凡人、ゲーマー、支配人、対 元凡人
富士山の火口で一人の男が立っていた、これからここであることをしようと立っているのだが
「来たか」
男は下の方を見る、そこには二人の男と一人の女性がいた、処刑機関の支配人とゲーマ、それに凡人である
「私に挑むか・・・死ぬぞ?」
「だから?お前を倒せばお終いだろ?」
凡人と元凡人はお互いに向き合う、支配人は既にライフルの準備はできている、ゲーマーは自身の護符を起動している、凡人はまっすぐに元凡人に向かって行った
「ここまで来たのは開発者の発明か?それでも私には勝てないぞ」
元凡人は手元にレイピアを出し、凡人に向かって行く。
「ここでの戦闘は難しかろう?いいんだぞ、死んでも」
「断る」
元凡人はレイピアで突く動きをするが、凡人はそれをよけるが
「遅い、」
「当たるか」
直ぐに横に振るうがそれもよける、元凡人は凡人の動きに違和感を感じていた、同じような事を何度が繰り返し、その答えを得る。
「なるほど、訓練をこなしていたか・・・中々いい動きだ」
「そりゃどう・・・も!」
今度は凡人から攻撃を開始する、凡人は足での攻撃を開始する。
「(サバット?テコンドー?何かしらの武術か?)」
「おりゃああああ」
凡人が足での攻撃を連続でする、回し蹴りを連続でして、その後に蹴り上げを行う、しかし元凡人はそれをよけて、レイピアを変形させる
「護符、変化」
「護符だと」
支配人は行動をさせないように狙撃を開始するが、変化させた武器で防ぐ
「今、支配人が使っているのは装甲戦車を貫く弾丸だぞ」
「甘いな、ゲーマー」
元凡人が変化させた武器は、刀のような武器であった、しかし刃は両刃で柄の部分は斧であった、
「刀?つーか。洋風の剣に斧をつけた感じか?」
「私はこれを、アックスソードと呼んでいる」
「シンプルだな!」
凡人は直ぐに攻撃を開始しようとするが、柄の斧が剣から離れて鞭のように振るう、凡人は何とかよけるが、よけた先にあった岩が砕けた。
「(まじかよ、こんなの受けたら)」
「凡人!絶対に受けるな!お前は直ぐに死ぬぞ!」
「わかってるよ」
「させん」
凡人が攻撃しようとしても、直ぐに距離を取られる、逆に落ちてる石で攻撃しようとしても斧で砕ける、元凡人は斧で攻撃するように動いて凡人に距離をつけるが凡人は何とか逃げる事に成功する。
「はぁ、はぁ、」
「息が切れてるな」
「凡人下がれ!」
支配人は凡人を援護するように連続で狙撃をする、元凡人は鞭のように斧を振るい弾丸を防ごうとするが
「!」
「湊と砺波の弾丸が役に立ったわね」
支配人は予め樹海に待機させていた二人からある弾丸を受け取っていた
「!下請人か」
「ええ、最も二人は既に撤退させたけど、この弾丸はある護符の力をつけているのよ」
支配人は弾丸を見せながら言う、曰く、湊と砺波の二人は想像と付与の護符を持っているらしく、「爆破と炎上」の効果があるらしい、支配人は更に狙撃をして、元凡人を攻撃をしていく、元凡人は武器をまた変化させて今度は「大剣」にしていく、元凡人は大剣を持ちながら弾丸を相殺していく、重さを感じないのか、アクロバティックに動いて大剣に勢いをつける
「!なるほど」
「気づいたか」
元凡人は攻撃を受けながら支配人に攻撃をする、大剣を片手で動いているので流石に支配人でも困惑していた、しかし、支配人も戦闘に慣れているので対処は容易であった、支配人はマグマに落ちないように動きながら、護符を発動する。
「護符、」
「!、変化」
「ラストline!」
「サムライソード」
支配人はかなりの速さのレーザーが元凡人に向かってくる、元凡人はそれを刀で防ごうとしたが
「(この攻撃は)」
刀で防ぐことを諦めて、武器で受け流す。
「・・・この護符は」
「まだ行くわよ、line!sword」
支配人のレーザーのような攻撃が、今度は斬撃のようなものに変わる、元凡人は懐から出したナイフを鎖に変化させて、マグマの近くまでよける、攻撃はよけれたので、マグマから離れる。
「なるほど、君の護符は弾丸か」
「あら、気づいた?でも残念、外れよ、貴方が変化なら、私は進化・・・弾丸ではなく、私の攻撃を別の物に進化させるのよ」
支配人は自身の護符の能力を話した、支配人の護符の能力は「進化」であり、弾丸に限らずに自身の物を別の物に進化させる物である、今回は弾丸をレーザーに進化させたり、レーザーを斬撃に進化させたのである。
「私の攻撃は自身が望んだ物に進化させることができる、貴方の変化にも対応できるわ」
「・・・しかし、能力には弱点が存在する。私の護符が物が必要言うように、君の弱点は自身と接点がない物だな」
「・・・根拠は?」
「君の護符の能力は確かに強力だが、ライフル事態を進化させていない」
「それだけで?」
「これでも元凡人さ」
支配人は元凡人の観察眼に驚愕していた、明らかに知能と観察に関しては今の凡人を超えている物があり、戦闘能力も確実に凡人を超えている、支配人は冷静を保ちながら攻略法を考えていた、
「(凡人の護符が使えるかしら、だめね凡人に頼れない・・・ゲーマーの準備は)」
「おりゃあああ」
「!きかん」
