き付けた、処刑機関は基本的に13人で行動するが凡人と経営者が日本の学生なのでここにいるのは11人だが、その多くも副職があるので半数いるかいないかである、そして食事は基本的に暗殺者か教育者が作っていたが暗殺者は副職の業務に教育者は日本に向かわせるので食事の準備から掃除まで家事をするものがいなくなるのである

「……時に開発者」

「メイドロボならこの前…騎士が壊した、なんでもじゃまらしい」

王は頭を押さえながらうなだれた、この老人は処刑機関の王の役割から機関の構成員の指示やまとめをしなくてはいけないが機関の役の者達は我が強いのしかいないのである、凡人や経営者、僧侶は基本的に指示をまつ部類(凡人の場合はそもそも自由な時間が皆無)なので比較的たくだが、他のメンバーは命令違反が当たり前なので言う事を聞かない騎士はロボを壊した理由も恐らく「昼寝の邪魔」であると思っていた

「‥‥‥…代わりに王をやらないか?」

「断る、あんたみたいに胃に穴が開くのはごめんだ」

誰のせいだと王は想ったが既に教育者には伝令が言っているので今更変える事ができない、王は何とかしようと決めるが…結局暗殺者に頼るのはまだ後の話である。




日本 某日 水野原学園生徒会室

 

「で、なぜ遅刻した?凡人」

「はぁ?このありさま見てわかれや(体中ボロボロ)」

凡人はいつも通りに登校したら急に教育者に関する電話を王からもらい、その後にベンチで一息ついていたら

「装飾者にあったと」

「ああ、あのばあさんは直ぐに人を着せ替え人形にするからな」

などと言う凡人の事を経営者は同情していた、装飾者も凡人と同じ処刑機関の一人だがそれはあくまで裏の顔であり、表では世界一のファッションデザイナーのKYである(凡人がその名前に突っ込んだら、空気をよめないからと言われた)

「たく、今日から教育者の指導が始まるのに」

「二代目教育者だな…思えば一番真面目な人だな」



数年前、処刑機関の拠点

「とまれ!凡人ーーーー」

「ふざけんな!騎士」

凡人は中学二年になり機関の仕事も増えてきたことにより、一度会議をしようと集まったときであった

「ていうか、普段は開発者が餌食になるだろ!」

凡人のその役目から機関の構成員に遊び相手にされることが多くある、その為定期的に凡人の捕獲作戦が開催される。

「ふざけんな「緊急報告です」ん?」

「教育者が機関のやめると報告がありました」

「「はぁぁぁぁぁぁぁ」」

処刑機関にその内容が来ると同時に王が叫び全員を招集して円卓で会議を開始する

「どういう事ですか!教育者がやめると」

「おちるけ、けけいえいしゃ」

「あんたが落ちrけ王」

「‥‥いや、経営者と戦車と王の三人が落ち着けよ」

機関の上位ともいえる三人が焦りのあまり会議が進まず停滞していた、そこで

「はぁ、しょうがない」

「どうすんだ?暗殺者」

「三バカがこんな状況だと会議も無理よ、そこで直接本人に聞くのよ」

「ほぅ、確かに教育者は近くに住んでるが「行きなさい凡人!」ん?」

暗殺者は大声で凡人を指名した、凡人自身も「ふざけんな!」と叫んでいたが騎士と開発者の両名が「まぁ凡人だし」の一言で場を収めた。結局、凡人が教育者の所に向かい暗殺者と騎士が円卓をなだめる事になったのである



「で?なんでやめるんだ?」

凡人は教育者がいる児童施設に足を延ばした、機関の近くにあり教育者が経営している所である、その施設の一室に凡人(中学二年)と教育者(老婆)が机を挟んで話し合いをしていた

「理由は一つじゃ、私はもう限界でな…最近は円周率も15桁までしか言えないんじゃ」

「…婆さん今年で98だろ、バケモンか?」

教育者と呼ばれた老婆の姿は凡人よりも小さく弱弱しい物で体の限界が近いのは凡人から見ても明らかであり、既に寿命を迎える物であった

「処刑機関ができてはや数年、あんたが見つけた明けの明星(ルシファープロジェクト)も阻止した、ここでいいんじゃここで」

そこまで聞くと凡人は施設を出て円卓に戻った、現在の教育者の状況と限界を機関に伝えて、翌日には教育者はその役をおり新たな教育者が派遣された。




現在

「あの婆さんに比べて今回の教育者は役不足とまでいわれてたな」

「ああ、経営者である私もよく聞いていた彼女の噂を」

「でも…実際は違うんだよな、婆さん直々の推薦だからと思ったが能力は本物だ」

凡人はそのまま席に着いて生徒会業務を始める、教育者の指導は学校が終わったときにと命令を受けているから「いいかしら」

凡人と経営者は生徒会室のドアが開くと向く、そこには顧問の先生と

「きょ…後ろの人は?」

凡人たちが見たのは教育者の姿だった(最もパンツスーツである)

「ああ、彼女は」

「初めまして!今日から教員として入りました、篠宮 真綾(しのみや まあや)です(とても高く、超いい笑顔)」

「「は、初めまして…」」

「ちょい失礼」

凡人と経営者はこそこそ話をしだした

「(ちょっとどういう事だよ、教育者か?)」

「(そのはずだが…いつもと真逆だな)」

二人が見た教育者もとい篠宮真綾は黒のパンツスーツで髪はストレートのロング、化粧は軽くしてあり全体的に明るい雰囲気であるが

「(俺が知ってる教育者って)」

「(ああ、全体的に暗い雰囲気だが)」

「…どうしましたか?(いいから合わせろ!)」

「「い、いえ((本性隠せや))」」

新しく来た教員の篠宮…教育者は生徒会の二人と学校の聞く為に残った

「…で?どうゆ事教育者?」

「ああ、それは(テンションdown)」

曰く、王からの勅令で二人の通う学校の教師になり

「凡人から指導を受けろと」

「何考えてんだよ!あのくそ王!」

凡人の叫びむなしく、時間は過ぎていくのである








「で、今日はどのような指導を?」

「その前に…俺の精神を削りまくった事を詫びて」

「何があったんだ」

凡人と経営者、教育者は指導の為にある建物に向かっていたが凡人は疲労していた

「ああ、こほん…今日からお世話になります!篠宮です!っか?」

「それだよ!なんで一番初めからあのテンションなんだよ!俺は現実か迷ったわ!」

曰く、凡人のクラスの担当になったことで教育者はかなりテンションを上げていてクラスの人気らしい

「劉輝もお前にメロメロだからな」

「私のクラスにも来たぞ、その噂…学園一の美人先生と」

凡人たちはそういった会話をしながら目的地につく

「凡人ここは?」

「教育者であるお前に足りない物を補う施設だ…覚悟を決めろよ一度入ったら条件を満たさないと出れない」

「その条件は・・・・・」

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