いつもの日常へ、戻らせろよ!
異能の護符の任務が終わり、それぞれが帰路に付いている時に、電車に乗っている凡人の元に一通のメールが届いた、それは今回の任務の裏方を担当した経営者と開発者からである。内容は任務のお疲れさまと言う物と凡人の護符を見てみたいという物であったが
「なんで?俺は今すぐにでも寝たいのだが?まぁ王も許可してるし」
凡人は適当な場所で降りて、直ぐに近くのタクシーを拾ういくつかの場所を経由して着いたのは今は使われていない大きな運動場であった
「経営者、開発者」
凡人が着くよりも前に二人の女性がその場にいた、白衣を着て着る開発者と制服を着た凡人であった
「よう、お前私服かよ」
「悪いかよ!」
「いいけどよ、じゃこっち来てくれ」
開発者に連れてこられた所はどこにでもある建物だが、その中にはいくつもの機械人形ができていた
「んじゃ、説明するぞ凡人、経営者」
「私も?」
「ああ、今回の実験は凡人の護符の活用範囲を上げる事だ」
「ドゆ事だ?」
「あほにも分かり易く言うと、お前の護符については詳細が王から俺達に通達されている、そのおかげで今機関ではお前の配置に荒れてるんだ」
「それは私も来ています」
「ヘイ!説明プリーズ」
「「阿保」」
経営者曰く、今回の任務で凡人は攻撃系の護符であるかとが分かったので戦場に出すことはできなくても、支援はできるのではないかと言う事や、後方に配置してくれなどの意見が出てくるだけでなく、
「お前が前衛に出てくれと言う話も出てきている」
「え、いくら出る」
「お前は金で動くな!」
目を金にしている所で経営者に殴られた、凡人は金が絡むと桁で決める
「で、お前がどれくらい戦えるかを改めて確認したいんだ、それに俺が選ばれたんだよ経営者は凡人の援護」
開発者は何体かを外に出し、凡人の前に配置した、凡人も護符を使い雷を見に纏っている
「じゃあまずは、その雷で距離を取りながら三体を破壊してくれ」
「了解!」
凡人は雷で弓を作り矢を三本出す
「放て!雷弓」
凡人が三本の雷の弓を放ち、機械人形を破壊する。人形自体は直ぐに壊れたのだが、凡人が作った雷の矢は当たってすぐに消えてしまった、開発者はこれを見て雷の矢で壊したというよりも矢が当たり人形が人形の方で爆発が起きたのだと考察した
「畜生、」
凡人は攻撃を放った直ぐに体からありえない程の汗をかきだした、経営者も直ぐに凡人に水を飲ませて、水分補給をさせる。
「大丈夫か?凡人」
「生きてるから何とか、でもやっぱり消耗が激しいな」
開発者が作ったドリンクも飲まされて凡人はまた護符を使い戦闘を開始する
「こい」
「よし、次はこいつらだ」
開発者はまた三体出して今度は近接戦をやらせる、凡人は足に雷を集中させて攻撃をする、凡人は近接戦の方が生にあっているらしく、今度は余り消耗せずに乗り切ったしかもちゃんと雷を当てて破壊できているので凡人の特性について開発者は考察をしていた
「(凡人は近接戦がメインか、騎士と戦車に頼っていた処刑機関の13役にとってはありがたいが、こいつに立たせるのは心苦しいな)」
開発者も凡人が戦場に立つ事は反対の立場ではあるが処刑機関は政府にあまりたてつくことはしないので、凡人が戦場に立たなければいけない状況になれば凡人でも戦場に行かなければいけない
「凡人、まだいけるか?」
「なんか行けるぞ!」
「経営者!お前も護符の準備をしろ!」
「は、はい!」
開発者は人形を更に数体作り、凡人たちの前に出す経営者は護符を発現させる
「来い!世渡り」
経営者の護符はペンダントであり、その能力は
「他人と協力することが前提の経営者の護符、世渡り‥他人の動きに合わせて自分に都合の良いように環境を変化させる、という物だが実際に目をするのは久しぶりだな」
開発者は凡人に護符を使わないように、刀で戦わせ経営者には援護に回せる。人形の一体が凡人に拳で攻撃しようとしたが、凡人は刀で防ぎそのまま攻撃する。
「流石だな、身体能力なら凡人もかなりの物だがな、他人と協力するというとなるとそれが一層輝く、逆に経営者も動けないという事にならないな」
現に経営者も小型の銃で応戦している、人形の関節部分に銃弾が当たり、動きを止めた所に凡人が刀で切りかかる、その動きを繰り返しているうちに人形の方も学んだのか?経営者を倒そうとするが、今度は経営者がなんと人形が反応できない動きで、攻撃をする
「ちゃんと連携が取れているな、経営者もあいつの場合は相手の動きにも対応でっ切るから便利なんだよな、凡人も刀で戦うとやっぱりなんか強いんだよな」
経営者と凡人が人形を倒した後に開発者は経営者をいったん下がらせて、凡人にまた護符を発動させる、凡人は始めの頃に比べてスムーズに発動できていた
「(護符は発動するごとに体になじんでくる、つまり凡人も発動を何回かすればなるんだが、随分早いな)」
「雷化」
凡人は体全体に雷を纏わせる、その姿はさながら雷その物であった開発者はかなりごつい人形を出してきた、
「こいつはパワータイプの奴だ、お前はどうする」
パワータイプの人形は大きな拳を振り下ろす、凡人はかなりの速さでそれをよけるが人形は直ぐにいくつかの球で反撃する
「なんでボール?」
「だってミサイルはめんどくさいし」
「そこなんですか?」