支配人が考えている時に凡人が攻撃を始めていた、元凡人は凡人の蹴りと殴りを大剣で防いだりしていた、凡人は拳で攻撃をしようとしたら、大剣の側面で防がれる。凡人の拳には痛みが走るが、気にせずに蹴りで攻撃をする、元凡人はそれをよけて振り下ろしで攻撃しようとしたら、凡人は回転してよける、しかし元凡人も攻撃の手をやめずに攻撃を続ける。
「ふむ、私の攻撃に対し、全力の回避か」
「そうだよ、」
凡人は拳の痛みを気にせずに、連続で殴るがそれも防がれる、そして
「!いって」
ついに攻撃が当たってしまう凡人、不幸中の幸いか浅い攻撃であったが
「ぐ、うう」
元凡人は大剣から刀にしていて、凡人の腕に切り傷をつける、高校生の凡人にとって刀での攻撃はかなりの痛みがあった、支配人は直ぐに凡人に向かって痛み止めの弾丸を打ち凡人の痛みを和らげる。
「冷静に対処したな、だが痛みは引いてないな」
「そう、だよ、はぁはぁ、こちとら痛み止めは効きにくいんだよ」
「ゲーマー!」
「さっきからやってるよ、お前らが斜面でも戦えるように地面を作ってるんだから、もう少し何とかしろ」
「ふざけんな」
ゲーマーは既に行動をしているのだが、元凡人の強さはそれ以上であった、流石に凡人も怪我をしてしまったので焦っているのか、いつもより汗がすごい
「畜生、なんだよこいつ」
「ドーピングかしら?」
「doping?」
「薬物使用だよ!てか、お前高校生だろ!英語の能力がなくないか?」
「うるせー!こちとら赤点の王者だよ!」
「ただの落第生だろ!」
「アンタたち!いい加減にしなさい!」
今更の話だが、支配人はこの編成に不安を覚えていたのだ、その理由も既に起こっているのだが・・・凡人は仲の良い機関のメンバーは少ないのである。仲が良いのは経営者と教育者であり、支配人と王は年上だから敬うという風に考えているのだが、他のメンバーは凡人を実験台にしたり、パシリにしたりとやりたい放題であるので、凡人は敬わない上にあまり関わりたくないのである。
「てか、凡人は護符を使わないのかよ!」
「使えないんだよ!王と暗殺者が止めてるから」
「ち、くそがああああ!早く倒れろ!元凡人」
「断る」
元凡人は武器を両手剣のままで凡人を攻撃しようとしてるが、凡人はかなり距離を取りながら戦っている
「(ふむ、やはりこの凡人は、身体能力が高いな・・・かなり鍛えられているな)」
「ぜぇぜぇ、こいつ・・・なんで息を上げてないんだ?」
「多分だけど、ドーピングの効果かな、ゲーマー」
「正解かな、ドーピングで効果を上げているのは、体力と血流かな?」
「血流?」
「よく言うんだよ、血流を早くすればその分早く動けるみたいな、体力は恐らくは」
そこまで言うと、元凡人はゲーマーに攻撃しようとしたら、ゲーマーは直ぐに足場を消して、斜面をまた作り出す、
「(その差で私の攻撃をよけたのか、このゲーマーは)」
「(うーん、今のばれたな)」
元凡人は直ぐに体制を整えて、再びゲーマーに攻撃を加えようとするが、支配人の狙撃と凡人の投石で防がれる、元凡人は武器を斧に変えて投擲をした
「「!!」」
支配人と凡人はそれをよけるが、元凡人は直ぐに凡人の近くまで飛んできて、凡人に物理で攻撃していた
「ふっ!」
「ち、この」
元凡人は武道にも心得があるのか、凡人に対する肉弾戦が激化していった、凡人も戦車と王に鍛えられているので、何とか食らいつけたのだが、
「くっ、足場が」
凡人たちはゲーマーは作った足場の上で戦っているが、ここは富士山の火口である、時折富士山のマグマが軽く噴き出していて、温度が上がり、凡人たちの体力と水分を奪っていった、元凡人は時折動きを止めるような動きをして、水分補給をして凡人を追い詰める、凡人たちも水分補給ができるようにしてるが、元凡人は水分補給の際に武器での攻撃をしてるので上手く補給ができない。
「(まずいな、俺や支配人は水分補給ができるが、凡人は別だ、)」
ゲーマーは元凡人の異常なまでの凡人への執着に恐怖すらも覚えていた、勿論それは支配人も覚えているが、凡人は
「おりゃああああ」
そんなことを考えずに戦っていた、先ほど怪我をしたのだが、それを気にせず戦闘を続ける、凡人の特性である「理性蒸発」を使い身体能力を底上げしているが
「惜しい」
元凡人はそれを気にせずに攻撃をしている、元凡人は手袋に小さいとげを作っているのか?凡人にいくつかの傷ができてくる、凡人の体に傷が多くできてくる、ちりも積もれば山となる。凡人の体からは血が出てくる、高校生の凡人には辛い傷と痛みが走りついに
「終わりだ」
凡人の体に元凡人の攻撃だ突き抜ける。
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「がはっ」
「凡人」
「遅い「疾風」!」
支配人が凡人を助けようと攻撃をして、ゲーマーが凡人を助ける、直ぐに僧侶からの治療薬を凡人にかけるが
「ヒューヒュー」
「(ダメか、凡人の胴体は穴が開いてる状態だ、これは)」
致命傷、それが
「ゲーマー」
「!「雁行」ぐっ」
ゲーマーが攻撃され
「はや「仮縫」えっ」
支配人が肩から斜めに切られた、支配人がそのまま意識を手放す。
「これが今の処刑機関か」
元凡人は計画を始めようとした
「と、ここまでが、あいつの筋書きか」
世界が書き換わる
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