52. BBQ

「美蘭ちゃん久しぶりー!」


「理沙ちゃん久しぶり!」


今日は、理沙ちゃんたちと約束していたBBQをする日。理沙ちゃんたち4人には終業式ぶりに会う。


「美蘭ちゃん宿題終わった?」


「うん、終わった!」


「すごい!私まだ終わってない…。」


「理沙ちゃんすぐ終わらせてるのかと思ってた!笑」


「全然、宿題は嫌すぎて毎回ギリギリなの。笑」


「めっちゃ意外!笑 美蘭もほくに嫌々やらさせられた…。笑」


「そうだったんだ。北斗くんスパルタなんだね。笑」


「うん…。いっぱい勉強させられてる。」


ほくにいっぱい勉強させられていたから今日遊ぶのすごく楽しみ。


「ついたー!」


「川だー!!!」


BBQ場についた。川があってその側でBBQができるみたい。


「美蘭、理沙ちゃんと美香ちゃんと一緒に着替えに行こ!」


「うん!」


「美蘭、」


「ほく、どうした?」


「これ着て。」


「あ、ありがとう。」


女の子達で水着に着替えに行く。

ほくがパーカーを渡してくれた。海に行った日はすごく暑かったから、今回は薄いパーカーを持ってきてくれたみたい。


「美蘭ちゃん水着かわいい。すごく似合ってる!!」


「ありがとう!美香ちゃんの水着もすごく可愛い!」


「ありがとう!BBQ楽しみだね!」


「うん!!お腹すいた!笑」


みんな水着すごく似合ってる。かわいい。


「よし、じゃあ行こっか!」


「行こ行こ~。」


着替え終えて、BBQ場に戻る。


「よーし、じゃあ、買い物行く奴と残って準備する奴に分かれよーぜ。」


「うん!そうしよ!」


「じゃんけんで4人ずつ分かれるでいい?」


『うん!』


じゃんけんの結果、ほく、美香ちゃん、美咲ちゃん、駿くんは買い出しで、私、結衣、寛太、亮太くんは残って準備することになった。


「寛太、俺と交換して。」


「やだ。買い出し遠いじゃん。笑」


「ダメ?」


「無理。笑」 


「じゃあ、美蘭ちゃん買い出し一緒にする?」


「やだ。笑」 


「北斗、美蘭と一緒にいたいだけかよ。笑」


食材売ってるスーパーが少し遠くて買い出しは大変そう。だから、ほくのお願いを断った。笑

ほくは残念がってる。


「じゃあ、買い出し行こっか!」


「お願いします!気をつけてねー!」


「美蘭、パーカー脱いじゃダメだからね。」


「はいはい。」


ほくが頭を撫でてくれた。買い出しチームがスーパーへ向かった。


「もう、北斗、美蘭のこと好きすぎ。笑 みんなの前でも少し素がでてたね。笑」


「恥ずかしい。笑」


顔が熱い。


「じゃあ、俺らは準備しようぜ。」


「うん!とりあえず椅子と机をセッティングしよう。」


寛太、結衣、亮太くんと私で準備を始める。


「あ、炭もらうの忘れた!」


「確かに!美蘭貰ってくるよ!」


「美蘭ちゃん、炭重いし俺も行くよ。」


「ごめん、ありがとう。」


BBQ道具が置いてある小屋で炭を貰うのを忘れてしまった。結衣が言うまで気づかなかった。

亮太くんと一緒に炭をもらいに行くことに。


「美蘭ちゃん、夏休みどこか行った?」


「うん!海行ったり、買い物行ったり、色々お出かけしてる!」


「めっちゃ充実してるじゃん!」


「うん!亮太くんはどこか行った?」


「俺は、部活と宿題であんまり出かけてないな。夜ご飯食べに行ったりはしたけど。」


「そうなんだ。じゃあ、今日楽しまないとね!」


「うん!」


亮太くんと話しながら小屋に行く。意外と遠かった…。


「あ、炭あったよ!」


「お、じゃあ、これ持っていこっか!」


「うん!」


「あ、俺持つよ。」


「重たくない?」


「うん。大丈夫。」


「ありがとう。」


結局亮太くんが全部持ってくれた。

美蘭、ただ一緒に来ただけになっちゃった。笑


「美蘭、邪魔者になっちゃったね。笑」


「そんなことないよ。俺、美蘭ちゃんと話せて嬉しい。」


「そう?笑」


「俺さ、」


「うん?」


「美蘭ちゃんのこと好きだったんだよね。」


「えっ…」


「ごめん、びっくりしたよね。」


「う、うん…。」


すごく驚いた。


「でも北斗と付き合ってるの知ってるし、やっぱり2人見てると本当にお似合いだなって思った。まじで北斗に勝てるわけないって思った。笑 」


「…ごめんね。」


「全然。笑 今は違うから安心してね。」


「うん…。」


「そんな申し訳ない顔しないで。笑」


「ごめん、」


「これからも友達としてよろしく。俺、美蘭ちゃんとも他のみんなともずっと仲良くしていきたいと思ってるから!これからもよろしくね!」


「うん!こちらこそよろしくね!」


びっくりしたけど、気まずい感じにはならなくてよかった。これからも友達として仲良くできたらいいな。


「あ、美蘭、亮太くんおかえり!北斗達も帰ってきたよー!」


「ただいま!みんな、買い出しありがとう!」


「美蘭おかえり。暑くない?」


「ほくもおかえり。暑い!!」


「水飲んで。」


「はぁーい。」


ほくたちが買い出しから帰ってきた。今から食材を焼いていく。


「美蘭、食べな。」


「ほくありがとう。」


ほくがお肉を焼いてくれる。


「おいしい!!」


「よかった。笑」


「北斗、私にもちょうだい。」


「はい。」


「ありがとう。」


お肉すごく美味しい。


「お腹いっぱい!」


「美蘭も!美味しかった~!」


いっぱい食べた。すごく美味しい。

みんなお腹いっぱいで川に入る前に少し休憩をした。


(理沙)「あ、そうだ!みんなで写真撮ろうよ!」


(結衣)「いいね、撮ろ撮ろ!」


(亮太)「じゃあ、俺撮るよ~!」


(結衣)「ありがと~」


(亮太)「はいチーズ。」


みんなで写真を撮った。すごく楽しい。


「美蘭、俺とも撮って。」


「うん、いいよ!はいチーズ。」


「ありがとう。」


隣にいるほくともツーショットを撮った。


(結衣)「美蘭、4人でも撮ろ!」


「うん!」


結衣、寛太、ほくと4人でも写真を撮った。


「ほく近い…。」 


「いいじゃん。」


「いいけど、」


「ドキドキした?笑」


「…してない。」


写真を撮るためほくがすごく近くに来た。本当はすごくドキドキした。



(理沙)「よし、じゃあそろそろ入っちゃう?」


(寛太)「そうしよー!」


(美香)「あ、日焼け止め塗らないと!」


「確かに、美蘭も塗る!」


今日すごく暑いから焼けちゃうかな…。


「美蘭、後ろ塗ってあげる。」


「あ、ありがとう。」


ほくが背中や腰、足に日焼け止めを塗ってくれる。

ドキドキする。


「できたよ。」 


「ありがとう。」


「顔赤い?暑くない?」


「うん、大丈夫。」


「水飲んで。」


「ありがとう。」


恥ずかしくて顔が熱い。ほくは暑さのせいだと思ってるみたい。バレてなくてよかった。


「気持ちいい~!!」


「やばい、最高!」


浮き輪を持って川に入る。川の中は冷たくてとても気持ちいい。


「美蘭、こっち向いて。」


「ん?」


カシャッ


ほくに写真を撮られる。


「ほく、撮りすぎ。」


「もっと撮りたい。可愛い。」


「やだ。ツーショットがいい。」


「かわいい。一緒に撮ろっか。」


「うん。」


一緒に写真を撮る。

ほくが私の腰に手を回す。