凡人は直ぐに攻撃をするが、パワーが足りないと思い足に雷を手中させる
「雷撃、残花」
人形の関節部分に攻撃があたり一瞬動きが鈍くなった、そのスキに凡人は拳に雷を手中させて、更には雷を槍のようにする。
「天雷、落星」
槍の雷をかかと落としの量領で攻撃する、人形は黒焦げになり壊れる。これには開発者も楽しそうな表情を向けている
「はぁはあ」
「凡人」
経営者は飲み物を凡人渡す、凡人はそれを直ぐに飲み干す凡人の体から煙が噴き出す、表情も焦りが見せている。
「流石だな、凡人、あのタイプを良く倒せたな!でもかなりの辛さだな」
「ああ、すごい辛い・・・俺にはまだまだダ」
「(よく言うぜ、本当なら騎士当たりで試したいものなんだがな)とりあえずしばらく休んでくれ、経営者!今度はお前だ、準備しろ」
「え?」
開発者は凡人を横にして、経営者の訓練の準備をする。拒否権が無いと理解した経営者は直ぐに準備をして人形と戦闘を開始する、
「うわああああ!」
「はははは、集中しないと怪我するぞ」
凡人は寝ながらその光景を見ていた、経営者が混乱する様子を見ていたら凡人も楽しくなってしまったので、大笑いしたら石を投げられたのでスマホで撮影したら開発者にばらされたので、一緒に付き合わされたのである。
ーーーーーーーーー
「ぜぇぜぇ、」
「疲れた、なんで何時間も」
経営者と凡人はかなりの疲労で息を切らせて、地べたにはいつくばっていた、その光景を見た開発者も流石に申し訳ないと思いエナドリを授けた
「でもお前ら二人はかなりの実力をつけてるな、これなら王の訓練も耐えられるな」
「いやですよ、私も戦場には出たくないです」
「俺は訓練はごめんだ」
凡人は騎士と戦車の訓練を思い出しながらも話した、過去の訓練では凡人は耐久力を上げる為に縄を括りつけられて落としたり、ジップラインを高速で動かされたり
、観覧車を手だけで上らされたりとめんどくさい訓練をされたりと耐久力の訓練だけでも地獄なのに、戦闘訓練だと手ぶらで動物とのふれあいから、何も持たずに二人との戦闘でかなりの速さで逃げるなどの事をしていたのである。
「それは・・・きついな」
「私も逃げるわよ?」
「だろうな、俺は逃げれなかったよ・・・因みに暗殺者も一緒になってた」
凡人はその光景を思い出したくないのか、かなり遠い目をしていた、開発者もコーヒーを渡して、休ませた
「あれ?目から水が」
凡人は泣いた、その日は二人の女性に慰めたのであったのである。
「今日は寝ようか、学校は休学扱いだし
「初めて聞いたのだが?」
凡人は更に泣いた、その日その工場には男の鳴き声が響き、持つ一つの七不思議となったのである。
「ねむ」
気づけば次の日になり、凡人はなぜかテントの中で寝てた、開発者に聞くと、凡人だけをテントに寝かせたらしい、二人は工場の中にある天秤ついのベッドで寝ていたので凡人は更に泣いたのだが、開発者の発明の実験台にされかけたのですぐに逃げた
「なぜ逃げるんだ、朝食は勝手に食え」
「お前の発明は人権無視だろ(コーラを飲みながら)」
「私も少し怖いです(おにぎりを食べながら)」
開発者は食事をしている二人に今日の予定を伝えた、今日は護符での連携である。年齢的にも戦術的にも経営者と凡人はコンビを組む可能性は高く、いつでもコンビを組むことができればいいと言うことらしい
「まずは凡人は護符を発動させろ」
「雷撃の園、発動」
「経営者もな」
「護符!発動」
開発者は色んな人形を出して、二人に戦わせる
「凡人は近接、経営者それの援護」
「はい!」
「おう!」
凡人は雷を蜘蛛の糸のように使い人形の動きを鈍くする、そのスキに経営者は銃で人形の頭部に銃弾を当てた、それと同時に凡人は蹴りで破壊する、凡人にスキができたのか?人形が攻撃をしようとしたら、人形の壊れた足を投げ、人形に当て凡人は裏拳で破壊する。
「連携としてはまだ甘いな、けれども年齢が近いからな何を考えているのかは分かり易いんだな」
凡人と経営者の連携攻撃の速度はかなりの物で、開発者もその速度であの連携であの攻撃できるのかよっと驚いていたのである。それがしばらく続いた後に開発者のデータ採集は終わったのである。
「いやぁ~よかった、お前らのおかげでいいデータが取れたよ、お前らは本当にいい実験台だな」
「その言い方やめろ!」
開発者は凡人と経営者の二人を機械に通して正確なデータにしてよく見る、二人の護符も身体能力も最初に比べて成長しており、他の機関の構成員と同じとは言わないが、それでも肉薄するほどの実力までは行けると踏んでいる、開発者はそれ以上の成長を目指していたが、届かなかったことに多少のショックは受けているが、それでも凡人の護符の底力を見えたので、気味の悪い笑顔を浮かべた
「よし、これで実験は終わりだ」
「二日しかしてないぞ」
「いいんだよ!必要なのは量ではなく、質量だ」
開発者はそれ以上の事を沢山言っているが、凡人は言いたいことがあるらしくm夜空に向かって大きな声で叫んだのである。
「いい加減に帰らせろよぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!」
凡人は無事に帰ることができました。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます