48. もうすぐ夏休み

「終わったーー!!」


「よっしゃーーー!!」


テストが終わった。数学もなんとか赤点を免れた気がする。


「美蘭、お疲れ!」


「結衣もお疲れー!」


「ねぇ、今日4人でご飯食べにいかない??」


「いいね!行こ!」


「やったー!お腹すいた。」


「美蘭も。早く行こー!」


いつもの4人でお昼ご飯を食べに行くことになった。


『いただきます』


「みんなテストどうだった?」


「美蘭は数学以外なら…。」


「寛太は?」


「俺は全然ダメだわ…。」


「ほくは?できた?」


「まぁまぁかな。」


「北斗絶対めっちゃ出来てるでしょ。」


「いつも通り。」


ほくはめちゃくちゃ勉強できる。すごい。


『ごちそうさまでした。』


お昼ご飯を食べ終わり、ご飯屋さんを出る。


「ねぇ、今からショッピングモール行かない??」


「いいよ!結衣、何か欲しいものあるの?」


「もうすぐ夏休みでしょ?海いきたくない?」


「行きたい!!」


「水着買おうよ!」


「いいね!!買う!!」


テストが終わったから夏休みが待ってる!!楽しみ。


「結衣、俺も海行っていいよね?」


「まぁ、そのつもりだったけど。北斗、美蘭が心配なんでしょ?笑」


「水着とか俺がいない時に着ないで。」


「はいはい。ほくも来るなら着ていいでしょ?」


「うん。」


心配性だなぁ。


「ここのお店めっちゃ可愛い。」


「いいね。美蘭似合いそう。」


「ほくー、どれがいい?」


「やばい。どれも可愛いんだけど。美蘭が着ればなんでも可愛いよ。」


「ねぇ、真面目に答えて。」


「うわぁ。マジでこれ着るの?エロくない?」


「結衣ー、美蘭どれがいいかな?」


「これとか似合いそう!」


「美蘭もこれ好き!」


「私はどれがいい?」


「これ!絶対似合う!」


「いいね。じゃあ、買っちゃう?」


「買っちゃお!」


ほくは全然話を聞いてくれないから結衣に選んでもらった。


「やばい夏休み超楽しみ。」


「美蘭も!!」


「夏祭りとかあるよね!北斗と行くの?」


「確かに!全然決めてないけど、行けたらいいな。」


「海とか、夏祭りとか楽しみいっぱいすぎない?BBQもしようよ!!絶対楽しい!」


「しよ!!やばい。楽しみすぎる。学校頑張れる。」


「ね!頑張るわ私。」


夏休み楽しみがいっぱいすぎる。


「美蘭、もう買ったの?」


「うん。買った!」


「え、俺見てないんだけど。」


「海行ってからのお楽しみねー!笑」


「え、めっちゃ気になるじゃん。」


「楽しみにしてて。」


「マジで楽しみ。」


「夏休み楽しみ!!」


「だね。お勉強もしようね?」


「えぇ。夏休みだよ?遊ぼうよ。」


「俺と同じ大学行くでしょ?」


「いくけど。」


「じゃあ頑張ろうねぇ。」


「…はぁい。」


勉強もちょっと頑張ろう…。


「よし、色々買えたね!!」


「うん!!また、足りなかったら買いにこよう。」


「そうだね。じゃあ、今日は帰って寝よう!笑」


「そうしよう。笑」


結衣と寛太と別れて家に帰る。


「ただいまー!」


「おかえり!2人ともテストお疲れ様ー!」


「実紅さんありがとうー!」


「やっと終わった…。」


「夏休みが待ってるわね!!」


「うん!楽しみ!!」


高校生初めての夏休み。いっぱい遊ぶ!!


「はぁー、疲れた。眠い。」


「みぃ、数学大丈夫そう?」


「うん!できたはず!!」


「よかった。」


「ほく、いっぱい教えてくれてありがとう。」


「ご褒美ちょうだい。」


「よしよし。」


ほくの頭を撫でてあげる。


「えー、それだけ?」


「この前は喜んでくれたじゃん。」


「俺、1週間ヤらずに我慢して勉強教えたんだけど。」


結局生理がすぐ来て1週間えっちしてなかったな。


「えらいえらい。」


「それだけー?」


「何して欲しいのさ。」


「えっち♡」


「はいはい。後でね。」


「よっしゃぁ!!」


死ぬほど喜んでる。笑


「ねぇ、ほく、」


「どうした?」


「夏休みさ、」


「うん。」


「夏祭り、」


「うん?」


「…一緒に…行こ…?」


「え!!行く!!てか、何その言い方。可愛い。言うの恥ずかしかったの??」


「…うるさい。」


「ねぇ、可愛い。顔赤い。美蘭ちゃんからデート誘うの珍しいね。緊張しちゃった?」


「…してないもん。」


「顔赤いね。」


「もう、うるさい。」


「夏祭り一緒に行こっか。」


「うん!行く!」


なんか、夏祭り誘うの恥ずかしかった。


「んっ」


ほくにキスされる。深いやつ。


「かわい。」


「んっ、はぁっ、」


「ほく、」


「んー?」


「すき、」


「ねぇ、可愛すぎ。」


「ん、」


1週間ぶりってすごい…。


「ごめん。笑」


「はぁー、」


「激しくしすぎた…。」


「もう。絶対腰痛くなる。」


「マジでごめん。はぁ、1週間空いただけなのに…。」


「もう、いいよ。みぃも気持ちかったし。」


「もう一回する?」


「しない!明日学校。」


「学校じゃなかったらもう一回したかったんだー?笑」


「しない。」


ほくにほっぺをツンツンされる…。からかわれてる…。


「ほく、好きだよ。」


「えっ、急にどうしたの?」


「好きって思ったから言っただけ。みぃのこと好き?」


「好きだよ。」


「みぃの方が好き。」


「えぇ。なにそれ。可愛い。」


「ほく、大好きだよ。」


「かわいい…。」


「北斗くん顔赤いね!!可愛いー!みぃのことそんなに好きなんだ?笑」


やり返し。


「好きだよ。」


ほくに押し倒される。


「…ほく、?」


「んー?」


「んっ、今日はもうしない。」


「ん?」


「ねぇ、聞いてる?」


「ん。」


「ねぇっ、んっ」


ほく、全然聞いてくれない。


「あー、可愛かった。」


「ねぇ。しないって言ったのに。」


「美蘭ちゃんがからかうのが悪い。」


「先にからかってきたのはそっちじゃん。」


「でも、最後らへんは結構乗り気だったよ?気持ちかったでしょ?」


「…。」


「ごめんごめん。笑」


「ほくのばか。」


「ごめん。笑」


「ばか。」


「ごめん。みぃのことだと俺、理性無くなっちゃう。許して?」


そんな顔で見られたらなんでも許しちゃう…。


「ご飯食べよっか。」


「うん。」


今日はママ達がディナーに行って夜遅く帰るみたい。


「みぃ、何食べたい?」


「ハンバーグ!」


「分かった。ソファで休んでて。」


「うん。ありがとう。」


ほくが夜ご飯を作ってくれる。


「できたよ。」


「ありがとう!」


「うん。食べよっか。」


「いただきまーす!」


「はーい。」


「おいしい!」


「よかった。」


やっぱりほくは料理が上手。


「みぃ、夏休み何したい?」


「海とBBQと夏祭りは決まってるでしょ?」


「そうだね。」


「あと、プール行ったり花火したり、旅行も行きたい!!あとね、夢の国も行きたいな!」


「いいね。全部やろ。」


「本当!?やったー!!」


「みぃ、いつも頑張ってるしね。映像もキツいのに毎日頑張って見てくれるし。学校も頑張ってる。」


「めっちゃ褒めてくれる。笑」


「偉いよ。いつもありがとね。」


「うん!」


夏休み余計に楽しみになった。


「お風呂入ろっか。」


「うん。」


ほくとお風呂に入る。


「夏休み楽しみー!!」


「だね。赤点じゃなかったらずっと休みだよ。」


「えっ、みぃ赤点…?」


「さぁ?笑」


「ねぇ、違うよね!?」


「分かんない。」


「違う。きっと大丈夫。だよね…?」


「大丈夫だと思うよ。多分。」


「多分って何!?」


「大丈夫、大丈夫。笑」


「もう…。」


「大丈夫。留年したら俺が養ってあげる。」


ほくに後ろからハグされる。


「ねぇ、怖いこと言わないでよ。」


「ごめんごめん。笑」


「もう、暑いから離れて。」


「はぁーい。」


お風呂から出て、部屋に戻る。


「みぃー、早くー。」


「はいはい。」


ほくにぎゅーされる。

この時間がすごく幸せ。


「みぃ、いい匂い。」


「そう?」


「うん。やばい寝そう。」


「まって、みぃ寝かせて。」


「はいはい。」


ほくにとんとんしてもらう。


「おやすみ。」


「おやすみ。」

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