凡人!自由人!共闘開始

「これは」

やぁ、今回は私が地の文を務めるよ、兎に角今の状況だが・・・私たちは四人で湖のがれきの一つに浮いている元凡人と対峙している。さすがと言うべきか?元凡人は直ぐに状況を察した、更に

「今の私の容姿は、赤いドレスを着た、24歳の女性で髪は白で胸は100を超えている所謂モデル体型だよ」

「関係ないだろ」

「いいだろ?凡人・・・私は自由人だから、自由に行くのさ!」

戦闘は直ぐに開始された、私の傀儡がまず元凡人に攻撃を仕掛けようと近づいたが、元凡人はどこからか取り出したのか、指輪を取り出して形状を変化させていく

「くっ」

「機械でも痛覚があるのだな」

なるほど、指輪を双剣にしているのか・・傀儡では無理だな

「どけ!」

「凡人様!」

「おらああああ!決死の飛び蹴り!」

「(双剣を構える)くっ」

ほぉ、今の凡人の蹴りを受け止めるか、けれど私の男もただの高校生と見ない方がいい、凡人は剣を壊せないと感じ、今度は剣を地面のようにして軸に後ろに飛びのくか、実況席でも用意するか?

「形状変化、グローブ」

「傀儡!俺の刀をよこせ」

「は!凡人様」

 凡人は私の傀儡から一振りの刀を受け取り、変化させたグローブとぶつける。火花が散るが、二人ともそれを気にせずにそこからも攻防を開始する。

「おらぁあ!」

「甘い」

刀とグローブと剣技と拳技が炸裂する、元凡人もどうやらウチの凡人が「刀での戦闘」に関しては情報不足のようだね、実際に元凡人は凡人の刀の戦闘速度についていけてないところが目立つね

「くっ(刀だと、なぜ)」

「まだ行くぞ」

 凡人は空間を上手く利用して大立ち回りにして、すきを見つけて切り下している、しかし、元凡人はその攻撃をよけて、ファイティングポーズをとり、ワンツーで攻撃をしてるが凡人は刀で受ける、通常横からの攻撃には弱いはずだが凡人の刀は処刑機関の特別性なので横からでもかなりの硬度である、凡人は更に刀で連続で切りかかるが、元凡人はそれをグローブで防ぐ・・・あのグローブもかなりの固さだな、凡人の刀はコンクリートの建物も切断可能だが

「ふぅー」

「はぁはぁ」

流石に息は切れてるか、まぁだろうな

「支配人!」

「わかってる、踊りなさい!ダンスライフル!」

支配人も加わったか、にしても支配人は相変わらずライフル…なるほど、乱射と

「!跳弾だと」

「そうよ、私の護符の進化を使ったの、それに」

「刃段!横凪」

「くっ、凡人」

支配人の弾丸は瓦礫や木に当たると跳弾するし、凡人は刀での技を披露する。流石に捌けずに攻撃を受けるが、

「変化!槍・・・一心」

「!あぶね!」

変化させた槍が凡人を襲うが、凡人は刀で受け止める。そして傀儡もまた攻撃を加えようとするが、それも元凡人は何とか受け流す。元凡人と凡人、そして傀儡と支配人の攻防は激化をしていく、この状況でゲーマーはいくつかの策を弄したが、それも四人の攻防の中では意味を見出せなかった、それほどまでに四人の戦闘はかなりの激しさであった。

「くっ」

「報告 損傷率が40%を超えました これ以上の戦闘は危険です」

「傀儡!戻れ、支配人援護を頼む」

「了解」

参ったな、凡人は元凡人と刀同士の戦闘を開始して、傀儡を壊しそうになってるなんて・・・こいつ?人間?

「自由人!俺の刀の強度を上げられないか?」

「むり♪」

「諦めんな!」

「凡人!来るわよ」

凡人は元凡人と更に戦闘を激化させていく、傀儡は戦闘を回避する為にゲーマーの近くにいき、休止モードに入る。流石に傀儡でも辛いかな?私もそろそろ限界が基層だし・・・元凡人の戦闘力は戦車と騎士よりも上だね、それに彼が持つ技術は独自の物だね、支配人も狙撃で援護をしようとするが、凡人は戦闘が長引くにつれて動きが鈍くなっている、そのせいで支配人も上手く援護ができなくなっている。

「(まずいな、元凡人の体力も減ってるはずなのに)」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「うん、あの子の作戦は悪くない、元凡人を倒すためにまずは幻想世界を作って体力と集中力を削った・・・けれどだめだよ、凡人だって最初の攻撃でダメージを追っているんだから」

私は戦闘をしている三人の元に、ある人物と共に乱入する

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「くっ」

凡人の刀を折られた、まずい!

「凡人!」

「よけろ!」

周囲の時間が遅くなる、人間が感じる感覚かな、まるで世界が崩れるように

「暗器 三川」

「な!」

私達の時間の流れが戻る、すると凡人と元凡人の間にナイフが投げられた、と同時に元凡人の体に赤黒いナイフが三本刺さる

「ここからは私が引き受けよう」

そこにいたのは、攻撃をした暗殺者と私たちの本体・・自由人様であった。




「やぁ凡人」

凡人と元凡人の戦闘中に凡人が殺されそうになった、俺事ゲーマーは何もできずに立っていたが、途端に暗殺者とすごい美少女がいた。

「暗殺者!それと・・・ロリ?」

「久しぶりね、陰湿ゲーマー?」

「やぁ、ゲーマー、久しぶりだね」

久しぶりって、俺は君みたいなロリータは知りませんが?髪はロングで黄緑色で?服装はゴ、ゴスロリ!んで目が青と黄色のオッドアイ、中二病?

「何か言いたそうだね?でもそれは後でね」

暗殺者は可愛い子に目を配らせて、元凡人に攻撃を開始する。元凡人は槍をグローブに変えて接近戦を仕掛けようとする、まずい!暗殺者のような暗殺専門の奴は近接戦闘に弱い

「なんて思ってる?ゲーマー」

暗殺者はナイフを両手に持って(逆手ね)近接戦をしている、まじで?なんで近接戦もできるの?あいつ

「はぁはぁ、なぜだ」

「残念ね、私はこれでも元軍人よ!この程度の武器おもちゃの扱いは慣れているのよ」

「嘘だろ!お前亡国の姫様だろ!」

「あー凡人、それ軍人の後のやつ」

「?????」

「それは後でね」

暗殺者は更に元凡人に戦闘を仕掛ける、暗殺者が来ているのはメイド服だぞ!なんであの服でアクロバティックな動きもできて攻撃も連続でできるの?

「さて、凡人君?君の護符の力を解放しようか」

「は?」

ん?あのかわいい子なんていった?凡人の護符の開放?

「おや?なんの真似かな?支配人ちゃん」

なんか気づけば支配人が可愛い子にライフルを向けてる、俺?俺は傀儡の前で暗殺者と元凡人の戦闘を解説しながらコーヒーを飲んでいますが?だって俺が戦ったって負けるだけだし、にしても凡人の護符の開放か、


「悪いが、今回の戦いは君の護符がかかっている」


その日から処刑機関の中から怪物が生まれたのである。

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