「ほく恥ずかしい…。」


「え?」


「手。」


「だめ?でも、水の中だから見えてないよ。」


「ドキドキするもん。」


「ドキドキするの?」


「うん。」 


「えー、やめてほしい?」


「うん。」


「やだ、笑」


「なんでよ。」


「恥ずかしがってるみぃが可愛いから。」


「いじわる。」


ほくが意地悪してくる。


「ほら、写真撮るんでしょ。」


「…うん。」


その後も腰に手を回したまま写真を撮られる。絶対変な顔してる…。


「あーーー。みぃ帰ったらシよ。」


「え、」


「だめ?」


「いいよ。」


「やったー!!」


ほくがすごく喜んでる。


「それまで我慢するわ。」


「うん、して。」


「可愛過ぎる。水着で他の男と話しちゃだめだよ。」 


「え、そんなの無理だよ。今日亮太くんとか駿くんもいるじゃん。」


「えー。俺嫉妬する。だって美蘭エロいんだもん…。」


「変態。美蘭の身体ばっかり見て。」


「すいません…。」


「ひどい。体目的だ。」


「それは違うじゃん。俺美蘭のことどんだけ好きか知ってるでしょ?」


ほくにキスされる。


「かわいい。」


「もう、みんなに見られたらどうするの。」


「ごめんごめん。笑」


ほくに頭を撫でられる。


(理沙)「美蘭ちゃんたちー!みんなでボールで遊ぼ!」


「うん!分かったー!」


みんなでボールを使って遊ぶことに。ボールを落とした人が負けみたい。


(理沙)「いくよー!」


『はーい』


(亮太)「あ、俺、」


ラリーがすごく続いてる。


「あ、美蘭いきまーす!」


私も打ち返すことができた。


(結衣)「あ!寛太負けー!」


(寛太)「いや、今のムズすぎだろ!笑」


(結衣)「罰ゲーム!」


(寛太)「え、罰ゲームあんの?」


(結衣)「ない。笑」


(寛太)「ないのかよ!笑」


(結衣)「え、でも罰ゲームあった方が楽しそうだよね!」


(理沙)「たしかに!」


(美香)「いいね!」


(結衣)「あ、じゃあ、ゲーム終わった後一番弱かった人が一番強かった人の言うこと聞くのは?」


(理沙)「いいね!そうしよ!笑」


一番弱かった人には罰ゲームがあるみたい。美蘭大丈夫かな…。


「美蘭ちゃん、行くよ!」


「はぁーい!っうわぁっ」


「え!ごめん!」


ボールを打ち返そうとしたらよろけて、ボールが顔に当たってしまった。


「美蘭、大丈夫?笑」


「ん、だいじょぶ」


「よかった。笑」


「ほく笑いすぎ。」


ほくが私のほっぺに手を添える。心配してるけど、めっちゃ笑ってる…。ひどい。


(亮太)「美蘭ちゃん、ごめん!大丈夫?」 


「全然大丈夫!笑」


「美蘭、いける?」


「うん、大丈夫。」


ほくに頭を撫でられる。まだ笑ってる…。


「じゃあ、いくよー!ほく、」


「はーい。」


気を取り直して、もう一度再開する。


「よし、じゃあ次で最後にしよ!」


『はーい。』


最後に一回ラリーをすることに。


「終わったー!」


「みんな点数は?」


ボールを落とした人が-1点入ることになっていた。私は、-8点だった…。


「じゃあ最下位は美蘭だ!笑」


「やっぱり。笑 みんな上手だった…。」


「美蘭球技得意なのに。笑」


「水の中でやるのは難しかった。笑」


球技は好きだけど、最下位になってしまった。


「1位は?」


「俺、0点。」


「まじか!?北斗、強いな。」


ほくは一回もボールを落とさなかったみたいで0点だった。


「はい、じゃあ、美蘭が北斗の言うことを聞く。笑」


「はぁーい…。ほく、なに聞けばいい?」


