賽が舞う

　幼いころから人ならざるモノが見えていた宗介。
　そのせいで奇妙な行動をとることが多かったため気味悪がられるようになり、次第に人との関りを避けていた。

　京都へ修学旅行に行ったとき、人ならざるモノに襲われ抗う気力を失くしかけた時、同級生の甘楽に似た人に助けられる。
　そのことがきっかけとなり、宗介の中で気持ちの変化が生じてくる。

　そんな時、唯一宗介の味方でいてくれた幼なじみの匠実の周りで不思議なことが起こり始める。

　次第に様子がおかしくなる匠実。

　匠実を守るべく立ち向かうがそこには……。



【主要キャラクター　紹介】

◎山城　宗介（やましろ　そうすけ）
　主人公。高校二年生。
　霊力が強く、小さいころから妖や鬼が見えるせいで奇行が多く、孤立していた。
　祖父の代までは『払…続きを読む