「えー。どうしよう。これなんでもいいの?」


「え~、北斗変なことはダメだよ。笑」


「え、それ以外思いつかない。」


「ほくやめて。」


「えーー。どうしよう。思いつかない。」


「キース!キース!キース!」


「え、!」


『キース!キース!キース!』


「まって恥ずかしいすぎる。」


「美蘭俺はいつでもいいよ…!!」


ほくが肩を組み、ほっぺたを指さしてくる。恥ずかし過ぎる。

 

「きゃーーー!!!」


「やばーーーい!!」


「うぉー!!!」


ほくにほっぺにキスする。顔から火が出そう。



「美蘭、顔赤すぎ。笑」


「恥ずかしい。最悪。」


「え~、俺は嬉しかったけど。」


本当に恥ずかしかった。みんなは盛り上がってるけど…。


「よし、じゃあそろそろ帰ろっか~。」


「そーしよー!楽しかった!!」


「美蘭も!また遊ぼうね!」


「うん!」


川から出た後着替えて家に帰った。


「ただいまー!」 


「おかえり!BBQどうだった?」


「すごく楽しかった~!!」


「よかったわね。2人とも夜ご飯食べる?」


「うん!でもまだお腹すいてないかも。」


「俺も。」


「じゃあ、冷蔵庫にご飯入れとくから、お腹すいたら温めて食べてね。」


「はぁーい!ありがとう!」


「ありがとう。」


まだお腹が空いていなかったので、ほくと私の部屋に行く。


「楽しかったぁ~!」


「楽しかったね。みぃ顔赤い。笑」


「絶対焼けた…。」


「可愛い。」


「可愛くない。」


「え~、可愛いのに。」


「可愛くないもん。あ、ほく、」


「どうした?」


「ちゅーしていい?」


「いいよ。」


「やったぁ。」


ほくにキスをする。


「んっ」


「みぃ、可愛い。」


「可愛くないもん。」


「なんでちゅーしていいか聞いてきたの?笑」


「だってちゅーしたかったんだもん。」


「なんでしたかったの?」


「さっき、ほっぺにしかちゅーできなかったから。」


「え、その前に俺がちゅーしてあげたじゃん。」


「だけどその後してないもん。」


「そうだね。笑」


「うん。」


やっとちゅーできた。


「美蘭ちゃんほっぺにしかしてくれなかったから。」


「ほくがほっぺ指さしたんでしょ。」


「まぁ、そうだけど。だって、口にちゅーしたら俺止まんないもん。それにちゅーした後の美蘭の顔エロいもん。」


「そんなことないもん。」


「ある。今だって、エロい声出してたし。」


「恥ずかしいからやめて。」


「かわいいね?」


「やだ。」


「可愛いーーー!」


ほくが思いっきりぎゅーしてくる。暑い。


「もう、髪ボサボサになった。」


「可愛いよ。」


「ねぇ、さっきから可愛いしか言わないじゃん。」


「可愛いもん。」


「はいはい。」


「みぃ、」


「何?」


「好きだよ。」


「みぃも、大好き。」


「ありがとう。」


ほくにキスされる。


「んっ、はぁっ」


「きもちーね。」 


「ん。」


ほくの手が私のズボンの中へ。



「みぃ可愛かった。」


「ん。」


「もう可愛過ぎてどうしよう。早く結婚したい。」


「みぃも。」


「腰痛くない?」


「うん、大丈夫。」


「よかった。水飲んで。」


「ありがとう。」


ほく優しい。


「そろそろ寝よっか。」


「うん。」


「おやすみ。」


「おやすみ。」


夜ご飯を食べてお風呂に入り映像を見て寝る。明日もなんともないみたい。よかった。




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